試合が終わった感想は?
金原弘光:いや、結果がちょっと判定で残念だなっていうか。ドローかなって思ったんですけど、しょうがないかなって思って。1ラウンド取って、3ラウンド取られちゃったかなっていうのがあって。29-29のドローかなっていうのがあったんですけどね。

ガッツポーズもあったが?
金原弘光:一応、そういうアピールもしとかなきゃダメかなって(笑)。手ごたえもあったし。

近藤選手と打ち合ってみてどうでしたか?
金原弘光:体力が無いっすね、まだ。

近藤選手は『スタミナ勝ちだ』と言っていましたが?
金原弘光:1ラウンド終わって、なるべくスタミナ消耗しないように行ったんで、1ラウンド終わって、まだまだスタミナ残ってんなって。2ラウンド終わった時に、スタミナ切れてきたなって思ったんですけど、相手コーナー立ってて。で、3ラウンドで倒しに来たときに、あの、自分がガードで休もうと思っちゃったんですよね。だから、休もうと思って、ガードでちょっと極めれるかなって思ったんですけど、意外と汗で滑っちゃって。ロープが近いってこともあって。あれでちょっと印象悪かったですね。

手応えがあった攻撃は?
金原弘光:左フックもありましたし、右ミドルとか。右のハイも入ると思ったですけど、そうですね、入りそうだったんですけど。1ラウンドにラッシュかければ良かったかもしんないですけど、ラッシュかけたら、スタミナ切れちゃうとかそういう心配しちゃったから。まあでも、ドローで良かったと思ったんですけどね。

逆に自分のパンチを当てていたが、近藤選手はひるまなかった?
金原弘光:相手が効いてるのは分かってたんですけど、そこでやっぱりなんか、一気に攻めきれない自分がまだ。あそこで一気にラッシュかければ良かったんですけど。そしたら1ラウンドでKOも行けたかもしんないし。そこでラッシュかけれなかった自分がちょっとまだ甘いなっていう。自分のスタミナを考えてラッシュできなかったんで。『効いた!』って思ったときに、追い討ちをかければ良かったんですけどね。

逆に近藤選手の攻撃で効いたものは?
金原弘光:効いたのは…えっとね、1回ミドル打ったときにカウンターのフックが当たって。あれ合わせられたとき、効いたっていうか、『このヤロー!合わせやがったな』とは思いましたけど。ミドルとかかなり自分の足が腫れるぐらいに、すごく腫れるぐらいなんで、相当効いてたんじゃないですかね。

どこが勝負の分かれ目になったと思うか?
金原弘光:3ラウンド目で休んじゃったのが。自分の中で、1ラウンド取ったっていうのがあって、2ラウンドはまあドローかなっていうのがあって。セコンドも1ラウンド取った、2ラウンドドローかなって言ってたから、3ラウンドちょっと余裕持っちゃったのが。それで引き分けでもいいやって思っちゃった自分と、向こうが勝ちに来たのとで。最後はなんか、上に乗られて、最後休んでKOしてやろうかなって思ったんですけどね。なかなか。そんときはスタミナ切れてましたね。

1ラウンドのフロントチョークは?
金原弘光:入り具合は良かったんですけど、グローブがちょっと小さかったんで。ひっくり返そうと思ったんですけど、ロープが足にひっかかって多分ひっくり返らないなって思って、そんでやめたんですよね。あれでもっとグッと絞れば良かったんですけど、もうロープが近かったから。で、残り秒数も少ないの聞いて、ちょっと止めとこうかなって思って。あれがもうちょっといい場所だったら、ひっくり返せていい位置で。ちょっと手ごたえがあったから、いけるかなって思ったんですけどね。

継続参戦という話も出ているが?
金原弘光:そうですね。ちょっと、もう1回リマッチしたいですね。

試合前に『“U”の完成形を見せる』と言っていたが、どうでしたか?
金原弘光:うーんとね、どうだろ。ちょっと僕の体力つけてもう1回やりたいですね。もうちょっと動きのあるムーブメントを。寝技がちょっと無かったから。寝技でもうちょっとムーブメントしたかったですけど。パンチは手ごたえあって、手が痛いですよ。足と手が痛い。殴りすぎて。

でも、倒れてくれなかった?
金原弘光:いやーなんか、根性ありましたね(笑)。

パンクラスは他のリングとは違いましたか?
金原弘光:いや、違いは無いですけど。まあ、面白かったです。相手がやっぱりいい選手だから、面白いですね。面白かったです、なかなか。

近藤選手は『やりやすかった』と言っていたが?
金原弘光:ああ。やりやすかったですよ、僕も。思ったとおりにやってくれるから。ただ、コーナーとかで、何て言うんですかね、向こうスタミナあるの知っていたんで、コーナーで力を出させよう出させようとしたんですけど。それでもなかなかスタミナ切れないですね(笑)。あれはスタミナありますね。ラウンドの間、立ってるのが。こっちは『ハー』ってなってるのに、立ってるから(苦笑)。それが脅威ですね。

今後の近い目標は?
金原弘光:ライトヘビーのベルト狙いたいですね。今日だって、チャンピオンとの距離は決して遠くないなって感じがするんで、獲れるんじゃないですかね。いいタイミングでやれば。

パンクラスで狙うは当面近藤選手のみ?
金原弘光:それは分からないですけど。うん、まあ、ライトヘビーで。でも、ベルトへの距離はかなり近いと思います。

眉は縫ったのですか?
金原弘光:縫わなくていいって言ったんですけど、来月試合あるかもしんないんで(笑)。来月『HERO'S』があるかもしんないんで、一応縫ってこうかなって。今、縫いました。2針ぐらいですかね。浅かったんで、縫わなくていいって言ったんですけど。試合無かったら縫わなかったんですけど、縫ったほうがきれいに治るんで。

11月でも大丈夫?
金原弘光:できるんじゃないですかね。逆に試合勘がちょっと無いんで。試合不足っていうか、復帰してから試合勘があまりにも無さ過ぎるんで。そういった意味ではどんどん試合をしてかないとダメですね。何十試合もやってるけど、まだ緊張しますからね。これだけ開いちゃうと、期間が。

今日の試合で緊張が影響した部分はありますか?
金原弘光:まあ、どうですかね。でもやっぱ、自分でやってて、試合間隔が開きすぎてるっていうのはありますね。

減量の影響は?
金原弘光:減量の影響はどうですかね。まあ、大丈夫だと思いますけど。ただ、自分は余裕持ちすぎちゃうんですよ。1ラウンド取ったと思って、それで余裕持っちゃったから、それが。これは楽らな、行けるかなって思って。余裕持ってやっちゃうとやっぱり。

とりあえず次は来月の『HERO'』S?
金原弘光:前田さんが『決まってるで』って言ってたんで(笑)。まだ何にも話してないんですけど、前田さんの中では決まってましたね。試合いっぱいやって試合感覚を取り戻さないといけないですね。スタミナが戻れば、もっと持って行けるかもしれないですね。

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