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第4試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド
×坂口征夫
(TEAM坂口道場)
坂口征夫 vs チェ・ヒュンソク チェ・ヒュンソク
(チーム タックル)
1R 1:51、KO/顔面パンチ
■ 坂口征夫(73.8kg) セコンド:松田恵理也
■ チェ・ヒュンソク(74.3kg) セコンド:チェ・ムベ
レフェリー:松宮智生
試合を終えての率直な感想を。
坂口征夫:すいませんでした。殴り合いに行く前にああいう状態になっちゃったんで。パンチが効いたっていうよりかは、表面上にガツンともらったような感じで、9月にゲートでもらったパンチのほうがよっぽど効いた感じでした。ただ、浮き足立っていました。入場してリングに出るまで、宇宙船が降りてきて通路をバーっと広げられたような感じになったところに入っていって、リングに上ったら目の前がバーっと明るくなって、「俺の相手が何で目の前にいるんだろう?」っていうような。テレビゲームのような感じでしたね。あのハイキックのあたりで冷静になろうとしてハイを出したくらいで、後はひどい内容でした。経験不足です。

テーマソングが重かったっていう感じですか?お父さんの。
坂口征夫:あれは…いいんじゃないですかね。

色々なものを意識しすぎた?
坂口征夫:プレッシャーはすごいかかっていましたよ。生まれてきた中で一番かかっていたんじゃないですかね。プレッシャーのせいにはしたくないですけどね。1週間ほとんど飯も食えなかったし、ずっと下痢続きだったし。昨日こんなにプレッシャーがかかっているんだな、って思ったし。まあ、それが負けた原因だとは思っていないですけど。自分の経験不足と、弱かったから負けました。それだけです。

試合をしていて、リーチの差は気になりましたか?
坂口征夫:デケェなあ、って思いました。蹴りも重かったし。リーチの差も感じました。背も高かったですね。

膝蹴りも、首相撲に捕らえて入っているけど届かない?
坂口征夫:顔は届かなかったですね。ボディーに入れてから下げさして顔に、って思ったんですけど下げてくれなくてボディーどまりで。一発一発が重かったです。

右フックを食らってから視界が、左目が切れているように見えましたが。
坂口征夫:(左目のほうに)指か何かが入ったんですかね、それで涙が出てきていて、あまり拭うと狙われるからずっと堪えていたんですけど。何か指かグローブの端っこかわからないんですけど、涙がずっと出てきていて。ヤベェなあって感じでしたね。

目が涙で視界が?
坂口征夫:指か端っこかわからないんですけど。

その場面を左フックで狙われた、と?
坂口征夫:だいぶ下がったんで、打たれれば当たっちゃいますね。

ダメージはどれくらい?
坂口征夫:ダメージは…元気です。明日にでも韓国に行ってリベンジします。勝つまでやりに行きますので。そういう気持ちですね。

またすぐ次の試合という声も上がってくると思いますが。
坂口征夫:次またあの人と。韓国に行ってやりますよ。だから尾崎社長に頼んで韓国で興行を打ってもらおうと。勝つまで追っかけますよ。アイツに勝つまで日本に帰ってこないくらいの気持ちです。それくらい悔しいです。さっき本人に言ってきたんですよ。「次は韓国で。お前に勝つまで韓国にいるから」って。

どんな反応でしたか?
坂口征夫:苦笑いしていました。何か友達みたいになられて。それはそれでいいかもしれないですけど、とりあえず俺の腹の虫が納まらないので、韓国まで追いかけて、次は韓国大会で勝負しようと。とにかく、勝つまで韓国でやりたいですね。

他のオファーが来ても断る?
坂口征夫:…実は、勝ったらプロレスをやろうと思っていたんですよ。どうでしょうね?とりあえず今は、アイツを追いかけ続けるくらいしか頭にないです。しつこいですけど。あとは、ちょっと勝ったら色々考えていたんですけど、これからは自分の気になるリングで気になる人間と試合をしたいっていう…。勝ったら言おうと思っていたんですけど、その前にアイツを…。

リベンジして、そこから始める?
坂口征夫:そうですね。もう二度と俺とやりたくないっていうくらいまで。一回勝つくらいではチャラなんで。二回くらい勝って、「二度と坂口とはやりたくない」って言わせてから日本に帰って来たいです。それくらいしないと腹の虫が納まらない。

どうしても韓国でやりたい?
坂口征夫:せっかく日本に来てもらったんだから、次は俺が韓国に行くのがスジでしょう。それに減量もしなくていいのでそのままで。あえて今回はこっちのホームに来てもらったので、次はこっちが行ってあげてもいいのかな、と。負けた人間ですから。

お父さんには電話は?
坂口征夫:してないです!ウチのカミさんがしましたけど。

非常に気になっていたみたいですけど。
坂口征夫:面倒臭いので喋りたくもないです。

弟さんが来られていたという話もありますが?
坂口征夫:来ていたみたいですね。来てさっさと帰ったみたいで。…いや〜、カッコ悪いですね。カッコいいところを見せたかったんですけど。すいませんでした。自分が弱いんで。もっともっと強くなって、皆さんの期待に応えられる様な試合をしたいです。すいませんでした。また宜しくお願いします。