尾崎允実社長

尾崎社長:今日はいくつも見所があったと思うんですが、2つ挙げるとしたら、1つは志田選手とダマシオ・ペイジ選手の試合。前田吉朗が大阪で負けたってこともあって、逆にフェザー級が活性化してきたんじゃないかなと。なるべく早くフェザー級のトーナメントをやりたいなと思わせる素晴らしい試合だったと思います。それからメインですが、杉浦選手が餓狼の『狼』の部分、野地選手の怖さの部分に関してちょっとだけ油断した部分が出たんじゃないかなと思います。ヘビー級のトーナメントはこれで面白くなってきたなと。アルボーシャス選手も素晴らしい試合しましたし、面白くなってきたなという気がしています。

6月は野地選手とアルボーシャス選手の試合だが、見所はどこか?
尾崎社長:2人とも空手出身ですよね。だから、壮絶な打撃戦になるような気がしますけれども、今日もアルボーシャス選手が途中でタックルに行ったように、そのあたりの対処が出来つつ、打撃でダメージを与えたほうが勝つんじゃないかと思います。

フェザー級トーナメントに関しては?
尾崎社長:マッチメイカーの坂本と相談しながら決めていきたいと思っていますが、もう絞り込めていますよね。フェザー級のトーナメントをここまで引っ張っちゃったもんですから、逆にフェザー級の選手が、どの選手がいいか分かってきたので、もしかしたら8人でもいいかもしれないぐらい。一気に決めちゃうためにそれでもいいかもしれないですね。

近藤選手のPRIDE武士道での敗戦に関しては?
尾崎社長:悔しいですよね。あれだけ練習して、あれだけ準備して、しかも階級落として。パンクラスとしても痛いし残念ですけど、近藤が弱くなったわけじゃないと僕は思ってるんで。一回リセットさせる時間は必要だとは思いますけど、復活はそんなに遅くないと思います。近藤は前向きな男なので、気持ち的には切り替えられるとは思いますけど、そこはあえてリセットさせるような時間と環境を与えたいかなという気がしますけどね。海外で練習させるとか。アメリカに長期間行かせたときも、不動心といいながら気持ちを切り替えられた近藤を見たことがあるので、海外もいいかなと思っています。悔しいし、パンクラスとしては痛かったですけど、近藤っていう格闘家に関してはあんまり心配してないです。

PRIDE武士道でウェルター級GPがあるが?
尾崎社長:本人と相談して、決めたいと思います。あとは近藤がああいうKO負けしたっていうのも珍しいですから、ダメージも考えながら先のことを決めていきたいと思っています。