ダウンを取ったパンチは何でした?
井上克也:多分、左だと思うんですけど。最後のパウンドは左で。

最後のパウンドというのは、相手が失神したパンチですか?
井上克也:そうですね。結構手応えがあったので。あれでだと思います。

試合はずっと打撃戦でした。
井上克也:そうですね。何か向こうは、前回の試合は打撃戦だったんですけど、公開練習で寝技ばっかりやってたので、もしかしたら寝技でやるのかなと思ったら、何か上手い感じにレスリングもあんまやってくれなくて。はい。何とかラッキーパンチで倒せました。

打撃戦で行くつもりでした?
井上克也:そうですね。最近、自分的にはとりあえず打撃でやって、まぁ、打撃で詰めて組んだりしたらテイクダウンぐらいの感じなんで。最初からタックルはあんまり無いですね。自分の頭の中では。

「全てにおいて自分の方が上だ』とシムズ選手は言っていました。
井上克也:え〜と、打撃と寝技と総合は自分の方が上でした。レスリングは多分向こうです。

これでベルトに大きく近づきましたね。
井上克也:そうですね。すごく嬉しいです。

マイクで『シムズに勝ったんだから、もう獲って当然』のような発言がありましたが?
井上克也:そうですね。まぁ、何て言うんですかね、絶対は自分は無いとは思ってるんですけど、確率的にはたぶん高いと思います。あと2人のファイトスタイル的にも、自分がそんな負けるんだったら、足関(節)か何かかなって感じなんで。

どっちが来ても問題無いですか?
井上克也:あんまり問題無いですね。ちゃんと良い形で勝てるようにもっと練習したいですね。

どちらに上がってきて欲しいですか?
井上克也:そうですね。あの〜、この間、12月に長谷川選手が門馬選手に勝ったので、敵討ちみたいな感じで、長谷川選手ともやりたいなっていうのがあるんですけど、まぁ、北岡選手でもね、今度は止めを刺したいっていうのがあるので。なので、どっちでも、同じぐらいのモチベーションで練習をやっていけると思うので、どっちでも大丈夫です。

『修斗』のチャンピオンの名前が出ましたけど?
井上克也:そうですね。やっぱり、こう、2つあったらどっちが強いんだっていうのがあるので。自分が結構あるんですよ。あとはプロレスみたいに3冠ベルトとか作りたいなって感じもあるので。いろいろなところに行って、で、勝っていきたいなっていうのはありますね。

対戦が決まったらベルトは賭けたいですか?
井上克也:いや、多分賭けないですけど。自分の判断ではあんまり賭けたり出来ないので。とりあえずベルトとかじゃなくて、単純に対戦したい。その菊池選手と。出来れば中立っぽい所の大会でやりたいんですけど。結構、そうしないと判定とかも、こう寄っちゃうじゃないですか。どっちかでやると。なので、一番手っ取り早いのは『D.O.G.』とかで、どこも関係無いような所でやりたいというのはありますね。

この階級の強い人と対戦したいと?
井上克也:そうですね。『修斗』のチャンピオンは強いと思いますよ。自分もパンクラスのチャンピオンになって、同じ立場で対戦要求したいと思います。

井上選手は“和製カレリン”と呼ばれていますが、スープレックスは封印して打撃中心でいきます?
井上克也:いや。今もスープレックスは売りですよ。

オールラウンドで?
井上克也:そうですね。まぁ、総合なので。全部出来れば楽かなぁと思って。

あくまでチャンピオン同士で対戦してみたいですか?
井上克也:そうですね。チャンピオン同士で。あと、強い人とやっていきたいので。もっと大きい舞台に上がれたら上がりたいなって思いますね。

今日はメインでしたがどうでした?
井上克也:やっぱメインは緊張しますね。あの〜、間が長いので、試合のことばっかり考えちゃって。まぁでも、そのお陰でアップもしっかり出来たので。特にメインでマイナスっていうのは無かったです。

良い緊張感がありました?
井上克也:そうですね、はい。今回、うちの人もいっぱい出てたので、試合観てパワーもらって。

開幕戦で、パンクラス所属の選手がメインでない初めての大会でしたが、その点についてはどうでした?
井上克也:勝ったことに対してはすごい嬉しいですね。シムズ選手には結構、レスリングも強いし打撃も強いってイメージがあったので。試合前に凄いプレッシャーがありましたね。プレッシャーって言うか、緊張みたいな。

最後、W.K.の皆さんが喜んでましたね。
井上克也:そうですね、自分が強くなれたのはやっぱり練習やってるみんなとか、社長とかのお陰だと思ってるので。やっぱり一人では強くなれないので。こう、自分が勝って道場のみんなも喜んでくれるのは凄い嬉しいので。凄い、今日は凄い力になりました。はい。

次は?
井上克也:次は5月1日、空けとくので。あとは練習を頑張るのみです。

今日はW.K.の選手が負けたりもしましたが、『俺が勝たなきゃいけない』という思いはありました?
井上克也:そうですね。2月にまた合宿があるらしいので、ちょっとそういうプレッシャーもありました。勝たなきゃっていう。

井上克也選手database