尾崎社長
尾崎社長:この興行一時はどうなるかと思いましたが、こうやっていい試合が多くてホッとしました。金原選手に関して涙ぐみそうになってしまいました。彼が、今日の試合までに前の二つの試合を思い出して、ただ嬉しかったです。こういう言い方がいいかはわかりませんが、千代の富士関が引退を決めた試合で、川村と貴乃花を準えてジーンと来ちゃいました。ロシア人が強かったっていう印象としてあるんですけど、今度はちゃんとビザを取ってきてもらって、3対3だけじゃなくて5対5くらいの気持ちでいます。何かご質問があれば。

金原選手は最後の試合で、できれば近藤選手とやりたいと言っていました。
尾崎社長:言っていましたか(笑)。では、それも含めてウチで10カウントを鳴らさせていただきたいと思います。逆にそれは金原選手の長い選手生活、格闘技人生って考えると、ウチのリングで10カウントを鳴らさせていただくのが、ウチにとっても光栄な気がしますね。対戦相手に対しては、近藤は今病に臥せっていますので(笑)。

前半戦でライト級に色々動きがありましたが。
尾崎社長:そうですね。ライト級がウチがちょうど選手が少ない階級だったんですけど、ちょっとずつ出てきたなあ、と。他のところでは70kg以下って盛り上がっているところなんだけど、ウチのライト級69kg以下は選手がいなかったんだけど、大分選手が出てきたので、タイトルが決まるのもランキングが決まるのもそろそろかなあ、と。

他の階級見て、トーナメントとか…。
尾崎社長:その方がよければ考えますね。その方がいいかもしれませんね。本来僕が口を酸っぱくして言っているのは、日本人って69kg以下っていうライト級が絶対多いはずなんですよ。それよりもウチは何故かウェルターやフェザーの方が多くていなかったんですけど、段々埋まってきそうなのでトーナメントとか考えてもいいかな、と。

川村選手は今後、大先輩越えも果たして、今注目度が上がっていますが…。
尾崎社長:なんでしょうね。アイツの魅力を今日改めて感じちゃったんですけど、金原選手には簡単には勝てないとは言え、前の試合もそうですけどちゃんとお客さんの心を掴む試合をしてしまう。すんなり勝たない(笑)。アイツそういう天性の魅力があるんじゃないかなあ。川村選手のファンになる方が多くて、そういうのってプロとして物凄く大事じゃないですか。だからアイツはそういうのを天性として持っているんじゃ ないかな。実力もね、シュートボクセを破って、金原選手をKOできるのって相当力を持っていないとできないことなんで。だから、マッチメークもいいのを考えて、川村を盛り立てていければいいなと思います。こういうところでいいですか?4月27日に、対『bodog』と坂口征夫選手のプロデビュー戦で散々盛り上げて。昼間じゃないので。昼間はちょっと辛いですね(笑)。早起きしないといけないし、お客さんも厳しいし(笑)。4月27日は是非期待してください。ありがとうございました。あ、沖縄も。結構あるんですよね。宜しくお願いします。