: 今の気分は?
■ 本田朝樹:練習したことが出せなくてちょっと…予選のときにパパッと勝っちゃったんでそのイメージでいこうと思って、最初にこうガーッといっちゃった事でスタミナが…。セミファイナルの試合としては非常に情けない試合をしてしまったので反省しています。ただ勝てた事は、このトーナメントは勝たなければ意味がないのでよかったと思います。試合としては次につながらないので1からやり直します。
: 1Rから相手の熊澤選手は効いているように見えたが。
■ 本田朝樹:結構とどめいこうと思ってたんですけど汗で滑ったりとか…。僕はアマチュア上がりなんで普段小さいリングでしかやっていなかったので、後楽園の独特な雰囲気とかまだ慣れていない部分があって、皆にワーッて言われると舞い上がっちゃったりとか…そういう慣れが全然ないですね。普段の僕ができなかったのが反省です。
: 途中熊澤選手の動きが止まったが。
■ 本田朝樹:アレは向こうがローブローだってアピールしたんですよ。僕はここ(脇腹)に入ったって思ったんですけど、ローブローって向こうが言って、あぁって思って。で、和田さんがファイトって言ってたんですけど、僕はそれをブレイクだって間違えちゃって。それも多分疲れていたから聞き辛かったんでしょうね。それも自分のダメな点です。
: 佐藤光留選手からは何か話はできたか?
■ 本田朝樹:しましたけど、解説で僕のことをボロクソに言っていたって聞いて、僕もボロクソ言われることをカットしたくてなるべく早く、30秒くらいで仕留めれば僕の文句を言う前に終わるかなって思ったんですけど(笑)。普段から色々言われているんで。
: では、10分間にわたって…
■ 本田朝樹:長い談義になったんでしょうね(笑)。
: ネオブラッド優勝というタイトルが手に入ったが。
■ 本田朝樹:今日の勝ち方では何も言えないです。でも、それは練習して、次どういうオファーがあるかわからないですけど、そのオファーを受けたらそれに向けてできるように。ネオブラ獲ったから多分これからはこういう舞台で戦えると思うんで、しっかり場慣れと、それに応じた…これから先弱い相手は出てこないので、それに合わせた練習をしたいと思います。
: 過去の例で優勝者はランカーと組まれたりするが、対戦したい選手は?
■ 本田朝樹:今日の僕からは何も言えないです。組まれたら相手を倒すことを考えたいです。
(インタビュー場に熊澤選手が来て)
■ 熊澤伸哉:本田〜! 強かったッスよ。
■ 本田朝樹:いやいや…ありがとうね。
■ 熊澤伸哉:またお願いします。
■ 本田朝樹:ありがとうね、今日は。
■ 熊澤伸哉:最高です。本当にもう。
■ 本田朝樹:お互いね。
■ 本田朝樹:熊澤君とはね、本当は20歳くらいのときの第1回のアマチュアパンクラスで当たるはずだったんですよ。だけど僕が風邪をこじらせちゃって、39℃くらいになっちゃってその大会出られなくなって。本当は彼とは一番最初に試合する相手だったんですよ。それが7年ぶりに適ったっていうのは嬉しかったです。
■ 熊澤伸哉:自分の大好きな選手で、いい男だなって、ずっとビデオを見て研究していたんですよ(笑)。
■ 本田朝樹:僕もビデオを見て研究していました。
■ 熊澤伸哉:頑張ってください!
■ 本田朝樹:場所は違えど、パンクラスで頑張りましょう!
■ 熊澤伸哉:お兄ちゃんって感じで。
■ 本田朝樹:いえいえ(笑)。
■ 熊澤伸哉:ありがとうございます!
■ 本田朝樹:また後で。
■ 熊澤伸哉:はい!
(熊澤選手退場)
: 今の彼を受けて何か。
■ 本田朝樹:いい男ですよ、性格が。横浜道場の、こんなことを言ったら怒られるかもしれませんがボスほどではないですけど(笑)、性格が悪い男ではないですけど、それを目指しています。
: 最後に応援してくれる仲間やファンに一言を。
■ 本田朝樹:いつもたくさん高いチケットを買ってきてくれるんで、それに恥じないようしっかり練習して盛り上がる試合をしたいですね。勝っても負けてもそういう試合をしたいと思います。今日はありがとうございました。
■ 本田朝樹選手database