update:4.05 4.09ディファ有明大会 野地竜太公開練習 |
■ 4.9ディファ有明大会野地竜太公開練習
■日 時 :4月4日(火) 17:00〜
■場 所 :P'sLAB東京
■参加選手:野地竜太(パンクラスGARO)
: 今度の試合が5ヵ月ぶりの復帰戦になるが?
■ 野地竜太:そうですね。でも、復帰戦という感覚が僕自身、全然ないっていう。まあ、いつも言うんですけど、極真の時なんかは1年に1回、全日本大会とかあったりするんで、それに合わせてやったりもしてたから、別にそれよりは全然期間は短いんで。あんまり気にしてないですね。
: 今の体調は?
■ 野地竜太:体調は良いですね。
: 良い感じで仕上がっている?
■ 野地竜太:そうですね。ちょっとまあ疲れているかなっていう感じなんですけど。まあ、レスリング系の人といっぱいやってきたんで、ちょっといつもと違う疲れというか、そういう感じはするんですけど、別にそんなどっか怪我してるわけじゃないんで良いと思います。
: 前回の記者会見の時にはまだ映像は見ていないということだったが、それからは見たか?
■ 野地竜太:そうですね。それからすぐ取り寄せてもらって見たんですけど、まあ予想通りと言いますか、前に前にプレッシャーかけて、距離潰して上になるっていう感じですね。ただまあ、ダニエル・グレイシーとやっているビデオなんか見ると、パンチでもういきなり相手の顎捕らえてダウンさせてるところもあるんで、あんまりこう組み技にとらわれてると、向こうもやっぱり1回振って入ってくると思うんで、そういうところは臨機応変に。やっぱ全体を気をつけてやりたいなと思います。
: 印象は変わったか?
■ 野地竜太:いや、別に。やっぱ、組み技系の人でもね、そんなにこう歩いてノソノソ両手を広げて入ってくる人いないんで。得意じゃなくても、やっぱ入るために大きいパンチを振ったりしてから入ってくるんで、それはやっぱ他の組み技系の選手と変わらないんで。その辺も予想通りで。それがまあたまたま、たまたまって言ったらアレですが、相手に当たって倒せる威力があるなっていうのは再確認したっていうだけなんで、あんまりイメージは変わんないです。
: レスリング系の人と練習を積んできたと言っていたが、具体的にはどういうような?
■ 野地竜太:そうですね。まあ、やっぱ組まれ際の低いタックルもそうですし、何て言うのかな、まあタックルって言うか分かんないですけど、上でこう四つに組んでからの投げであったりとか、そういう練習はやっぱ。組まれないようにする練習もしたし、組まれてからの練習もやってきたつもりなんで。組まれなければ一番良いですけども、組まれて倒されたからって終わりじゃないと思うんで。その何か2段階でいちおう練習はしてきたんで、それが良い形で出れば問題ないと思います。
: 記者会見で『やりたいことと、することは違う』と。
■ 野地竜太:そうですね。それはやっぱ全然違うと思うんで。僕は打撃でいきたいし。でも、やっぱそれが100%ではないと思うんですよね、お互いに。じゃ、相手はいっさい打撃出さないのというと、さっきみたいなこともあると思うし。パンチを振ってからとか。何かあんまりそこにとらわれて、組まれなけりゃ大丈夫とか思ってると入り際でね、殴られちゃったりもすると思うんで。いちおう得意なのは組み技であるっていう認識程度にしておかないと。本番は何でもありなわけですから、その辺はあんまり頭硬くしないでいきたいなと。自分としても打撃でいきたいけど、倒れちゃったらゼロになるわけじゃないんで。やっぱりやってきたこともあるんで。そっから立ち上がっても良いし。極める練習もしてきたんで、チャンスがあればどんどん出していきたいなと思います。
: 試合が決る前に練習をしたことが何度かしたと言っていたが、その辺はデータとして活きている?
■ 野地竜太:でももう、1年ぐらい前なんで。もしかしたらもっと前かも知んないんで。本当に印象は力強いなっていう印象だけだったんで。僕もちょっと全然寝技がまだ何て言うか、初心者というか。まあ、今でもまだまだ初心者なんですけど、さらに全然。何やられてるか分かんないような状況でスパーリングやってたんで。テクニックがどうこうっていうよりは単純に感じたのは力が強いとか、あと上になってのポジションがバランスが良いっていう感じですね、やっぱ組み技系の人は。ただ力でこうやって乗っかってるだけだったら、ポンと返せたりもするんですけど。重心の置き方だったりっていうのは凄いなっていう印象があるますね。まあ、それから1年以上経って、お互いどうなっているのかなっていうのは楽しみなとことでもありますね。
: 自分の中で寝技の向上は?
■ 野地竜太:そうですね。いちおう自分なりにいっぱいやってきたつもりなんで、良くなっているとは思うんですけどね。まあでも、向こうも練習ずっと続けてたっていう話なんで、どっちが伸びたかなっていうところは楽しみですね。
: 寝技の練習は普段よりどのくらい増やした?
■ 野地竜太:そうですね。寝技っていうよりも、その組み技からの寝技っていうか。あとはコーナーでのコーナーワークであったり、ロープワーク。こう詰められた時にどうするっていう。時間的に莫大に増えたとかっていう感じじゃなくて・
: 意識してと。
■ 野地竜太:そうですね。前はとりあえず寝技をこうずっと。時間は同じだとしても、寝技は寝技、立ち技は立ち技みたいな感じにちょっとなっちゃってたんで。やっぱり寝る際だったり、立ち際だったりっていうのが凄い重要だと思うんで。その辺をやるにはやってたんですけど、その量を増やしたっていうか。
: それがタックルを切ってからからの動きに繋がった?
