■ 第2試合「パンクラスゲート」ウェルター級戦 5分2ラウンド | ||||
○坂口征夫 (坂口道場) |
vs |
小野明洋× (チームタイゴン) | ||
2R 2:47、KO/スタンドの膝蹴り | ||||
■ 坂口征夫(74.2kg) セコンド: ■ 小野明洋(73.8kg) セコンド: レフェリー:松宮智生 |
: 今のご気分から。
■ 坂口征夫:嬉しいッスよ。最高ですよ。それだけです、幸せです。
: 試合の内容に関しては?
■ 坂口征夫:赤点です。すいませんでした。
: 初めてこういう場で試合をしてみて感想は?
■ 坂口征夫:気持ちいいですね。会場入って相手みてリングの側に来るまではえらい緊張したんですけど、リング上って全部吹っ切れて気持ちよかったです。舞い上がっちゃいました。
: だいぶプレッシャーがあるみたいでしたが。
■ 坂口征夫:でも、まぁ好きなように暴れて来いって最後ファミリーの方から聞けたんで。それで吹っ切れましたね。後は結果出すだけだったんで。上がってすいませんでした。
: 途中危ないと思う場面とかは?
■ 坂口征夫:全部ヤバかったですよ。殺るか殺られるかなんで。殴り合いですよ。偶々自分がああいう形で膝入ってよかったですけど、アレ入らなかったら自分がヤバかったです。取り合えず、何が起きるかわからないです。殺り合いなんで。いつも危ないと思っています。
: グランドを避けていましたね。
■ 坂口征夫:パウンドありでやりたかったですけど、パウンドがないとちょっと…。グランドで勝負するのもキツイんで。取り合えず、殴り合って勝つということを目標にやりました。殴って、蹴って、自分も蹴られて…。それで打ち勝ってよかったです。タップはどうしても性に合わないんで。まいったするなら顔面殴られてK.O.されたいと思いましたから。
: プレッシャーのせいだと思うんだけど、後半はスタミナがちょっと…。
■ 坂口征夫:でも、思ったより持ってくました。落ち着いたあと泡食っちゃったところがあったんで。まぁ、また練習やり直します。
: 自分の打撃で綺麗に入ったところは?
■ 坂口征夫:ないですね。一発目のジャブが、ストレートが掠って、ちょっとプレッシャーかけられたな位で、まったく同じ間合いだったんで。ちょっと自分でも戸惑ったところが。だから自分から出す前にどうしても貰っちゃってバテちゃったんで。それでいっぱいいっぱいになっちゃったんで。敢えて向こうも組み付いてこようとしていたし。それ狙って膝…膝は空手時代から得意技だったんで敢えて膝をボディーに入れて、ボディーが駄目なら顔にって形でやろうと思ってたんで。パンチと膝っていう作戦通りです。
: 話は前後しますが、ファミリーからって言っていましたけど、父親の征二さんからは何か?
■ 坂口征夫:好きなだけやって来いと。後は、最初と最後にキチンとコメント出せと。それだけです。後はもう暴れて来いと。それだけです。
: 憲二さんからは?
■ 坂口征夫:憲二は…まぁ、同じようなことを言っていました。
: 試合前の気分はどうでしたか?
■ 坂口征夫:入れ込んでもないし、落ち着いてもないし。不思議な気分ですね。後は、昔からの記憶が全部蘇って来て。気がついたらリングに上がっていました。
: 切れていますが、それは何で切れたんですか?
■ 坂口征夫:全然わからないです。もう殴り合っていたんで。上になったときに血が垂れていたから、まぁいいやって殴ってたんです。
: 尾崎社長は合格点だとコメントをだしていました。
■ 坂口征夫:本当ですか? それは自分が決める問題じゃないと思います。今日観ていてくれたお客さんとか、記者の方、パンクラスの関係者の方、その方達で決めていただければ、後は自分はそれに乗っかっていくだけなんで。まだアマチュアだって言われればもう一回やり直すし、合格点いただければプロとしてやっていきたいなって気分はあります。それは皆さんにお任せします。
: 尾崎社長はオファーを出すと。
■ 坂口征夫:本当ですか(笑)。ありがとうございます。
: 自分としてはやってみたい気持ちが?
