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PANCRASE 2007 RISING TOUR 4.27 後楽園ホール
坂口征夫選手公開練習


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■ 日時:4月12日(木)17:00〜
■ 場所:坂口道場
■ 参加選手:坂口征夫(TEAM坂口道場)

ウェルター級戦 5分2ラウンド
本戦初出場/坂口征夫
(TEAM坂口道場)
坂口征夫 vs チェ・ヒュンソク チェ・ヒュンソク/初参戦
(チーム タックル)
2006年9月ディファ有明大会パンクラスゲートで小野明洋(チームタイゴン)と対戦。得意のヒザを何度も相手に叩き込み、最後は顔面へのヒザ蹴りでKO勝利を挙げた坂口。一方、韓国・格闘技界の雄チェ・ムベが主催するチーム タックルで活躍し、日本初登場となるチェ・ヒュンソク。
“世界の荒鷲”と呼ばれた坂口征二の遺伝子を受け継ぐ坂口征夫が遂にプロデビュー!
父親譲りでもある、持ち前の闘争心とアグレッシブなファイトスタイルで坂口がデビュー戦を白星で飾るのか?それとも、未知の強豪チェ・ヒュンソクがチーム タックルの強さを見せ付けるのか?
荒鷲二世と韓流ファイターによるプロレス・格闘技界注目の一戦!
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基本的なことを伺いますが、毎日何時間くらい練習をされているんですか?
坂口征夫:え〜と、ここで1時間半くらいプロの練習を。プロの方とアマチュアの方が来ると練習して、その後習いに来ている一般の練習生の人と練習しています。ない日は走ったりとかチョロチョロとやっています。

では、ほとんど一週間のうちどれくらいですか?
坂口征夫:一応、自分の目標は日曜日を除いては毎日と。体がもてば、の話ですけど。

合宿に行かれたりは?
坂口征夫:ないですね。ここで、みんなここで練習して試合出て勝っているので、合宿行ってどうのこうのって…。ここで練習して勝てないんだったら何やっても意味ないですから。ここで始めて、ここで終わるつもりなんで。

右足を怪我されて、再開されたのはいつくらいですか?
坂口征夫:1月くらいからボツボツ始めたくらいですか。

今は全く?
坂口征夫:すいません、忘れていました。

2月とか3月にもパンクラスで大会がありましたが、そのころはまだ?
坂口征夫:本当は2月に出たかったんですけど、仕事を抱え持っているもので。どうしても現場仕事なので人が足りなくなるとどうにもならないんで、そっちの方に専念させてもらいました。公共工事なんで3月まで忙しい状況なので。その点で2、3月はすいませんってことで。まあ、出るからには万全の状態でリングに上がりたいなっていう気持ちのほうが強かったので、一応勘弁してもらいました。

4月は一段落する時期ですか?
坂口征夫:4月は一段落しました。ただ、3月末まではとんでもない状況だったんで、そこから追い込んでいるんで何とかなるかと思います。

3月なんかは練習時間は…。
坂口征夫:3月…何回くらいでしたっけ?週1回とか。寝るのも2、3時間くらいなんで。後はずっと現場やってデスクワークやってって繰り返しなんで。まあ、建設作業員みたいなものですよ。練習しないで現場行っていたら足腰強くなったって褒められました(笑)。

現場出られるときは監督を?
坂口征夫:なんでもやりますよ。監督も作業員も機械もやりますし。あと、役所との交渉もやりますし。小さい会社なのでそこまでこなさないとどうにもならないんで。まあ、基本的には作業員に毛が生えたくらいのアレですね。

機械というと、ユンボ?
坂口征夫:そうですね。一応免許を持っています。

何級ですか?
坂口征夫:土木の一級を持っています。

両立は難しいですよね。
坂口征夫:でも、皆さん仕事をしながら試合を出ている方ってかなりいると思うんですよ。だから別に、格闘技だけに専念できることは幸せなんですけど、家族もいるので、その分食わせないといけないですし。そんなに苦だとは思わないですね。皆さんやっていることなんで、自分だけ「じゃ、格闘技しかやりません」っていうワケにはいきませんので。

試合が近づいてきて、期待と不安を比べるとどっちが大きいですか?
坂口征夫:期待はないですね。不安がデカいかな。あまり考えない。不安と何も考えないのが半々くらいですか。

不安っていうのはどこまでできるかな、ってことですか?それとも、リングに立つことが怖いっていうことですか?
坂口征夫:どう攻めるかなって感じです。出だしのゴングをどうしようかなっていう不安で。立っちゃえば喧嘩なんで体が勝手に動くと思うんで。ただ、ファーストコンタクトのところだけを、こないだの試合でも反省しないといけない部分がかなり多かったので、そのあたりをどう攻めようかなって…まあ、そこが不安ですね。すごく。あとは、なるようになるしかないので。

相手の研究はされたんですか?
坂口征夫:あの〜…(尾崎)社長、すいません。12月に社長からデータをいただきまして、ちょうどウチのアマチュアの選手の試合で、写真を見たんですよ。で、その後打ち上げで…飲みに行って失くしちゃったんですよ(場内爆笑)。

データそのものを?
坂口征夫:はい。で、それっきり「ください」ってワケにもいかないし…。いやあ、言い辛いなあって思いながら今まで過ごしていて、一週間くらいして気付いて「あれ、何処にいったんだろう?」って。たぶん、飲みに行って焼鳥屋かなんかに置いてきちゃったんだろうな、って。ま、ゲートのときもそうだったんで、相手の情報なんてわからないんで。韓国の人だってわかっていればいいかなって。

立っちゃえば、ファーストコンタクトの後は喧嘩だと…。
坂口征夫:そうですね、はい。

喧嘩はかなり自信は?
坂口征夫:ないです、はい(笑)。でも、みんなヤバいと思ったら、やっぱ何もやってない人だって強いですから、力出せますから。そんな感じじゃないですか?

