…わからないですよね、どうすればいいのか。動かせない自分が悪いのかと思いますけど。それにしても、基本的に逃げってのがあるから、そこまで行って捕まえるのかってありますから。難しいですよね。キャッチは俺の方が多いと思うんですけど。2Rめは汗かくからもうしょうがないですね。しょっぱい試合をしてしまいました。

　自分が足出しても足蹴ってくれなくて。バンバン仕掛けて欲しかったんですけど。ただ、左の膝をちょっとやっちゃってたんで、あそこだけはちょっと逃げちゃいましたけど。それ以外だったら全然…。まぁ、自分が悪いんですけどね。失敗しましたね。

　餌を撒いているけどついてこなくて。難しいですね。キャッチ戦やってても、お客さんはたぶんわからないじゃないですか。それをわかるようにするっていうのが僕の課題だったんですけど。殴って沸くのはあるけど、技術でお客さんがオォッて沸くようなのを見せたかったし。でも、普通のドロドロのキャッチ戦よりかは少しはよかったと思いますよ。上を取るのもしたかったんですけど。首投げとかもしたかったし。始めの三角も大丈夫だったんですけど、スルって抜けちゃったし…。やっぱりプロですよね。終わったあとはドローだなって思いました。

　もう一回キャッチレスリングをやり直さないと。練習できなかったんですよ。ポアイ菅沼選手の試合もあったし、ヴァーリトゥードの練習もしなきゃいけなかったし、膝も壊しちゃったし…まぁ、言い訳ですね。

　アマと違ってポイントがないから、判定の基準もあいまいですね。パンクラチオンも結局こういうシステムなんですよね。3人の審判が判定するっていうシステムですけど。でも、5分2Rで10分の試合をちゃんと思い出せるかっていうと、思い出せないじゃないですか。やっぱりポイントシステムがないとなぁ…。今回も意地でも取ってやろうと思ってたんですけど。

　パンクラチオンはやってみたいですよね。僕のところでも主催してみたいし。やっぱり普通の人って総合ってできないじゃないですか。キャッチだったら絶対皆ある程度、35、6くらいまでやっているじゃないですか。まぁ、総合も総合でたまには…また、気が向いたらって感じですね。

　ポアイ菅沼選手からは「いい加減試合に出ろ」と言われたんですよ(笑)。弟子と同じ日に試合があるならいいけど、自分の動き方もあるし、人の動き方も気にしながらやっていると…どうしても道場やっているとそういう問題も大きくなりますよね。でも、昔よりも絶対強くなったと思うんですよ。難しいですよね。乗ってきてくれない。足の取りっこして決まるまでやれっていったって、なかなか…。自分が悪いのかなぁ、って感じですね。今後は気が向いたら、一年に一回…ヒクソン並みに頑張りたいと思います。プロじゃないですけどね、そんなこと言ったら。アマチュアなんで、どうでもいいと思っているんですよ。怪我して自分の仕事できなくなったり、道場経営できなくなったら元も子もないじゃないですか。そうですね…難しいですね。今回の試合もどこまで踏み込まなきゃいけないのか、踏み込んでも取ってくれなきゃ相手の距離がどんどん遠くなって。誰もレスリングなんて見たくないでしょ。関節技を見たいんであって。…もっと強くなって出直します。

■ 花井岳文選手database