素晴らしいKO勝利でした。
大石幸史:良かったですね(笑)。

あんなに感情を出して喜ぶ大石選手も初めて見た感じがします。
大石幸史:まぁ、楽しくやろうという感じですね。稲垣組から力をもらって頑張ろうと。今日は。そう思っていたので。まぁ、上手いこといったんじゃないですかね、ギリギリ(笑)。

復帰戦のプレッシャーもあったと思いますが?
大石幸史:やっぱり、ちょっと2ラウンド目ぐらいがゆっくりし過ぎたっていうのはあります。でも、練習でやってたことと凄い似てるんで、それは僕の課題だと。出るべくして出て、3ラウンドでKOかなと。まぁ、KO出来て良かったなと。

何回か相手が下になって大石選手が蹴りを狙う場面があって、そのタイミングを見ていたのかなっていうシーンがありましたが?
大石幸史:たまたまですね。たまたまです。

以前に勝った相手の挑戦を受けると言うプレッシャーもあったと思いますが?
大石幸史:ん〜、でもそれはまぁ、無いですね。もうだって、渋谷さんとやった時の試合と、僕とやった時の試合では、観た感じ全然やっぱり、花澤選手は違うようになってたんで。それはもう、同じ人だとは思わないで闘いました。

違いをどんなところに感じました?
大石幸史:それはちょっと難しいですね。僕はあまり、その、何て言うんですかね? 人の違いとかは・・・。と言うか、自分の中身と対戦してるって言うか、そういう状態の方を確かめながら闘っているんで、ちょっと難しいです。けど、まぁパンチとかも出すようになったし。あんまり詳しいことは良く分かんないですけど(笑)。

感触が違うと?
大石幸史:それはもう、2年も違えばみんな違うと思いますよ。やっぱり。

今日はシューズを履いていませんでしたが?
大石幸史:オォ! 見てましたか(笑)。だって、足関節とか痛いですからね。あんまり拘りがなくなったと言うか。ことあることに、あんまり拘らなくなったって言うか。拘り過ぎることにあんまり拘らなくなったと。自由だから(笑)。

レスリングシューズは大石選手のトレードマークだったと思いますが?
大石幸史:でしょう。そういう風に思うから、こう出来なかったんですよ(笑)。でも、負けたことによって、まぁ良いかなと。

次のステップと言うか、色々と変えていってる最中ですか?
大石幸史:ん〜、別にシューズに関しては特にそんな無いですけど。まぁ、今やってる練習、今日出た課題をやっていくと。と言うことですかね、簡単に言えば。

パンクラスのウェルター級が群雄割拠していて、遂に本命が戻って来たかなという感じがします。
大石幸史:まぁ、あんまりそこの枠に僕は入れないで欲しいですね、もう。しんどいんで。今はちょっと楽な感じで。そんな、ベルトだとか、何て言うんですか? ランキングだとか、強いパンクラスだとか、その枠にあまり僕を入れて欲しくないですね。

大石選手のこれからのテーマは?
大石幸史:テーマ? 楽しくやることですね。

長期で休んで、色々考えることもあったと思いますが、今は楽しくやることが一番?
大石幸史:そうですね。考えることよりも、何か思い出したことが多かったですね、今回の6ヶ月間は。何か、「昔はこうじゃなかったな〜」とか。自分のことを考えながら、まぁ今、今日このリング上がったって感じですね。

そういう意味では、今日の試合は合格点を出せそうですか?
大石幸史:ん〜合格点・・・にはほど遠いですけど。まぁ、気持ち良くやれた自分には満足してます。

次の目標は?
大石幸史:目標ですか? 次のステップにいくまでの試合を楽しくやることですね。

闘いたい相手や場所は?
大石幸史:ん〜、無いですね(笑)。今んところ、そういうの無いです。

パンチのバリエーションが増えていた感じがしますが、右のショートアッパーの手応えはいかがでした?
大石幸史:ありましたね(笑)。やっぱまぁ、体が勝手に出してくれたんじゃないですか。練習はしてるんでね。でも、試合になるとやっぱり、誰でもそうだと思うんですけど、やっぱり(手数が)少なくなるし。体硬くなると。まぁ、それぐらい、だから僕は調子良く動けたってことだと思います。

左腕を冷やしていますが?
大石幸史:これ多分、分かんないですけど、頭蓋骨とかに当たったんじゃないですか?

髪型が鈴木(みのる)選手みたいですが、それには何か意味が?
大石幸史:え!? 無いですよ(笑)。無いッス、無いッス。何も無いですよ、それは(笑)。ただ涼しく。春なんで。涼しく(笑)。

大石幸史選手database

取材協力:格闘魂