まずは、2月27日ゴールドジム大会でのvs吉村直記戦に関してお聞きしたいのですが、2003年10月以来久々の総合格闘技の試合でしたが。
武重賢司:負けた試合なんで、特にないんですけど(苦笑)やっぱり寝技だけの試合と緊張感が違いますね。試合展開で言えば、タックルを切られちゃったのが敗因ですね。自分でもキレがなかったというか、(タックルの)踏み込みが浅かったですね。やっぱり久々の総合で、間合いがグラップリングとは違うんで、ちょっとおかしかったっていうのはありますね。やっぱり自分としては上になって殴って、関節技を狙ってという展開にもっていきたかったんですけど・・・まあ結論としては、やっちゃったなと(苦笑)でも、自分の悪いところもいっぱいあったんで、それを踏まえて次につなげたいですね。終わったことを、いつまでもくよくよしてもしょうがないんで、気持ちを切りかえていかないと・・・もう気持ちは次の試合に向いてます。

では、その次の試合となるvs宮崎裕治戦についてお聞きします。宮崎選手には、どういう印象をお持ちですか。
武重賢司:そうですね。去年の2月の試合(熊谷真尚にチョークスリーパーで勝利)は会場で観たんですけど、あの試合だけだとなんとも言えないですね。結構すぐに終わっちゃいましたし。まあ印象は、力強くて、グラウンドのコントロールがうまい選手だなと思いますね。

宮崎選手は、総合格闘技道場コブラ会所属の選手ですが、vsコブラ会ということで意識することはありますか。
武重賢司:やっぱりvsコブラ会っていうのは燃えますね。同じ大阪の道場ですし、強い選手が多いっていうイメージがあるんで、気合入れていきます。

では、今度の試合におけるテーマを上げるとすれば、どのような点になりますか。
武重賢司:やっぱり勝ちたいですけど・・・勝敗にこだわるというより、自分の力が100あったら、100出せる試合をしたいですね。勝ちを意識して手堅くいくよりも、自分の力を全て出し切って勝ちたいですね。自分の力を出し切れて、その結果負けたんなら仕方ないですし・・・一番ダメなのが、自分の力も出せなくて、負けるっていうのは最悪ですね。後で後悔するような試合だけはしたくないです。

今大会は稲垣組の地元大阪での大会となります。武重選手自身も久々にパンクラス大阪大会の出場となりますが、その点に関してはいかがですか。
武重賢司:まあ大阪大会に関しては、地元なんで移動が楽だなと(笑)まあ今回は、(藤原)大地がケガで欠場になっちゃいましたけど、稲垣組のみんなが出るんで、観にきてくれた人には、「稲垣組は凄いな」って思わせたいですね。まあ、試合になると自分の事で精一杯なんですけど(苦笑)

では、当日梅田ステラホール大会に来場される方へのメッセージをお願い致します。
武重賢司:ないです(笑)メッセージはないですけど、全ての試合が終わって、来てくれたお客さんに稲垣組が印象に残ってくれればいいですね。まあ(前田)吉朗、藤本(直治)はやってくれると思うんで、僕が足引っ張らないように頑張ります(笑)

武重賢司選手database