: 試合まで1週間をきりましたが・・・
■ 伊藤崇文:えっ、マジで!?・・・嘘です。
: 体調はいかがですか?
■ 伊藤崇文:OKです。全然。バッチシです。
: 12月パンクラス、2月全日本キックで、今回パンクラスと約2ヶ月おきに試合をしていますがケガなどは大丈夫ですか?
■ 伊藤崇文:ケガは無いです。いつもよりリラックスして調整できているし、練習も出来ているんで、今までで一番自然な感じでリングに立てると思います。
: リラックス出来ているのはどうしてですか?
■ 伊藤崇文:感じたままに試合しようと。ある程度の(試合の)組み立てはあるんですけど、基本的にリングにたってやるべきことは頭の中にあるんですけど自然に任せてみようかなと思っています。あまりこだわらずに。
: 閃きに任せると?
■ 伊藤崇文:ハイ。目の前にあるチャンスを掴むだけです。
: では、相手の対策などは…
■ 伊藤崇文:基本的にはあるんですけど、その通りに(相手が)動くとは限らないので。リングの上でプラモデルを説明書を見ながら組み立てるようなことが起こるわけないので。
: 対戦相手のロバート・エマーソン選手の試合映像はご覧にはなられましたか?
■ 伊藤崇文:ハイ。見ました。三島選手との試合の映像を。瞬発力が強い選手だと思いました。バランスも良いと思います。
: 伊藤選手は現在、総合とキックと交互に試合を重ねてきていますがご自分のなかではいかがですか?
■ 伊藤崇文:いや、強くなりたいのは心の中で一致しているから二つとも勉強だと思ってます。
: ルールの違いに戸惑ったりはしませんか?
■ 伊藤崇文:いや、戸惑ったりはしないです。
: では、練習はキックと総合、両方とも続けていると。
■ 伊藤崇文:ハイ。そうですね。キックのときはキックだけで。総合の時はミックスして。
: 昨年からキックに参戦されていますが伊藤選手の中でキックに参戦してみて得るものというのは大きいですか?
■ 伊藤崇文:大きいですね。今ドップリとハマっているので、これからも続けたいですね。
: 先日WINDY智美選手がベルトを獲得されましたが良い刺激になったのではないですか?
■ 伊藤崇文:そうですね。世界にたった一人しかいない人間が、たった一つしかない物を獲ること自体が素晴らしくて僕もそんなんになりたいですね。
: では、今回は総合の試合になりますが今後もキックの試合出ていきたいですか?
■ 伊藤崇文:今年はキック中心に試合をしていきたいですね。それは去年から決めているので。今回はタイミングが良かったのでパンクラスでの試合という事ですね。どっちも拒む必要は無いんで。キックは修行の場なので、いつだって挑戦者の気持ちで立ち向かっていきたいですね。後は結果を獲って帰ってくるだけ。
: パンクラスですとismの道場長という立場もあると思いますが。
■ 伊藤崇文:立場なんてどうでも良いですよ。どう見られても僕は構わないんで。強い、弱い、すげぇ、ダサイ、なんでも。なんでもいいんですよ。僕のことを気にしてくれることが一番嬉しいっすからね。気にされないことだったり、何も無いって思われることがプロとして0点だと思うから。
: 今回の試合の中で自分の中で目標やテーマなどは決めていらっしゃいますか?
■ 伊藤崇文:決めていることは勝つこと。それが前だったらスタンドでKOするとか決め手いたんですけど、今は自分の中で納得がいく勝ち方出来ればいいですね。それが一本かKOなんでどっちか獲りにいきたいですね。基本的に人に決められる判定だけは避けたいですね。
: 納得行く形で試合を決めたいと。
■ 伊藤崇文:ハイ。そうですね。
: エマーソン選手は打撃系の選手だと思いますが・・・
■ 伊藤崇文:最近でいう僕と一緒ですねよね。でも、俺はちょっとずつマイナーチェンジしてて、最終的にはフルモデルチェンジするからね。
: 今はちょっとずつ変わっている時だと。
■ 伊藤崇文:そうです。
: 最終的には・・・
■ 伊藤崇文:お笑い芸人になります(笑)
: いやいやいや(笑)最終的には全く新しい伊藤崇文になると。
■ 伊藤崇文:そうです。打撃とか寝技とかタックルとか。全てをミックスした、そういうのをやりたいですね。今は全然、キックとレスリングが別れている状態なので。ミックスさせて美しくなりたいですね。僕が美しければ僕が出す技もキレて見えると思うのでそれを目指したいですね。
: ありがとうございます。では、最後にファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
■ 伊藤崇文:鼻血とかが出ても僕はそれを含めても美しいものだと思うから、その美しい自分を見に来てください。どうゆう試合になるかは試合の時のお楽しみです。GWは僕の試合後から始まります。
■ 伊藤崇文選手database