update:10.26
PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR 11.04 後楽園ホール大会
野地竜太選手公開練習




■ 日 時 :10月25日(火)14:00〜
■ 場 所 :P'sLAB東京
■ 参加選手:野地竜太選手(パンクラスGARO)




練習はそろそろピークですか?
野地竜太:そうですね。ずっと上げてやっていたんで、逆に一週間ぐらい前から徐々に落とすというか。ちょっと今疲れがたまっているかなって感じですね。いつも通りです。

今回の試合について意識している部分は?
野地竜太:特に。まだ総合に慣れてないし、苦手な部分もすごいあるので。特に今回に限ってこれをやろうとか、あれをやろうっていうのはあんまり無いですけどね。いつも通り、少しでもできることを増やしてく、みたいな作業をしていたんで。なおかつ自分の持っている武器をどうだすかみたいな練習は、ずっとそれは総合始めた当初からの課題ですんで。それが徐々に良くなっているんじゃないかって感じです。

対戦相手のポアイ菅沼選手(TWIST)の印象は?
野地竜太:こないだの文体(10/2横浜大会)を観たんですけど、すごくアグレッシブで身体も大きいですし、レスリングのベースもあるってことなんで、自分より総合のキャリアもあるんで、すごくいい選手だなって。スタミナもアグレッシブな割にはすぐ切れるっていうタイプじゃないんで、凄くいい選手だなって思いました。

前回は佐藤光留選手(パンクラスism)が相手だったということで、今回は野地選手のほうが大きいのでは?
野地竜太:どうなんでしょうか。体重は僕のほうがちょっとあると思うんですけど、身長はあれを見る限りでは、彼のほうが大きいんで。ほとんど変わらないですけどね。188cmと186cmなんで。軽い人とやって、ああやってプレッシャーを出し続けていたけど、同じぐらいの人とやって、ああいうふうに攻めるのかなっていうのは、やってみないと分かんないんで、興味深いところですけど。

どのようにフィニッシュに持っていきますか?
野地竜太:あんまり決めすぎちゃうと、その通りいかないと本番あせるんで。相手はレスリングできるんで、タックルにいきなり来るかもしれないし。こないだみたいにずっとスタンドで圧力かけてくるかもしれないし。そこでずいぶんプランが変わるんで。どっちが来てもいいように、練習はしているんですけどね。フィニッシュはKOだとは思うんですけど。

今回初めてのメインですが?
野地竜太:特になにも。いつもと変わらないですけどね。その日の一番最後の試合なんで、お客さんがすっきりして帰ってくれればいいかなと。自分が観ている側でも、メインがつまんないとなると、テンション下がって帰ることになるんで。せっかく来てもらったんで『今日面白かったな』って言ってもらえるように頑張りたいと思います。そうするにはKOが一番喜んでもらえると思うんで、頑張ります。

『パンクラスGARO』というチーム名について改めて説明して欲しいのですが。
野地竜太:皆さんご存知の通り、『パンクラスMEGATON』は無くなったんで。僕一人と彼、忍田憲明が練習生という感じでやっていて、あと出稽古で来てくれるんですけど。そうなったときに社長からなんかチーム名を考えてって言われて。で、空手の出身ですし、なんかこう、英語の横文字の名前みたいなのはちょっと自分的に違うかなと。入場も道着でやっているんで。それでかっこいい日本語がないかなと。書くときはアルファベットなんですけど、言葉自体、渋い言葉ないかなと。で、みんなに意見を出してもらって、僕は餓狼伝(著:夢枕獏/双葉社)が凄く好きなんで、『餓狼』って言葉、かっこいいかなと。ということで、社長に(夢枕)獏先生に連絡を取っていただいたという感じですね。

その名前を使う以上はそれにふさわしい戦いをする?
野地竜太:変に気負ったりはしないですけど、その分やっぱりそうやって夢枕獏先生とかも応援してくれるんで。せっかくね、名前付けたのに、『餓狼』なのに、情けない試合をするとちょっとかっこ悪いんで。いい意味でプレッシャーに変えて、自分の力になったらいいなと思いますけど。

チームとして人を増やしていくつもりは?
野地竜太:特にそれは(無い)。チームを大きくしようとか、いい選手がいたら引っ張ってこようとか、そういう気持ちは全然無いんで。なりゆきで『一緒にやりたいんですけど』ってすごいいい選手とか、やる気のある人が来てくれればいいですし。本当、なりゆきですね。別に今のままでもいいし。忍田が弱けりゃいれないし(笑)。まあ、頑張っているんで、入ってくれれば一緒に僕がバックアップして彼を強くできればと思うしね。

夢枕先生から何か激励の言葉はありましたか?
野地竜太:『頑張ってね』って。『PRIDE出てね』って(笑)。頑張ります。

ヘビー級の王座が空位ですが?
野地竜太:もう早くやりたいですね。いつまでも空位にしておくのもったいないと思うんで。早いとこ獲って、ヘビー級チャンピオンとして試合やりたいですね。