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: 試合の感想は? ■ 北岡悟:ハードな試合でした。まぁ、長谷川選手は想像していたより強い部分もあれば、逆に弱い部分もあって。でも、思っていたぐらいの強さで。泥臭い試合、泥試合になるなとはわかっていた試合だったので、ある意味予想通りで、また予想外の部分もあり。 : 予想外の部分は? ■ 北岡悟:そうですね、スタンドの打撃はもう少し自分でマシだと思っていました。お粗末でしたね。 : 実際に序盤は相手の打撃をもらう場面もありました。 ■ 北岡悟:そうですね、はい。 : 予想通りだったのはグランドの部分ですか? ■ 北岡悟:勝ったということは予想通りでした。 : 勝因と言うか、勝てた一番の理由は何でしょう? ■ 北岡悟:レスリングが僕の方が強かったんじゃないですか。見たまんまですけど。あとは、僕は少し打撃もこなせるみたいな部分があったから。 : これで5月の決勝にコマを進めることになりました。井上克也選手(和術慧舟會 RJW)には以前負けていますが、対戦に関してはいかがですか? ■ 北岡悟:嬉しいですね。一度負けている相手なので。しかも、過去に負けた相手は他にもいるんですけど、終わった後に特にもう一度対戦したいと思った選手だったので。負けたからって、すぐに再戦したいとはあまり思わないですけど、井上選手に関してだけはもう一度やりたいという気持ちがあったので、それは嬉しいですね。大事はタイトルマッチという場所で、そして再戦ということで、嬉しく思ってます。 : 井上選手の印象は? ■ 北岡悟:強い選手という印象がありますね。 : (ここで井上が現れると井上選手に向かって)試合を観てどうでした? ■ 井上克也:試合はすごくグラウンドの展開があって、面白い試合だったと思います。 ■ 北岡悟:ホントかよ?(笑)。そんなこと思ってないだろ。 : 本音は? ■ 井上克也:本音は、足関は凄いなと思って。あとはタックルが上手いなってぐらいですね。 : 自分がチャンピオンベルトを獲るという気持ちは変わっていないですか? ■ 井上克也:変わってないです。ベルトへの拘りは北岡選手の方があると思いますけど、ベルトを巻くのは自分なんで。 : 今の井上選手の発言を聞いて、北岡選手は改めていかがですか? ■ 北岡悟:まぁ、強い人が巻くんじゃないですかね。なんかこの間が変じゃないですか(苦笑)。コント的ですよね。 : もう1回握手していただいて(握手をして井上選手が下がる)。今日、“勝つパンクラス”を改めて証明出来たと思いますが? ■ 北岡悟:ぎりぎりセーフで証明だと思うんで。 : いつものように、近藤選手と大石選手がセコンドに付いていましたね。 ■ 北岡悟:そうですね。近藤さんがいるから、自分はずっとパンクラスismにいるんですよね。変な意味じゃなくて。ありがたい存在です。心の支えになっていますね。具体的なもの以上に。あとは、近藤さんだけじゃなくて、ismの仲間、今残っている人、チームが変わったんですけど、アライとかもいますし、あとは出稽古先のパレストラの八隅さん、青木真也、中井先生、他にも植松さんとか、いろんな人に稽古をつけてもらって、何とかやれてますって感じで。あとはパンチのミットを持ってもらっている人と、梅木レフェリーにもお世話になって、そして金井一朗。いろんな人に助けてもらって何とかやれてます。勝つことでしか恩返し出来ないので、何とかぎりぎりセーフって感じで。今日は内容的には絵に描いたような泥臭い試合だったんですけど、なんか嬉しくて感動しました。傲慢な言い方をすれば、気持ちが伝わったんじゃないかという自信は少しだけあります。 : ismからの出場は、今日は北岡選手1人だけでしたが、そういう部分でもプレッシャーはありました? ■ 北岡悟:ありましたね。ありましたけど、光栄なことと言うか、ビックマッチですよね、今日は。準決勝という大事な試合で勝つことが出来て、まぁ、今日はパンクラス10勝目ということになりますけど、4年間上がってきて、結構キツい道のりでした。勝ち以上に負けと引き分けがあって、厳しい道のりでしたけど、変な意味じゃなくて王手指したんで、きっちり詰みたいなと思いますね。井上選手には一度負けたんですけど、勝てない相手ではないと思っているので。だからこそもう一度やりたいと思ったので、コンディションを整えれば。今日はコンディション的には正直よく無かったです。今までプロでやってきた中では、1、2を争うバットコンディションでしたね。でも、勝てたのは、積み重ねだったりするので、良いコンディションで、今以上にトレーニングをして挑めば、スーパー北岡 悟で挑めば、全然勝てる相手だと思うので、スーパー北岡 悟でタイトルマッチに挑みたいと思います。そうしたらお客さんも喜んでくれるような試合で勝てるんじゃないかなと思うので。あと言いたいのは、長谷川選手はすごく強かったと思うので、闘えて光栄でした。あとは松本さんからも『ベルト巻いて下さいね』って言われたので嬉しかったし。あともう一つ嬉しかったのは、リング上でアップしている時に、郷野さんから『長谷川なんかに負けるなよ』って言ってもらえて、それが普通に嬉しかったですね。色々何か、僕の試合がメインになるぐらいならという話があったんですけど、それはその通りだと思うので。郷野さんは凄い選手だと思ってますから。キックルールの試合がパンクラスのメインということに対しては確かに思うこととかありますけど、でも、それは強くて面白くて、だからってことなんで。お客さんも望むことだろうし。それは普通に素晴らしいと思うし、尊敬する先輩なので、そういう先輩から声をかけてもらって嬉しかったです。力になりました。本当に皆さんありがとうございます。タイトルマッチが盛り上がるように動いていただいて感謝しています。頑張ります。 ■ 北岡悟選手database |