7月10日(日)横浜文化体育館大会出場、外国人2選手公開練習。
■ 日 時 :7月8日(金)15:00〜
■ 場 所 :P'sLAB東京
■ 参加選手:
・トーマス・シュルツ選手(ファイターズ・イン・トレーニング)
・エルヴィス・シノシック選手(マチャド・ブラジリアン柔術)



試合への意気込みをお願いします。
トーマス・シュルツ:試合を自分自身が楽しめれば、その試合を観てくれるお客さんもきっと楽しんでいただけると思います。これは自分のポリシーで、いつもそう思って試合をしています。もちろん自分は勝つと思いますので、決め技を予告しましょう。チョークで絞め落とします。

なぜ、そう思うのですか?
トーマス・シュルツ:関節技が得意ですが、その中で一番得意で自信があるのがチョークなので、その得意な技で勝つというふうに予想しています。

北岡選手も関節技が得意な選手ですが?
トーマス・シュルツ:非常にタフな選手という印象がありますが、今おっしゃったようにグラウンドの技術が非常に高い選手であるというのも分かっています。だからこそ、グラウンドの得意な選手にチョークで勝てば、それはやっぱり意外性がありますので、お客さんは『すごい選手だ』と自分を覚えてくれるのではないかと思います。ですからそういう展開の試合をしたいと思っています。

総合の戦績は10勝ですが、そのうち一本勝ちは?
トーマス・シュルツ:10勝はすべて一本勝ちです。

そのうちチョークで勝利したのは?
トーマス・シュルツ:一本勝ちのうちの6勝がチョークで、残りの4勝の決め技はアームバーです。

ケージ以外での試合経験は?
トーマス・シュルツ:(13試合中)9試合が金網の試合で、残り4試合がリングでの試合です。好みで言えば、リングの方が好きです。

その理由は?
トーマス・シュルツ:リングを使った方が競技として見てもらえますし、ケージだとどうしても乱暴、野蛮というイメージがあるので、そういう意味でもリングの方が好きです。

関節技に対するこだわりはありますか?
トーマス・シュルツ:関節技が得意なので、まず勝つとしたらもう、それしかないと思っていますので、常に一本勝ちは狙っています。

北岡選手はウェルター級の1位ですが、勝ってベルトに挑戦したいという意気込みはありますか?
トーマス・シュルツ:まず目の前の試合で結果を出さなくてはいけないと思っていますが、ランキングがあるという事は、その頂点に王座があるので、もちろんそれは狙います。ただ、具体的には日曜日のvs北岡戦を終えた後に考えたいと思います。そのためにはまず、団体からまたオファーがあるような、印象に残る試合をしなければいけないと思っています。





久々のパンクラスマットですね。
エルヴィス・シノシック:確かに、パンクラスでの試合は、2003年8月のvs菊田戦以来です。その後、一度パンクラスからオファーを受けたのですが、その時は、残念ながら急病のために欠場せざるを得なくなって、チャンスを逃してしまいました。実は、その前に『ウォリアーズ・レルム』という大会で勝って絶好調だったので、その好調を維持したまま、パンクラスに乗り込もうという意気込みがあったのですが、それが流れてしまって残念でした。でも、病気が治った後にまた団体から声をかけてもらえるように、一生懸命練習してきました。体重も見直して、今、自分のベスト体重は92〜93kgぐらいということが分かりましたので、今は100kg近くの体重にする事は考えていません。

どのような病気だったのですか?
エルヴィス・シノシック:風邪かなと思っていたのですが、なかなか咳が止まらなかったり胸が苦しかったりしたので、医者に診てもらったところ、ウイルス性の感染症だということが分かって、そこでドクターストップがかかってしまいました。

しばらく練習出来ない期間が続いたのでは?
エルヴィス・シノシック:6週間は練習が出来ない状況でした。

それでもリングに戻ってこれたのは、何が支えになったのですか?
エルヴィス・シノシック:残念ながらそういう事(欠場)があったのですが、過去の事は忘れて、自分の目の前にある試合に備えるだけです。

対戦相手の松井大二郎選手の印象はいかがですか?
エルヴィス・シノシック:当初、野地選手が対戦相手という事で練習、準備をしてきましたが、ケガ(で欠場)という事であれば仕方が無い事で、だからと言って自分はプロですから、対戦相手が変わろうが、変わった相手に備えるのがプロだという気持ちを持っていますので、そういうつもりで今回の試合に臨みたいと思います。松井選手はファイトスタイルが非常に勇敢な戦士というイメージなので、自分との試合でもドンドン前に出て攻めるというエキサイティングな試合をすると予想しています。松井選手は過去の実績、知名度も非常にある選手です。自分も実績、知名度に関しては彼に負けないぐらいの自負はありますので、そういう選手同士の試合は、きっとお客さんが満足出来るようなエキサイティングな試合になると思います。

ヘビー級のベルトは空位ですが、タイトルは狙いますか?
エルヴィス・シノシック:パンクラスという団体を非常に尊敬していますので、そこの王者である事は非常に誇りに思える事だと思います。もちろん王座は狙っていますが、今考えなければいけないのは、日曜日の試合を良い形で終える事です。その試合で勝てば、もちろんその先は王座に繋がっていると思います。まずは日曜日の試合に集中しています。

今回実現しなかった野地選手との試合も、今後また改めてと考えていますか?
エルヴィス・シノシック:今回は流れてしまいましたが、もちろん私としては野地選手と試合したいという気持ちがありますし、野地選手は今のヘビー級の中でもトップの選手だと思っていますので、そういう選手とは是非対戦してみたいと思っています。