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5.02後楽園ホール大会
桜木裕司選手公開練習



5月2日(日)後楽園大会出場、桜木裕司選手公開練習
■ 日 時 :4月25日(火)13:00〜
■ 場 所 :六本木ボディプラント
■ 参加選手:
・桜木裕司選手(掣圏会館)

セミファイナル 第2代王者決定トーナメントAブロック 準決勝 5分2ラウンド
ランキング1位
ポアイ菅沼
(TWIST)
vs 桜木裕司
(掣圏会館)
1月から始まった第2代ヘビー級王者決定トーナメントAブロック第一試合でランキング3位の李世学(和術慧舟會RJW)と対戦。一方、同トーナメントAブロック第二試合で佐藤光留(パンクラスism)と対戦し、ローリングソバットやカカト落としなど破壊力抜群の蹴り技で衝撃の秒殺勝利を挙げた桜木。
共に一回戦を1ラウンドKO勝利で終えた両雄が準決勝で激突!
決勝に勝ち進むのは、パワフルな打撃と力強いグラウンドテクニックを併せ持つ無敗のハワイアン、ポアイか?それとも、決して折れない心と破壊力抜群の打撃を武器にKOの山を築いてきた逆転の大和男子、桜木か?
強靭な精神と肉体を持つ両雄が全身全霊でぶつかり合う大注目のトーナメント準決勝!

コンディションは?
桜木裕司:ばっちりです。

間にキックの試合はあったが、総合の試合では約3ヶ月ぶりとなるが?
桜木裕司:1月の佐藤選手との試合以来ですね。でもちょうどいいぐらいのペースです。2月に打撃中心でやって、それが終わってからずっと組技をやっていたんで、ちょうどいいなという感じです。

ポアイ選手の対策は?
桜木裕司:研究というほど穴のある選手だと思えないんで。今回面白いと思ったのはSKアブソリュートの長谷川さんや松本さんや竹内さんにお世話になって。それで竹内さんはコンバットレスリングでポアイ選手に勝ってるんですよね。それで竹内選手がやるアザード・アスガロフ選手には、僕が掣圏道で勝ってるんです。どこまで役に立つかは分からないけど、お互いに情報交換をやっているし、そういう部分でも刺激しあえる人と一緒に練習ができて、今まで一番のコンディションです。

竹内選手からのアドバイスは?
桜木裕司:特には。まあ動きが速いとか、普通の重量級の選手よりスピードがあると言ってました。

警戒するポイントは?
桜木裕司:動きが速いのと、あとは破壊力がすごいなと。野地戦を会場で見てても、パンチの技術で圧倒していた。その中で意表を突いてタックルで入れるし、何でもできる選手なんだなと。

今回は寝技を重点的にやってきた?
桜木裕司:どのみちこれから総合の上の方を目指していくうえで、グラウンドテクニックやレスリングテクニックのスキルを上げていかないと通用しないと思うんで。その中でスポーツ会館でSKアブソリュートの練習に参加させてもらうのが一番楽しいというんですかね。やればやるほど身になっていく。レスリングだけ習っても、アマチュアレスリングはうまくなると思うんですけど、その中でそれもできて関節もできて総合のキャリアでもトップクラスの選手が集まっているSKアブソリュートで練習できているのは幸せだなと思います。重い選手もいるし、今回はすごくお世話になっています。

桜木選手は打撃が注目されるが?
桜木裕司:やっぱり打撃の部分でも、もう少しグラウンドにスキを出さないようにすれば、もっと打撃は当たってくれると思うんで。

理想の試合展開は?
桜木裕司:相手のグラウンドテクニックを封じ込んで、自分の得意とする方向に持っていければ一番いいと思います。そうならないと思いますけどね(苦笑)

勝てば王座にリーチとなるが?
桜木裕司:まずここに勝たないと、王座どうこうは言え無いですね。ポアイ選手に勝てる人間になっていれば、自然と見えてくると思うんで。実際に相手は無敗ですからね。今まで戦ってきた相手の中でも、かなり強いんじゃないですかね。でも強ければ強いほど燃えてきます。自分の出しきれてなかった部分を引き出してくれる存在だと思います。恐怖心というよりも、ワクワクしてくる。あれほど強い選手とやったら、自分がどこまでできるのかと。それを引き出した上で、皆さん思うかもしれないけど桜木裕司ならもしかしたらというのがあるから(笑)。そればかりに懸けてるんじゃなく、僕は僕で全力で勝ちに行くつもりですけど。でもこういう相手のときは、今まで以上に燃えることは確かです。状況としては、ものすごく不利だと思うんで。

佐山さんからアドバイスは?
桜木裕司:今回は結構早めに言われたんですけど『負けてもいいから、精一杯やってこい。でも負けるなよ』と言われました。よく意味が分からないんですけど(笑)。『分かってるよな』と、『押忍』以外に返せないです(笑)。今回は相手がハワイの選手ということで、我々としても話題がいくらでも使えます。今回の作戦のコードネームは『トラ、トラ、トラ』です。奇襲作戦と言っても、史実に基づけばあらかじめ攻撃することは伝えてありましたから。

そのコードネームどおりの秘策もある?
桜木裕司:そうですね、いろいろあります。そういう部分でも意味合いが深いなと。ハワイの選手とやれるっていうのは。それも無敗で。でも前回のBブロックもストライカーが両方残って、ベスト4に3人残ったのは嬉しい事かなと。今後の総合格闘技のことを考えても、立ち技の人間が昔に比べて頑張ってきたかなというのはあるんで。その中でも頑張ってポアイ選手を倒して。まだまだ先には世界のトップクラス、超一流の選手がまだ上にはいっぱいいるんで。このポアイ選手を倒せば一流の仲間入りができるようになるのかなと。

ポアイ選手がコンバットレスリングで敗れたことについては?
桜木裕司:特にないです。僕もそうですけど、前に一度負けると気持ちがすごく盛り上がってくるので。あのままお互いに勝ってたとしたら、そこにスキができる事があるので逆に怖いですね。僕もそうですし、向こうもこの試合が決まっていながら、あえて別の試合に出る。自分のスキルを上げようとしてる人間は怖いですね。小さいことに固執しないというか、より強くなるために進んでいこうとしている。だからお互いに一番いい形でぶつかり合えるかなと思います。

普段から掣圏スーツを着て練習している?
桜木裕司:いや、掣圏真陰流のトーナメントがまた6月にあるので、その宣伝も兼ねて(笑)

Bブロックを勝ち上がった野地選手とアルボーシャス選手についてはどう思う?
桜木裕司:アルボーシャス選手がすごく強くなったなと。前に2試合ぐらい見たんですけど、それに比べるとパンチの打ち方が変わったのが、動きが全然違っていた。野地君は野地君でやっぱり強いなという部分があって。どっちが勝ち上がってもストライカーが上がってくるんで。野地君と決勝ができると一番嬉しいですけど、私的な感情を言ってる暇は僕には無いんで、まずはポアイ戦ですね。僕はこれが決勝戦だと思ってやります。