特に上達した技、実戦でやってみたい技はありますか?
坂口征夫:特にないです。最近「ロッキー」シリーズを観て研究したんですけど、あの人打撃を貰いすぎちゃうほうなんでダメだな、って(笑)。逆にアポロの脚捌きなんかを観て研究しているんですけどね、毎晩。

最新作はご覧になった?
坂口征夫:いや、もう観に行きます。アレは試合前に観に行かないと多分モチベーション上がらないと思うので。I〜Vはコンビニで買い込んできたので今毎晩観て勉強しています。

還暦迎えても戦う…。
坂口征夫:すごいッスよね。あの体を維持するのはウチの親父かロッキーくらいかなって。

9月のパンクラスゲートをやって、怪我があって、かなり期間が空いたわけですけど、ご自分の中でプロデビューの意識は?
坂口征夫:こないだのがデビューみたいなものでしたから。9月が。今回は別に…そうですね、もっといるお客さんの中で、テーマ曲がついて…試合ができるくらいの感覚しかないです。別にプロになったからとか、プロのデビューっていうのは何もないですね。考えてないですね。ただの試合ですとしか考えていないので、ずっとアマチュアの空手の試合とか出ていたけど、何もそんな感じと変わらないです。

どんな試合展開をしたいとかは?
坂口征夫:お客さんが盛り上がるような試合が、まあ当たり前なんですけど、…どうなんですかね。お互いボコボコに殴ったり蹴ったりして、勝った負けたがつくと思うんで、多分そういう試合になるんではないかなとは頭の中にありますけど、あんまりガードをしなさすぎだとか批判の声もあったんで、一応今回きちんとガードの技術も覚えないといけないんで、上手く出せたらなっていう感じですね。

散々言われていると思いますけど、やっぱり荒鷲Jr.っていう見られ方が多いと思うんですけど、その辺のプレッシャーとかは?
坂口征夫:あんまり…ポスターの名前にはびっくりしたんですけど、それくらいは…後はあんまり考えていないですね。アレはちょっと修正ペンで全部消して歩こうかなって思ったくらいで。自分の名前が出るのはまだ他の選手に対して失礼だと思ったので。

今回は弟さんはお見えになるんですか?
坂口征夫:どうなんですかね。何も…入場曲が決まったよ、くらいしか話していないので。多分、ボチボチ忙しいんで、まあ…どうなんですかね。忙しい人なんで。観に来るのかもしれないし、あんまり…来いよともきてないですし。

入場曲が決まったって会話をしたのはいつ頃ですか?
坂口征夫:今日、木曜日ですよね。火曜日です。一昨日ですね。

何かエールみたいなものは?
坂口征夫:「いいじゃん」って。それでおしまいでしたね(笑)。そんなもんですね。あとは大体練習している間に帰っちゃったりしているんで。あんまり会話はそんなにないですね。

入場曲はちなみに…。
坂口征夫:いや〜、それは当日まで楽しみにしておきましょうか。まあ、面白くはしてあると思うので。そういうところから魅せたいな、って意識しているので。

ゆくゆくはプロの格闘家としてそれで食べていきたいという思いは?
坂口征夫:難しいですね。これと食べるのはまたちょっと…難しいところなんで。そうですね、自分が強くなって、こういう道場を立てて、そういうので携わりながら生活をしていきたいなっていうのはすごくありますね。ただ、今の土木の世界も、元々自分が好きで入っていっている世界なので捨てがたいなって。会社の方が理解のある会社なので、まあ、かなり融通が聞いてもらって、好き勝手やらせてもらっているので、一番は両立なんですよ。ただ、欲を言えば格闘技っていうのもあるんですけど、どうしても独り者だったら別なんですけど、家族がいるのでそういうわけにもいかないですし。悩みどころですね。

当日ご家族は観にいらっしゃるんですか?
坂口征夫:いや、来ないんじゃないですか?呼んでいないですし、呼ぶつもりもないので。まあ、テレビで、スカパーですか。あれで観てもらえたらそれでいいんじゃないですか?わざわざ後楽園まで来なくても。これ、アレですか?ネットに出るやつですか?

はい。
坂口征夫:昨日、対戦相手のコメントを見たんですけど、ちょっと一言だけ。自分は決して有名じゃないんで。自分の周りが有名なだけであって、だから自分をKOしたからって言っても、アンタの顔は日本では売れないと思いますし、俺のことをKOできるならしてみてくれ、と。それだけ載っけておいてください。それだけです。