3月6日(日)の横浜文化体育館大会が目前に迫ってきました。今大会の第5試合で、【第2代ウェルター級王者 決定4人トーナメント】の第2試合として、北岡 悟選手(パンクラスism)との対戦が決定している長谷川選手ですが、現ランキング1位として、これまで何度か王座決定戦をリクエストしてきた長谷川選手としては、今回トーナメントで新王者を決めることに対してどのようなお気持ちでいますか?
長谷川秀彦:まぁ、タイトル戦線にパンクラスの選手が絡まないといけないんじゃないかと思いますので、それはそれで・・・。僕はパンクラスの選手じゃないので(苦笑)、それはしょうがないかなって思います。でも、僕の中ではvs門馬秀貴戦(昨年12月・後楽園ホール)が準決勝ぐらいの感覚ではあったんですけどね。まぁ、納得してやってますね。はい。

2月4日の後楽園ホール大会で行われた同トーナメントの第1試合、ヒース・シムズvs井上克也戦は会場でご覧になっていると思いますが、あの試合をご覧になっていかがでした?
長谷川秀彦:いや〜、もうちょっとレスリングをやるのかと思ったらキックボクシングみたいな試合で。僕はヒース・シムズ選手(チーム・クエスト)が勝つのかなって思ってたら、井上選手(和術慧舟會RJW)が勝っちゃって。ん〜、まぁ、強いなって思いましたね。

見事なKO勝利を井上選手がおさめましたけど、その井上選手が、リング上でベルトを獲った先の話までしていました(※「パンクラスのベルトは通過点。ベルトを獲って、パンクラスの王者として『修斗』の菊地 昭選手と闘いたい」という内容)。会場でお聞きになっていていかがでした?
長谷川秀彦:まぁ、自信があるのは大いに結構だと思いますけど、あんまり遠くを見てると足元を救われるよって感じはしますよね。足元に気を付けて下さいって感じですか。




では、今回のvs北岡戦に関してですが、対戦相手が北岡選手に決まった時の心境はいかがでした?
長谷川秀彦:まぁ、別にトーナメントで勝てば次は決勝なので、相手は誰でも良かったですね。

特別北岡選手だからっていうのはなく?
長谷川秀彦:特にはないですね。まぁ、寝技の選手なので、やりやすいんじゃないかなとは思いますけど。

最近の北岡選手の印象はいかがですか?
長谷川秀彦:どうやったら勝てるのかを良くわかってるんじゃないですかね。あんまりちゃんと憶えてないですけど、とにかく判定まではキッチリ持ち込もうという意識は大いに感じられます。一本取られないような技術はあると思いますね。

長谷川選手の方から、北岡選手は寝技の選手だという発言がありましたけど、長谷川選手はサンボをずっとやっていらっしゃって、一方の北岡選手は柔術をやってきている選手なので、今回の試合は両選手の寝技合戦になるのではないかと予想されます。そこでお話し出来る範囲で結構ですので、長谷川選手はこの一戦にどのような展開を描いていますか?
長谷川秀彦:まぁ、流石に寝技だったら僕の方が上だろうって気はしています。

柔術がベースにある寝技ということに関してはいかがですか?
長谷川秀彦:今回の試合だけに限らず、全体的にヴァーリトゥードの流れを見て、サンボvs柔術っていう感じの試合があった時には、大体サンボの方が勝ってるんじゃないですかね。そう思います。

今回、トーナメントの中の試合ではありますけど、それ以外のところで、長谷川選手独自の試合に対してのテーマって何かありますか?
長谷川秀彦:ん〜、僕のテーマは常に一本勝ちですね。まぁ、トーナメントの準決勝ではあるんですけど、決勝のこととかは別にあんまり考えてなくて。とにかく目先の一本勝ちが欲しいので、そこだけに集中して、必ず一本を取るようにしたいと思います。




わかりました。では、目先の話からその先の話になってしまいますが、今回勝利して決定戦に駒を進めると、そこにはvs井上克也戦が待っています。先ほど「決勝のことはあまり考えてない」とおっしゃいましたが、vs井上戦について何か思ってることってありますか?
長谷川秀彦:まぁ、僕がやることはあんまり変わらないと思いますね。誰と対戦しても。はい。

では、更にその先の話になってしまいますが、ご自分の中のチャンピオン像、理想の王者像っていうのは、漠然とでも良いので何かありますか?
長谷川秀彦:いや〜、難しいですね・・・(苦笑)。僕はとにかくチャンピオンであろうとなかろうと、関節技で一本取ることだけ、そこだけに集中していきたいと思ってますので。だから他の人が思っているようなチャンピオンじゃないかも知れないですね。僕がなったとしたら。

ベルトを巻くということに対して、思い入れは深い方だとご自分では思いますか?
長谷川秀彦:いや〜、巻いたことがないのでわからないですけど。まぁ、メダルもそうですし、ベルトもそうだと思いますが、獲ったらすごく嬉しいと思いますので、欲しいには欲しいですけど。でも、その前に今度の試合で一本取ることが僕の中では先決ですね。当然ですけど。

わかりました。では、今回の長谷川選手の試合を楽しみにしていらっしゃる皆さん、そして長谷川選手を応援していらっしゃるファンの皆さんにメッセージをお願いします。
長谷川秀彦:僕の試合を観に来てくれる方の中には、今回も格闘技を初めて観るという方が結構いますので、一生懸命応援していだだけると、僕も一生懸命試合が出来ますので、当日は大きな声で、とにかく一本勝ちを期待して応援して下さい。

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