■ 野地竜太:そうですね。あとはまあ、そう言っちゃうと3段階か、あとはもう倒れてからの、倒れて何も出来ずにこうバーッって、ベタッとなってしまうんじゃなくて、倒れてからすぐどう動くかっていう。まあ、3段階あると思うんですよね。それが上手く出せれば良いと思います。
: 相手の得意とするところにも入っていかないとと。
■ 野地竜太:そうですね。やっぱりそれはもう皆考えていることだと思うんですよね。総合、凄い枠が広いっていうか、技術の幅が凄い広いんで。さっき言ったように、技だけじゃなくてシーンがこう全然。立ってるだけのシーンじゃないですか、立ち技の違いは。寝技の人だったら寝てるだけになっちゃうんで、その際、際は寝る瞬間もその本当短い時間ですけど、そこでどう動くかっていうので変わるしね。立ち方にしろね、よっこいしょってこう立ったら、バーンって蹴られたりとかして。っていうので、奥が深いので、やっぱ色んなシーンを想定してやっていかないと。その中で自分の得意な技を、みんな持ってると思うんで。そこをさらに伸ばしていければいいかなと。
: プロレスラーにどういうイメージを持っている?
■ 野地竜太:頑丈だなというイメージですね、単純に。
: 杉浦選手のプロレスの試合は見た事がある?
■ 野地竜太:無いです。
: 直前まで試合をするらしいが?
■ 野地竜太:そうみたいですね。プロだなというか、そっちを仕事でやってる方なんで。そっちを休んで総合に来るというのも一つの手なんですけど、そこにプロ根性を感じるというか。しっかりやって、さらにチャレンジするということで。聞いて驚いたんですけど、素晴らしいなと思います。そういうところでお互いにプロでやってるんで。杉浦選手はプロレス。僕は格闘技というか、総合。格闘技をずっとやってきた人間なので、どっちが有利とかそういうことじゃなく、意識が高いレベルでぶつかれば、お互い刺激になるし、プライドを持ってやってることなんで。いい試合になるんじゃないかと思います。
: プロレスvs空手でイメージするものは?
■ 野地竜太:見た事無いですけど、(アントニオ)猪木vsウィリー(・ウィリアムス)とか。もろにプロレスvs空手かなと、言葉のイメージとしては感じますけど。そういうイメージで試合はしないですけど、言葉のイメージとしては古くからあったなと。他にもあるかもしれないけど、パッと思い浮かぶのはそれかな。
: その試合は引き分けになているが?
■ 野地竜太:そうですね。引き分けは無いと思うんで。判定じゃなく白黒きっちりつけたいんで、KOでバチッと勝ちます。一本でもいいですけど、はっきりさせたいですね。
: 蹴りかパンチか?
■ 野地竜太:何でも倒す自信はあるんで。それこそローでも、ミドルでも、ハイでも、前蹴りでも、ヒザでも、パンチでも。当たれば本当に倒す自信はあるので。その当たればっていうのが一番難しいんですけど(笑)、倒す自信プラス当てる自信がもっとつけばいいかなと思います。
: レスリング系で練習をしている相手は?
■ 野地竜太:中尾さんとか、浜中さんとか。大きいレスリング系の選手とやらせてもらう機会があって。そういうところは貴重だなと思ってます。
: ベルトに対するこだわりは?
■ 野地竜太:セハク選手とちょうど1年ぐらい前にやらせてもらって1位になったんですけど。そこから相手がいないというか、誰とやれば決定戦になるのかもやもやっとしてた部分があるんで。その後ポアイ(菅沼)選手に負けてしまったんですけど、それによってトーナメントが動き出した感じもするんで。3回勝てば100%手に入るんだなと。負けちゃったのは嫌ですけど、いい意味で確実にあと3回というのが目標にできたんで、はっきりしたのは良かったですね。
: 出場選手の中でパンクラス所属で残っているのは野地選手だけだが?
■ 野地竜太:そうですね…、パンクラスの興行でやるんでパンクラスファンの方も大勢来てくれると思うんで。その中で勝ちあがって決勝まで行って、優勝できれば喜んでくれる人もいると思うんで。僕としてはパンクラスを背負って優勝するぞという気持ちはそんなに無いんですよ。変な意味じゃなくて。みんな背負ってるものはあって、その場に出てきた8人だと思うんで。その中で僕はパンクラス所属というだけなんで。リングに上がれば1対1、男同士でどっちが強いというだけなんで。でも見てくれる人がパンクラスの興行ですので、そういうふうに見られても恥ずかしくない試合をしたいという気持ちはあります。
: Bブロックのもう1試合はどちらが勝つ?
■ 野地竜太:金原選手かな。キャリアで勝っていると思います。ただアルボーシャス選手も打撃系で、破壊力があると思うんで分からないですけどね。金原選手はミルコとやっても判定まで持ち込んだんで、そう簡単には倒れないんじゃないかなと。あの試合は印象に残ってるんで、そこをどうするのかなという感じですね。
: 戦ってみたい?
■ 野地竜太:そうですね。本当にトータルで強い選手だと思うんで、総合のルールで僕がどれだけ通用するか。本当に胸を借りるつもりで全力でぶつかってみたいのは金原選手ですね。