update:10.27
PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR 11.04 後楽園ホール大会
大石幸史選手、アライケンジ選手公開練習




■ 11月4日(金)後楽園ホール大会出場、大石幸史選手、アライケンジ選手公開練習
■ 日 時 :10月26日(水)16:00〜
■ 場 所 :P'sLAB東京
■ 参加選手:
・大石幸史選手(パンクラスism)
・アライケンジ選手(パンクラス)



体調はいかがですか?
アライケンジ:いいですね。体重も順調に落ちています。もうライト級の体重に近いです。ちょっと早すぎるかなってぐらいです。

もう追い込みは終わった?
アライケンジ:もうちょっと頑張ります。

階級を落とした理由は?
アライケンジ:僕のナチュラルの体重でやりたいと。今まで無理して大きくしていたんで。本当に体を大きくするために、毎日吐くぐらい食べていたんですよ。でも、それはちょっと不自然だなと思って。あまり体重が増えなくてウェルターのときは苦労していたので。その分の努力をいろんなところに回しています。体重を落とさなければいけないということは、動かなきゃいけないですから。動くということは練習するしかないので、練習に費やす時間が増えました。体重を落とすためでもあり、練習で体重を落とすことが普通にできているんで。打撃に割いている時間は前から多かったんですけど、さらに今回は増えた分の時間を全部打撃で。皆さんが見て喜んでいただけるものになったんじゃないかと思っています。前まで僕の感覚では殴り合いだったんですけど、殴り合ったら僕とかは長生きできないと思うんですよ、選手寿命とか。だから一方的に殴るだけです。殴りあうんじゃなくて、殴って潰すんです。

それは井上克也戦(5/1横浜大会)での反省?
アライケンジ:あの試合は僕が1ラウンドは取っていたと思うんですけど、もらい出すと五分なんですよ。最終的にはパンチの一発があるところとか。向こうの方が結果的に強かったってことですけど。まあ、なるべくもらわない方がいいってことですよ。それが学んだことですよ。あの試合は、いい試合だったと言われたけど僕には負けということしか残ってない。ベルトもないし。だからいい試合だけじゃダメなんです。勝つのも当たり前のことなんだって、あの試合で思いましたね。やっぱり殴りたいんです。殴られて負けたくない。この間から、それが自分の中で悔しくて。

対戦相手の情報は?
アライケンジ:何も無いです。一応会社にはDVDが来ているみたいなんですけど、僕は見ないです。見ても、そのときやってみないと分からないですから。前からそうなんですけど、相手の試合の映像とか別に興味ないんです。そのときはそうなんだろうけど、僕とやるときは、やってみないと分からないですから。新鮮な情報だけでいいです。変な予備知識とかいらないです。構えだけは、どっちの方が殴りやすいか気になったので聞きましたが、あとは別にそんなに重要なことじゃないんで…重要ですけどね(笑)。

同門のコリン・マンサー選手は反則が目立ちましたが、それへの警戒は?
アライケンジ:そういうことをさせない。そういう状態にならなければいいので。僕のわがままな試合だけで終わらせようと思います。

ライト級転向の初戦だが、見てもらいたいところは?
アライケンジ:キレですね。ウェルター級から落としたからか、ボクシングの練習が増えたからかは分からないけど、自分の中でコンビネーションが凄くバランスもいいし、思ったところにどんどん手が出る。コンビネーションが凄く自信があるので、そのキレとかですね。あとは一発の重さとかを。

ライト級は現在ランキングもベルトもありませんが・・・
アライケンジ:僕が作っていけばいいんじゃないかと思います。僕がライトに落としたことで『作らなきゃ』と思わせるようにしないと。別に相手がどうでもしょうがない。自分が一番じゃないですか。他人のことなんか考えていられない。自分のことしか考えてないんで。

高橋(義生)選手からは何かアドバイスは?
アライケンジ:別に何も。いつも通りです。何も特別に声をかけてもらうことは無いです。僕の質問したことに答えていただいているんで。別にそんな、特には無いです。




体調はいかがですか?
大石幸史:今の練習を見て判断してください。今のは本気の練習だったので、それで判断してください。本当に普段どおりの練習です。

最近の練習は空手を取り入れたとのことですが?
大石幸史:空手は週に1、2回ですね。あとはismとミットを持ってもらってボクシングとかですね。

打撃中心で試合をする?
大石幸史:いや、昼間レスリングの練習をしてきたので、夕方はボクシングの練習と。いつも通りです。

相手の情報は?
大石幸史:5年前のビデオを貸してもらったけど、あとは分からないです。

『U.F.C.』にも出場していますが?
大石幸史:そうですね。(ビデオが)あったら貸してください。無いですか?じゃあいいです(笑)。

あまり相手のことは意識せず、自分のことに集中すると?
大石幸史:まあ、そうですけど。相手も気にしますよ。どっち構えなのかとか、どういう選手なのか気にしますよ。試合中は自分自身のことしか考えてないですね。

『U.F.C.』も経験しましたが、今回の試合の位置づけは?
大石幸史:自分自身では、こんなにコレだっていうのは無いんですけど。1年間練習してきたものが、自分の中にあって、それを100%試合で出せるかだけですね。

『U.F.C.』につながっていく?
大石幸史:そうしたいです。『U.F.C.』に繋げたりはしたいですけど、そればっかり言っていると、かなわなかったりしたら気持ちが落ち込んでいくんで。それが100%の比重にならないように、軽い気持ちで待っていますという感じで。でも、やっぱり『U.F.C.』に出たいというのはあります。それと自分自身を練習して強くしていかないと、というのはありますね。

一番強化しなければいけないところは?
大石幸史:何ですかね。それが分かれば、それを練習したいですね。難しいものですよ。

4月に大阪で試合をしたあたりから、スタイルが変わってきた印象がありますが?
大石幸史:そんなにはっきりしたものは無いですけど、今思うのは、負けて強くなれる自分という感覚があったんですよ。負けたけど、ここから強くなれるよなと。でもこれからは、しっかりとKOして、そういう感覚を自分の中で持てれば強くなれるのではという感覚があるんですよ。今はKOして勝ちたい。その感覚を知りたい。判定でも自分の意識の中でいいものがあればいいですけどね。でもやっぱりKOでしょうね。それは自分には分からないです。

取材協力:格闘魂