： 見事な勝利でしたが、試合を振り返ってみて。
■ 花澤大介13：ちょっとやっぱり自分の中ではアニマル選手を見た映像が、小池選手との試合だけだったんで、全く未知数だったので、打撃で行こうかなって思ってたんですけど、凄いワイルドなパンチでついついいつもの癖で組んでしまったんですけど。そうですね、ハイ。

： 得意技が？
■ 花澤大介13：体が勝手に動いたっていう感じで。組みになったら向こうも柔術を売りにしているみたいですけど、こっちも一応柔術は茶帯で、17戦やって一回も負けていないんで、その勝負では負ける気もしなかったので、作戦通りでもないと思うんですけど。結果として。

： 2Rは頭にいきなり首にフロントチョークで。
■ 花澤大介13：そうですね、切れられることはないと思ってたんですけど、凄い力で極められはしないけどむちゃくちゃ苦しいな、みたいな。ましてや片手だったんで。そのうちバテてくるかなって。

： クラッチがなかったですね。
■ 花澤大介13：そうですね、クラッチ組まれてなかったんで、アレ組まれていたら多分極められていたと思います。力が凄い強かったです。

： でも、脱出してからはワリと落ちついて対処できていましたね。
■ 花澤大介13：そうですね。僕らはどうしてもグラップリングをメインで練習していると、やっぱりギロチンとかは必ず狙われるんで一応対処法だけは用意しているんで、その後抜けたらチャンスは来るかなって。事実、その後にスタミナが切れて、半分心が折れたんじゃないかなって思ったんで。

： かなりパウンドは手応えがあったんですか？
■ 花澤大介13：そうですね。ただ今回、首を年末に怪我して、右のパンチがまったく撃てなかったんで、何回かパウンド右を撃ってみたんですけど撃てなかったんで、右は掌底だけだったんで、ちょっとそれと右に力が入らなかったんで、いわゆるパスガードいったときに、柔術の技術があるのがよくわかったので、十字とか捕られるのがイヤだったんで、左手一本でパウンドを撃ちながら、最後どこかでパスしようかなとして極めを狙おうと思っていたら、そのパウンドで決まったんで、よかったです。

： タップしたんですか？
■ 花澤大介13：どうなんですかね？相手が凄い声を出しているみたいな感じだったんですけど、それをレフェリーが「どうだ？どうだ？」って聞いていたんで、もし僕があそこで手を休めていて、もう一回「実はタップもなにもしていなかった」っていうのもイヤだったんで、形だけ…ハイ。

： 気持ちのいい勝利だった？
■ 花澤大介13：そうですね。まあ、こんな言い方をしたら偉そうな言い方かもしれないですけど、まあ、右腕がまあ使えなかったにしてはよかったんじゃないかと思いますけど、もうちょっと2Rの頭に打撃を食らったのが、一発の打撃も貰うつもりもなかったんで、その練習をしていたんですけど、それが出せなかったのがちょっと残念です。

： 今年は幸先のいいスタートで。
■ 花澤大介13：そうですね、ハイ。とにかく、地元で全然勝てていなかったので、凄いいつも声援を貰っていて。まあ、勝ててよかったっていうか、やっと勝つ姿をみんなに見せることができて、それが何より嬉しいです。

： 今年、これからの目標は？
■ 花澤大介13：ちょっと確定じゃないんですけど、3月、4月くらいにアメリカの方に行って、2試合か3試合くらいやってくるんで、その間ホームステイみたいな感じで。まあ、考えているだけなんでどうなるかわからないですけど、そう考えているんで、できればいい成績でパンクラスに凱旋して、3R戦える相手と試合をしたいなと思っています。