: どういう感情が?
■ 前田吉朗:いやもう情けないですね。
: 試合はやっぱり納得していない?
■ 前田吉朗:納得してないと言ったら納得してないですけど、結局、この状況を作ったのは自分なんで。レフェリーの人が止めるのはおかしくないと思うし、しょうがないです。
: 効いたという感じは?
■ 前田吉朗:効いたは効きましたね。やっぱり効いたんで。
: 1Rにもパンチをもらったが?
■ 前田吉朗:どっちかというと、1Rが効いたんですよ。1Rが結構効いて、やばいなと思ったら、ゴングに助けられたというのがあるんで。
: インターバルで回復してと?
■ 前田吉朗:まあ、そうですね。
: 結果的にはパンチをもらってしまったと?
■ 前田吉朗:自分がパンチをもらっていたんで仕方ないですけど。あとちょっと熱くなって、大振りになってたんで。
: それは1Rのパンチがあっての、気持ちの中での焦り?
■ 前田吉朗:いや、1Rから、『もう、こいつをほんましばいてやろう』と思って。
: 戦前から相手には挑発的な発言があったので、その精神戦に巻き込まれた?
■ 前田吉朗:乗ったんですかね?自分はしばき倒してやろうとしか思っていなかったんで。
: こういう結果になってしまったのは、どの部分に理由があると思う?油断していた?
■ 前田吉朗:いや、別に油断したつもりはないんですよ。(頭を伏せ、タオルで顔を覆うと)ああ、クソ!クソ!(なんとか平常心に戻り)油断した気はないんですけど、まあ、結局は練習不足ですね。練習が追いつかんかったんで。自分がもうちょいやったら。もっとやりたいこといっぱいあるやろうし、心構えにしてもそうなんで、今日はその部分が一枚上手だったということで。
: 練習不足というのは、環境的に出来ない部分があった?
■ 前田吉朗:いや、出来ない環境なんてまったくないです。出来る環境だらけですよ。
: ただ十分にやりきれなかったと?
■ 前田吉朗:自分が負けたってことはなにか足りんかったということですね。また考えながらやってという感じですね。
: リングの上で話しかけていたが?
■ 前田吉朗:今が3月やないですか。次にパンクラス(の試合)があるとしたら5月ぐらいやろうなと思って、5月にちょっとやってくれと、勝手に5月って言ったんですけど。まあ、4月に誰か倒して、それを手土産に5月にと。負けた以上、申し訳ないです。
: DJ選手はあまりやりたくないと言っていたが?
■ 前田吉朗:要は僕がパンパンにおいしくなったらいいんでしょ?あいつがもう1回やりたいというぐらいに。すぐですよ。今までやってきて、ここまでくるのは早かったんですから。
: ショックなファンもいると思うが?
■ 前田吉朗:僕が一番ショックですよ。まあでも、ショックを受けたファンの人に関しては、ほんま次の試合を楽しみにしておいてくださいという感じですね。本当にふがいないことをしたんで、次は。とりあえず自分の中で深く傷ついた試合だったんで、なんかの変化はあると思います。まったく変化がなかったら、前田吉朗は終わりやなと思ってもらっても全然結構なんで。
: 一回りも?
■ 前田吉朗:そうですね。一回りでかくならんとあかんですね。
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