： ドローという結果でしたが。
■ 藤本直治：まあ、僕今日は力を出しました。これでドローなんで、砂辺選手も強かったので仕方がないです。納得しています。

： コール出た後に苦笑いが。
■ 藤本直治：まあ、でもやっぱり、選手は微妙な判定の場合は全部自分が勝ったと思うはずなんで。僕は勝ったと思いました。

： どの部分で勝ってたと思いましたか？
■ 藤本直治：自分の気持ちを結構出せて、上からでもどんどん殴っていけたし。ポジションは取ったり取られたり、か。自分の気持ちですよね。自分の気持ちで勝ったっていうだけなんで、試合は自分でもう一回見てみないとわからないですね。気持ち的に出し切れたんで、その部分で勝ったって思っただけです。

： 逆に、ここはやられたとか取られたっていう部分は？
■ 藤本直治：やっぱり、砂辺選手は気持ちが、下からでもどんどん攻撃してくるし、大技も出されたし、あとは見た目的にはちょっと腕を捕られた感じもあったんで、向こうも気持ちを出してくれたんで、ちょうど僕の中ではスイングしたんで、何回も言いますけど納得はしています。

： ランカー相手にそういう戦いができたので、その意味は今後に…。
■ 藤本直治：そうですね。自分の中ではもったいない気もするんですけど、首の皮が一枚繋がったところで。まあ、パンクラスのランキングは5位までですけど。そのランカーは外のリングでもそれなりにできると思うんで、僕も今までやってきて全然実力が足りないとは思っていないし、やってきた経験とか試合をしてきたという自負もあるので、僕も引けをとらないっていうか、全然上の人とか他のところに上がってもいけるんじゃないかなって思ってきていますね。

： それが今日の試合でも確かめられた？
■ 藤本直治：欲を言えば勝ちたかったんですけど、やってて面白かったし。確かめられたってことですけど、確認できましたね。やっぱり、自分で今まで、去年試合数も少なかったし納得いかなかったので、どれ程のモノなのかなってまだ不安になっていたので。で、新しい2007年のスタートを、負けてもいいから自分を出したかったので、まあこれで今年イケるんと違うかなっていう気持ちですね。

： 今後狙っていくのは？
■ 藤本直治：砂辺選手とも話したんですけど、タイミングが合えばまたしたいし。まあ、でも二人でフェザー級を盛り上げていって、他のところの選手とか、ランキングに入っている人同士とか、僕は入っていないですけど、僕も含めて色々また上の人たちと…。下の人もいっぱいいるんで、色んな選手とできれば。誰ととか拘っていないので。色んな選手とやりたいですね。

： 「怖い稲垣組」を…。
■ 藤本直治：そうですね。だから今年はだから僕はさっきも言いましたけど、今年っていうか一発目は負けてもよかったんで、一発殴られたら五発殴ってやったりとか、噛み付く勢いでいきましたね。反則スレスレにしてやろうかなって思ったんですけど、そこまではしてないですけど、そういう気持ちでいきました。

： 今年は稲垣組全体がそういう感じで。
■ 藤本直治：そうですね。狂喜乱舞。アイツらヤバイなって、一回やったら二回目はやりたくないなって思わせたいですね。みんな、僕も含めて頑張ります。