■ 尾崎社長:2007年からもう2ヶ月経っちゃっているんですけど。実は皆さんもご存知の通り、2007年の東京での初の大会だったんですよ。そういう意味もあって、実は気合が入っていました。それと同時に、『bodog』との提携第一弾ですから、2007年、もしかしたら2008年以降の、先々を占うような興行だったのかなという風に、主催者側としては観ていました。そういう意味でも、セミセミとセミ。『bodog』からの刺客ということで行ったんですけど、1勝1敗。内容も僕は良かったと思います。これから、どんどんこういう試合が組まれるので、皆さん是非期待してもらいたいな、と思います。
: 手応えとして相当なものが?
■ 尾崎社長:ありましたね。コスタリカの試合内容については、守秘義務があって皆さんに話せないんですけど、やっぱり選手自身がどういう気持ちで、どういう姿勢でやるのかって言うのが一番重要で、それを見ながら、言葉は悪いかもしれないですけど、選手を煽りながら、団体として『bodog』との提携を深めていくっていうのが重要なポイントになってくるので。そういう意味でも今日の大会は深い意味があったんじゃないかと僕は感じています。
: 伊藤選手と試合後に言葉を交わされていたようですが。
■ 尾崎社長:伊藤とはちょっと話しましたが、僕が本部で聞いたのは、最初はちょっと意味がわからなかったんです。で、もういっぱいだっていうのは、満足だっていうニュアンスで僕も聞いたんですけど、本人は何か言っていましたか?
: 「出るかもしれないし、出ないかもしれないし…。もしかしたらもう終わりかもしれないけど、今はわからないです」と。
■ 尾崎社長:僕もそういう風に僕も捉えています。まずは明日は完全に休みなさい、と。で、明後日はちょっと一度話をしようって声を掛け合ったところです。伊藤ももう35歳ですからね。ネオ・ブラッドトーナメントの初代チャンピオンですからね。格闘技人生も相当長い…。で、伊藤もキックに挑戦したいとか、格闘技というものを真面目に捉えてきた男なんで、ちゃんと話をして、先々のことを彼の意思に沿うような形で、会社のバックアップを含めて考えたいと思います
: 北岡選手が『PRIDE』の名前を出しましたが。
■ 尾崎社長:『bodog』と提携したのを一番心配していたのが北岡で(笑)。提携してすぐ、内部での話が最初だったんですけど、発表する前に北岡から「『PRIDE』との関係は大丈夫なんですか?」って話はされいたので。ただ、ウチのほうとしては、『bodog』との提携はこれから深めていくけど、「PRIDE」さんとの関係は僕らとしては、今までと同じスタンスをとるという話はしています。僕は心配ないと思います。
: 彼なら勝ってくれるだろうという期待が?
■ 尾崎社長:ありますね。北岡が『PRIDE』を何故、自分の頭の中に捉えていたかっていうのは、北岡が戦いたい相手が今現在『PRIDE』にいるんじゃないかっていう風に僕は捉えています。その戦いたい相手っていうのは、常に変わったりするわけで、北岡が今『PRIDE』に出たいという気持ちがあるんだったら、今そういう風に僕は動くし、もしかしたら『bodog』に北岡が戦う相手が出てくるかもしれないし、そうしたら僕は『bodog』さんと話をします。常にパンクラスとしては北岡の件に限らず、柔軟でありたいと思っていますから。会社として、柔軟にいきたいな、と。もちろん、『bodog』との交流提携が一番重要であることに変わりはないですけどね。
: ウマハノフに何か罰則は考えていますか?
■ 尾崎社長:恐らく、SKアブソリュートの松本さんとウチのマッチメイクをしている坂本の方が話をすると思いますけど、ちょっとミーティングして今後の対処を考えたいと思います。