: 試合を終えての感想から。
■ 近藤有己:思いっきりできたと思います。自分が持っている力を普段は全然出せないんですけど、今日はかなり出せたと思います。自分自身清々しいですね。反省点もいっぱいあるんですけど、それを置いておいて。自分の中で成長したなっていう感覚があります。
: 具体的にはどういう部分でしょう?
■ 近藤有己:自分で仕掛けるっていうか、相手からも仕掛けてくれたんで、それで上手くノレたっていうのもあるんですけど、いつもよりも躊躇するところを躊躇せずいけたなっていうのが良かったと思いますし、逆に反省で言うともっといける、もっと行っていいところをまだまだ行けてないなっていうのが今日の反省点です。
: 行けなかったのは何故でしょうか?
■ 近藤有己:やっぱり性格的なものだと思いますけどね。それを今まで行けなかったところを今日はかなり、大分行けるように自分の中では行けるのかなって成長したと思います。
: 試合前にこの試合のテーマが場内に流れたんですけど、その部分に関しては満足できましたか?
■ 近藤有己:そうですね、まぁ夏らしい試合…夏に夏らしい試合ってなんのこっちゃって感じなんですけど(笑)。まぁ、僕自身爽やかに戦えたと思います。そうですね、まぁ蒸し暑い夏を思い出せるような試合ができたんじゃないかなと思います。
: ある意味潰しあいで、ネットリとした試合ではありましたけど。
■ 近藤有己:そうですね、熱帯夜の試合になったともいます(笑)。
: 前蹴りに多用していましたけど、アレは最初から?
■ 近藤有己:最初の奴が上手く入ったなっていうのがあって、ちょっと効いたかなっていうのがなんとなく感じてたんで。
: それで出した?
■ 近藤有己:そうです。2回目くらいに結構効いているなって僕の中で。
: 飛び膝も久しぶりに見れましたけど。
■ 近藤有己:ちょくちょく出しているんですけどね、本当は(笑)。まぁ、出せましたね。当たらなかったですけど。まぁ、近い感じで。まだちょっとズレがありますけど、戻ってきているなって感じましたね。
: 2Rでパンチを貰ってグラついた場面がありましたが。
■ 近藤有己:アレはパンチじゃなくって足が引っかかったんですよ。僕がバックステップするところでちょうど足を踏まれて…合気道みたいな感じですね。合気をかけられました(笑)。
: 効いてふらついたというワケではなくて。
■ 近藤有己:ではないです。
: 長い期間をおいての初防衛だったんですけど、その辺の感慨みたいなものはありますか?
■ 近藤有己:ん〜…それはないですね。ないです。
: 次の挑戦者は誰がいいとかありますか?
■ 近藤有己:誰でもいいです。
: たくさん試合をするっていう言葉が試合後にありましたけど、どんなペースで?
■ 近藤有己:月1位でやりたいですね。まぁ、意外と試合が終わるとトコトン腫れてて、いけんのかなって不安はありますけど、気持ちはあります。今日はホント自分の中でいい感覚で試合ができたんで、もっと試合がしたいですね。もっと試合がしたい感覚です。自分の中で伸び所を感じる。試合って最高の練習だと思うんですよね。もう一丁いきたいですね。一丁と言わず、どんどんいきたいです。
: 今来ている感覚を繋げていきたいっていう感じですか?
■ 近藤有己:一日一日、やっぱり練習って積み重ねじゃないですか。それと同じように、コンスタントにやって積み重ねたいですね。
: 微妙に噛み合っている様で噛み合ってないようでっていう。そういう感じがしました。
■ 近藤有己:そうですね。ちょっと行き急いでいるところが、ずっと悪いところがあったんですよね。一発に頼るというか。地に足がつかなくなっちゃってたんですよ。戦い急いでいるというか。
: パンチに自信がついたからなのかな、って思いましたが。
■ 近藤有己:っていうか、待てないんですよ。チャンスを待てない。試合だからって意気込んじゃうっていうか、前のめりになっちゃうんですよね。そういうのを抑えながらできたんで、それがそういう風に見えたんですよね。だから決して悪いことではないと思います。
: 松井選手だからっていうこともありますかね。
■ 近藤有己:あると思いますね。本当にありますね。タフでしたし。本当に向こうからどんどん仕掛けてくれたんで、噛み合ったと思いますね。
: 次の目標は?
■ 近藤有己:早く試合がしたい、試合ができるように怪我を治して、コンディションを整えて。どこでも構わないので。いつの大会でも構わないので、試合がしたいですね。相手が誰でも構わないので。