■ 坂口征夫:プロになりたいッスね。
: 入場曲が流れるようなところで試合をしてみたいですか?
■ 坂口征夫:それも憧れの一つであります。今日は取り合えずリングに立つことが一つでした。次は入場テーマが流れるところで試合をしたいなって思います。
: 入場テーマはやっぱりお父さんと同じ…。
■ 坂口征夫:どうしましょうか(笑)。安田さんが使っちゃったから、わからないですね。被っちゃいますね(笑)。
: 今日の試合はどのように報告しますか?
■ 坂口征夫:取り合えず、そうですね…勝ったよって。それだけですね。まぁ、危なかったよって(笑)。本当に強かったんで。
: ご自身の目標はあると思うんですが?
■ 坂口征夫:多分35位までだと思うんで、後2年間。目一杯、やれるだけのことはやって結果がどうなるか。後2年間、本格的にやり続けていきたいなと思います。大晦日に出られればと思いますし。
: ダメージとかは?
■ 坂口征夫:鼻と顔が痛いです。
: 尾崎社長は早い内にデビューをさせたいと。11月とか。
■ 坂口征夫:気持ちが昂ってきますね。落ち着いてから考えたいです。
: 今回お父さんの坂口会長は征夫さんにプレッシャーをかけないために見に行くのは控えると言っていましたが、プロになったからには呼びますか?
■ 坂口征夫:いや、呼ばないです。憲二も呼ばないです。前も自分が話した通り、親父も憲二も関係ないんで。チケット払って…まぁ一応親なんで招待すると思いますけど、普通に観客席で観に来てくださいってことはすると思います。セコンドついたりとかそういうことは…。
: お父さんの力を借りたりとかそういうことは…。
■ 坂口征夫:しないですね。借りても自分が…まあ、借りて勝てるならいいですけど(笑)、そういう問題でもないんで。自分が一生懸命練習してそれがついてくるだけなんで。借りるつもりもないですし。自分は自分で、取り合えず一歩踏み出したんで、頑張ります。
: 大会前オーバーワークじゃないかと心配する声もありましたが?
■ 坂口征夫:そんなことないですよ。皆もっとしていますよ。自分はまだ甘っちょろいと思います。永田さん、窪田さん、松田さん…もっと練習しています。自分はもっともっと見習わないと。
: 坂口選手の試合について。
■ 尾崎社長:やっぱり雰囲気持っていますよね。本当に。大合格でいいと思いますよ。練習を見させていただいた段階から技術的にはなんの問題もないと思っていましたから。後は実戦でやるだけで。プロの域に達しているという話は受けていたんで。後はプロとして試合をできるかどうかって実戦モードだけでしたから。そういう意味で見ていただいた通り大合格。プロとしていけると思います。オファー出させていただきたいなと思います。早速。ご本人と確認して、早い内に。怪我も大したことないみたいだし。早ければ早いほどいいんじゃないですか?
: 早ければ年内にも…。
■ 尾崎社長:えぇ。後はご本人に話しを聞いてあげてください。
: 積極的に前には出てましたけどそういうところが?
■ 尾崎社長:プロとして必要なものってあるじゃないですか。その選手に技術も能力も何もかもあるんだけれどプロとしてどうなのかなって選手っているでしょ?それと真逆。要するに、プロとしての素質を持った選手だと思います。プロってお客さんを納得させなければいけない、沸かせないといけない。そういうのが一番プロとして大事な部分なんで、そういうのを全て持っていると思いますよ。やっぱりDNAってすごいですよね(笑)。そう思います。