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: ちょっと緊張していましたか? ■ 大石幸史:緊張しましたね。順番があるんで、何せ。勉強になりました。 : 型を覚えるのは大変なのでは? ■ 大石幸史:いや、覚えるのはすぐなんですけど、それをどう自分の中でっていう部分なんですよね、型って。覚えるのは誰だってすぐにできるんですよ。 : 数見道場に行き始めてからどれくらいになる? ■ 大石幸史:分かんないっすね。最初は空手を習いに行ってたわけじゃなくて、ただスパーリングをしに一週間に一回行ってたのが、いつの間にか空手になったっていう状態なんで。 : 空手が戦いのベースの1つとなってきた? ■ 大石幸史:うーん、戦いっていうか、僕の生きる柱が2本あったとして、パンクラスと空手。その1本ですね。 : それは精神面で? ■ 大石幸史:うーん、それも習って感じたことですからね。 : マイクを持って『分かりづらいでしょうが』と言っていたが? ■ 大石幸史:いや、分かりづらいでしょ。やっぱり、見た部分じゃないんですよ。見える部分の問題じゃないんで、やっぱり。お客さんには見える部分で勝負しないといけないんですけど、空手の練習っていうのは、どちらかというと見える部分じゃないところでの練習なんですよね。 : 今年は大石選手にとってどういう年だったか? ■ 大石幸史:楽しかったです。いろんなね、『U.F.C.』にも行ったし、その兄貴に負けて、弟とやって勝って。そういうつながりがあって。 : 前回、『試合をするのが楽しくなってきた』と言っていたが、心境が変わってきた? ■ 大石幸史:うん、そうですね、やっぱり。 : 来年の目標は? ■ 大石幸史:微妙なところですよね、やっぱり。今日演舞でやったところでは、試し割りでやったところで、若干のブレが自分の中ですごいあったんで、それは出ないと思ってたんですけど、そんなブレなんか無いと思ってたんですけど、試し割りやったら、身体がすごいブレることに気づいたんで。試合だと動いてるんで気づきづらいんですけど、ああやって止まって立ってやったら、ブレる自分っていうのがすごい分かったんで、そのへんの挑戦をどんどんどんどんやってくことですね。 : 自分を鍛えるために? ■ 大石幸史:そうですね。まあ、後は今年のように続く試合ができればなと。 : 今日は何を一番見せたかった? ■ 大石幸史:エキシビジョンなんで、やっぱり見せないといけないんで、自分の目標の中ではやっぱり、動くところと止まるところの強弱ですよね、それを見ろって言われても困るとおもうんですけど。最後言ったんですけど、選手いろいろいるんですけど、こういう空手をやったりだとか、ボクシング、伊藤さんならキックボクシングとか、そういうのをやってるっていうのを知ってまた見てもらえればなって。演舞を見て感じろっていうのは難しいと思うんで。 : 総合の選手がやる空手のエキシビジョンとしては非常に分かりやすかったと思うが? ■ 大石幸史:本当ですか? そう見てもらえれば、それは幸いです。 : 演舞をやるに当たって心がけたことは? ■ 大石幸史:やっぱり止まる部分と動くところの、それはもちろん演舞だけじゃなくて、俺らの試合に活きてくるための練習ですけど。 : 『ブレる』というのは技的なものなのか、気持ち的なものなのか? ■ 大石幸史:気持ちから来て、身体にブレが生じるというか。やっぱり気持ちなんでしょうね。打ちに行ってしまうというか。留まらないといけないところで、留まっていられないというか。その勢いのまま行っちゃうというか。一回正拳で行ったときにそれが分かったんで、次のヒジ打ちのときには絶対やらないって心がけたのに、リングの上だとヒジ打ちのときにもブレて。だから、リングの上だと、人が見てる前でやるっていうのは、こんなにも普段と違うんだって思いました。 : ここで学んだものは総合格闘技に活かすことができる? ■ 大石幸史:それはもちろん。 : 今日このism中心の興行が行われた意義をどう感じるか? ■ 大石幸史:やっぱりここ最近じゃあ、1つの興行にismの選手が1人か2人くらいですからね。こういうふうにやったほうが、興行は1つなんですけど、僕らとしては練習で集まる機会(が増える)というか、練習の活気が違ってきますし、そういう意味ではやっぱりすごい大事だなと。最初はismの主催興行ってだけで見て、それはそれでやっていかないとなって思ったんですけど、それはやっぱり道場内の雰囲気だとか、そういうのを見るとやっぱり大事なことだと気づきましたね。 ■ 大石幸史選手database |