■日時:3月7日(水)15:00〜
■場所:日本体育大学レスリング場
■参加選手:金原弘光(U.K.R.)
update:3.13
PANCRASE 2007 RISING TOUR 3.18 後楽園ホール
金原弘光選手公開練習
PANCRASE 2007 RISING TOUR 3.18 後楽園ホール
金原弘光選手公開練習
■ 金原弘光:試合前は皆、こんなこと(公開練習)やってるんですか?
: そうですね。
■ 金原弘光:僕、初めてですよ。16年やってきて。
: 久々のパンクラス参戦となりますが、参戦の経緯は?
■ 金原弘光:いや、パンクラスサイドから川村選手との対戦のオファーがあったので、僕は誰でもいいですよって答えました。
: 川村選手の印象は?
■ 金原弘光:昨日、初めてビデオ見たんですよ。そうしたら、体力はあるし、パンチは結構、重そうですね。
: 噂などは聞いていますか?
■ 金原弘光:噂は・・・人から聞いた話だと、アグレッシブな前に前に出てくる選手だとは聞いていたんですけど、実際に見たことが無かったんで、格闘技名鑑とかで顔写真を見たりしか情報が無かったんですけど、ビデオを見たら若いから体力はあるなと。
: 若い選手の挑戦を受ける気持ちというのは?
■ 金原弘光:僕もそういう歳になったんだなって(笑)長い間やってると、そういうふうになってきますよね。若い選手とやる機会もこれから増えてくるだろうし。
: 日体大にはいつごろから練習に来ているのですか?
■ 金原弘光:昔からですね。『キングダム』の頃からちょくちょく来てますね。やっぱ、『リングス』が無くなってから道場がなくなってから、しょっちゅう練習させてもらってますね。
: 週にどれくらいですか?
■ 金原弘光:週に・・・試合が近いと一回とかですけど、試合が無いときは週四回とか。体力をつけるのに一番良いですからね。
: スパーリングは大体、何ラウンドくらいやられているのですか?
■ 金原弘光:2分を30本くらいですね。最初はグレコをやって、フリーをやるってかんじですね。皆、若いですから。最初の1年生のウチは勝てるんですけど、後半になってくると段々、取られるようになって、3年、4年の時には歯が立たなくなるんですよ。
: 相手の川村選手を想定した上での練習でしょうか?
■ 金原弘光:レスリングは普段からやっていることなんで。
: ビデオは何の試合をご覧になられたのですか?
■ 金原弘光:ブラジル人との試合のやつですね。
: 金原選手から見て穴はありましたか?
■ 金原弘光:あるとは思うんですけど、寝技が見てないので、ブラジル人との試合しか見ていないので、わからないですね。
: 川村選手はデビューして1年弱ですが、そのことは御存知でしたか?
■ 金原弘光:そうなんすか?自分なんかも若い頃はイケイケで、何でもやってやれ、喰ってやれって気持ちが強かったんで、彼のためにも先輩がガツンと勝たないとね。それは感じますよ。
: パンクラスサイドのオファーは川村選手を売り出すためのオファーのようにも感じられるのですが、その辺は?
■ 金原弘光:まぁ、そうでしょうね。だって、ビデオ送ってくれなかったですから(笑)試合決まってるのに。
: その辺にもパンクラスの作戦を感じますか?
■ 金原弘光:まぁ、でも、僕も逆の立場ならそうするかもしれないし(笑)
: 今後、パンクラスで、どういった活動をしていきますか?
■ 金原弘光:彼(川村選手)がランカーなんですよね?なんで、ランキング入りしてタイトルを取りたいですね。
: もう一度、近藤有己と?
■ 金原弘光:そうですね。やらなきゃいけないですね。
: 近藤選手が拳の怪我で戦線を離脱されているなかで、川村選手も看板を背負って試合に臨むと思われますが、そんな選手を迎え撃つ気持ちは?
■ 金原弘光:必死でしょうね。必死な選手が一番怖いですよ。でも、圧倒しないとダメですね。
: どういった部分で圧倒したいですか?
■ 金原弘光:やっぱり、こんなことするのかってことを、総合の深みを見せないとダメですね。経験で学んだ技を。
: レスリング以外では、どんな練習を?
■ 金原弘光:色々、寝技やったりとか、打撃をやったりとか。
: 具体的には?
■ 金原弘光:TK(高阪剛氏)の所に行ったりしてますよ。
: 高阪さんの弟子の渡辺選手は川村選手と対戦経験がありますが、お話はしましたか?
■ 金原弘光:あっ、そうなんですか。彼、試合してるんですか。じゃあ、今度聞いてみます。
: 金原選手はパンクラスでは白星がありませんが、今回は試合内容は勿論、結果にも拘っていかれますか?
■ 金原弘光:判定ばっかですからね。
: では、金原選手が今度の試合で思い描いているフィニッシュは?
■ 金原弘光:まぁ、色々ありますよ。
: 当面の目標はパンクラスのベルトになりますか?
■ 金原弘光:そうですね。年内に。
: 話が戻ってしまいますが、先輩に試合を挑む気持ちというのはいかがですか?
■ 金原弘光:勢いだけでやってやるって感じですね。逆に、先輩の壁は高いなって思いましたね。やっぱ、そういう先輩がいないとダメですよね。
: 同期や後輩と試合をすることよりも、先輩との試合は思い入れが違う?
■ 金原弘光:そうですね。でも、僕、一回りも(年齢が)上の先輩と試合をした経験は殆ど無いですから。
: 金原選手にとって一番高かった壁だった先輩は?
■ 金原弘光:僕は、安生さんですね。この人、凄いなぁって思いましたね。
: 陳腐な言い方ですが、「リングス最後のエースvsパンクラスの新エース」という見方も出来ると思いますが、その辺りは?
■ 金原弘光:それは、全く。リングスが無くなって何年も経っていますから。何にも感じてないです。でも、凄いですよね。デビュー1年ちょっとで勝ち上がって、将来を嘱望されてますね。
: まだ、負け知らずです。
■ 金原弘光:でも、負けてくと強くなりますからね。
: 今年、一年はどのように?
■ 金原弘光:まずは、これをクリアして、ランキング入って、ランキング戦をして、それでタイトルマッチですね。
: 今年はパンクラスを中心に?
■ 金原弘光:そうですね。それが、いいんじゃないんでしょうか。
: 近藤選手以外でパンクラス内で興味がある選手はいますか?
■ 金原弘光:僕、あんまりよく知らないので、ちょっと分からないです。
: bodogとも提携して海外からも選手が送り込まれてきますが。
■ 金原弘光:外国人はいっぱい試合してるし、そんなに(笑)あえて、自分からやりたいとは思わないですね。
: 後味が悪い試合が続いていますが・・・
■ 金原弘光:ずっとですね(苦笑)
: それを踏まえて、気をつけたいことは?
■ 金原弘光:意識が判定になったらどうしようとか、そっちの方にいってしまっていたので、試合の方に向けないとダメですよね。だから、逆を言えば、完全なら勝利をすれば誰にも邪魔されないですから。そうやって、心を強くしていかなきゃいけないですね。心技体の中で心が一番大事ですよ。最近、それを凄く思いますよ。
: 試合のシミュレーションとしてはいかがでしょうか?
■ 金原弘光:試合は、リングに上がってみてから。何でも出来るんで。