image
第6試合 ライト級戦 5分2ラウンド
2位/1995年度ネオブラッド・トーナメント優勝
伊藤崇文
(パンクラスism)
icn vs icn 2006年度ネオブラッド・トーナメント ライト級優勝
松田恵理也×
(TEAM坂口道場)
2R 5:00、判定/2-0
判定:松宮智生(20-19)和田良覚(20-20)廣戸聡一(20-19)
■ 伊藤崇文(68.9kg) セコンド:北岡悟
■ 松田恵理也(68.4kg) セコンド:柳澤龍志、坂口征夫
レフェリー:梅木良則

試合を振り返って感想をお願いします。
伊藤崇文:川村始まるよ?今日の見所の。皆さん。それを観に来たんでしょ?大丈夫ですか?…なんでしたっけ。

今日の感想を。
伊藤崇文:今日は極めないとダメですね。寝技でいこうと思ってたんで。中々取れなくて、パンクラスで結構好きでやってたんですけど、拘ってるとやっぱり、競技が違うなって。最後に泣いて嬉しかったんですけど、でも、よく考えると今年の勝ち負けは一本勝ちもKO勝ちもないし、判定のたった1勝。経歴で、キャリアで言うと自分何戦か忘れましたけど、その中での「たった1勝」なんで。次どうしたいかって言ったところで次きっちり勝たないと、自分のアングルが、ストーリーもないから。今日のは嬉しいですけど、たかが「たった1勝」なんで。リング上はすごく嬉しくて泣いたんですけど、たかが、「たった1勝」なんで、キャリアの中で。

2006年は、人生の中で最高につまらない、最高に面白くない年だったんですけど、ちょっとだけ…ちょっとだけまあ、「許したろうか、俺」て。こんなんで喜ぶ気ないし。色々悩んでて、打撃とレスリングの融合に悩んでて、いつまでかかるかわからないですけど、こんなところでビビってちゃ仕方ないし。俺プロレスラーのくせにいちいち悩んだり泣いたりクヨクヨしたり。ダサいなあって思って、俺が。プロレスラーって強くて、凄くて、カッコよくて、今日みたいな12月だったら皆にクリスマスプレゼントを贈るような。そういうのが俺はプロレスラーだって思うから。まだまだ入場式で言った、俺は現実で戦って、お客さんに夢を売る商売だから。俺は納得してないから、誰がなんて言おうと自分で探して苦しんでプロレスラーになりたいって決めた入り口だから、俺が勝手に出口を探すから、拍手するもいい、笑うもいい。ブーブー言うもいい。最高の夢を見させてやるから、それがプロレスラーの仕事。でも、悔しい。全然悔しい。嬉しくない。全然嬉しくない。…同じism興行の中で、やっぱりこっちの方が見たいモンっていないもの。他の試合をしてもここに人が集まらないと俺は納得しないから。そういうプロレスラーになります。そういう選手になります。でも、嬉しいですけどね。後輩の試合に集まって見たいって思われるのも。でも、まだまだチャンスがあれば出て行きたいし、挑戦したいし。凄い刺激のある戦いだし。絶対最後には俺がリング上で笑うし、ザマー見ろって言って終わります。以上!…ご清聴ありがとうございました。これからもパンクラスをよろしくお願いします。