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PANCRASE 2007 RISING TOUR 5.30 後楽園ホール
大石幸史、川村亮選手公開練習
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■ 日時:5月24日(木)
■ 場所:P's LAB東京
■ 参加選手:
大石幸史(パンクラスism/ウェルター級3位)
川村亮(パンクラスism/ライトヘビー級2位)
メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
ランキング2位
川村亮
(パンクラスism)
川村亮 vs ファビオ・シウバ ファビオ・シウバ/初参戦
(シュート・ボクセ・アカデミー)
3/18(日・昼)後楽園ホール大会で“リングス最後のエース”金原弘光(U.K.R.)と対戦。金原のタックルを切り、打撃勝負を仕掛けると、互いに一歩も引かない壮絶な殴り合いを展開し、最後はパンチの連打で金原をマットに沈め、勝利を挙げた川村。
一方、シュート・ボクセ・アカデミー期待の重量級ファイターとしてブラジルで活躍し、現在、総合6連勝中の新鋭ファビオ・シウバ。
デビュー以降、未だ負け無しの川村が早くも3度目となるブラジリアンファイターと激突!
一人シュート・ボクセ対抗戦を繰り広げる川村が強烈な打撃でKO勝利を挙げるのか?それとも、同門ヴァンダレイ・シウバを兄のように慕うシウバが、ヴァンダレイ譲りのファイト・スタイルで日本発上陸をKO勝利で飾るのか?
日本とブラジルの新世代ファイターによるチームの威信を賭けた熾烈な一戦!
第6試合 ウェルター級王座 次期挑戦者決定戦 5分3ラウンド
ランキング2位
井上克也
(和術慧舟會RJW)
井上克也 vs 大石幸史 ランキング3位
大石幸史
(パンクラスism)
2006年8月横浜文化体育館大会で行われたウェルター級タイトルマッチで石毛大蔵(SKアブソリュート)と対戦し、激しいパンチの応酬の中、怯む事無く殴りあい、最後まで石毛を苦しめた井上。
一方、2006年12月ディファ有明大会ism主催興行で『NKB』ミドル級5位(当時)の野沢洋之(スタンド)と対戦し、キックのランカーである野沢を相手に一歩も引かない激しい打撃戦を展開し、最後は一撃必殺の右フックでKO勝利を挙げた大石。
益々、磨きの掛かるボクシングテクニックと“和製カレリン”と呼ばれる豪快な投げ技を武器に、前王者の井上がランカー対決を制し完全復活を果たすのか?それとも、空手を取り入れたファイトスタイルで2試合連続一撃KOを挙げている大石が三度、一撃必殺を体現するのか?
ウェルター級の頂点とリベンジを果たすためにも決して負けられないウェルター級挑戦者決定戦!
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ダーツの的を持ってきて
川村亮:いつもどおり、真ん中に入ったら終わりで。
川村亮:この、人がいる中で、集中して、必ずブルに入れます。
川村亮:(一投目、的に当たるも、やや外れる)
川村亮:(二投目、的の真ん中に当たる)おっ!
大石幸史:おぉ〜。
川村亮:見ました!?この集中力!見ました?今、真剣に息が切れた中での集中力!こういうのッスよ。大石さん!
大石幸史:(代わって、大石の一投は、的を大きく外す)
川村亮:大石さんマイダーツですよね?
大石幸史:(二投目、的に当たるもやや外れる)
大石幸史:(三投目、的の真ん中近くに当たる)よしっ!!もういい。
川村亮:真ん中に当たるまでですよ!
大石幸史:マジで!?(ダーツを回収しつつ)…ギャラリーがいる中でやるのはやっぱり難しいな。
川村亮:そういうところがやっぱり…。
大石幸史:(一投目、的近くに当たる)
川村亮:いいですよ!
大石幸史:(二投目、的の真ん中に当たる!)よしっ!
川村亮:おぉ〜!
大石幸史:今結構集中していた。
川村亮:入りましたね。
大石幸史:がんばったよ。俺、今日。…がんばったよ。
川村亮:格好つきましたね。
大石幸史:今日はダーツの格好してきたからね。

質疑応答にて
これはどういった意味があるのでしょうか?
川村亮:これですか?もう見てのとおり。集中力ですね。集中力プラス、色んなものを射抜きます。相手の心。観ている人たちの心。そういうダーツです。で、こう…息が切れた中、しかもみんなが見ている中、僕らはできなきゃいけない。で、結果、真ん中に当てます。幸先がいいんじゃないですか?

これは集中力を養うトレーニングであると?
川村亮:もうすごい集中力だと思いませんか?やっぱり集中していないとできないと思うんですよ。いかなるときでも集中する。…という体で練習しています。大石さんの部屋で。

…いう「てい」ですか。
川村亮:はい。

最近はUNOじゃないんですか?
川村亮:UNOももちろんやっています!UNOは勝負の力というか、勝負をかけた集中力。勝負運というか。やっぱり色んなことをやらないと駄目かなあっていうことで。

一日どれくらいやられているんですか?
川村亮:そうですねぇ…まあ、やるときはやりますよ。
大石幸史:一日500本くらい投げ込んでいますよ。
川村亮:最近ダーツ肩になりつつあるんですよ。投げすぎて。肘とか…よくないですね。ハイ。

500本投げてどれくらい当たるんですか?
川村亮:なんていうんですかね…今みたいにやっぱりやるぞってなって、みんなが見ている。そういう極限の集中力があればいくらでも入ると思うんですよ。やっぱりいかんせんないですね、そういう集中力が。いつでも出せればいいんですけど。やっぱり、人前に出てナンボなんで。人前に出てくれれば僕はもういくらでも入れますよ。最初はミスりましたけど。

ダーツは具体的にいつごろから始めたんですか?
川村亮:僕は結構前からやっていましたよ。大学のときから。

で、もう5年くらい?
川村亮:そうですね。本格的にやり続けているわけではないんですけど。まあ、趣味程度に始まったのがいい練習になるんじゃないか、と。ヤンキースにいる井川投手っているじゃないですか。もうムチャクチャ上手いらしいんですよ。コントロールが悪かったのを、ダーツやってコントロールつけたっていますからね。当時、野村監督が「井川、ダーツと一緒だよ。ピッチングは」って。要するに、ここ(的)にストライクゾーンがあって、投げた瞬間にわかる、と。そういうのを聞いて、僕らも取り入れられるんじゃないか、と。

スパーリングとかやってて、パンチが狙ったところに当たりやすくなったとか?
川村亮:まさしくそのとおりです!射抜きます。相手の心を射抜きます。ファンの、心を、射抜きます。…じゃないですか?ただ投げる、刺さった、それだけじゃないですよね。射抜きまよ、色んな物を。今度の試合も。

またシュート・ボクセ相手ですけど、相手の情報を含めてどういった風に考えているか教えてください。
川村亮:う〜ん…まあ、結局ダーツと一緒ですよね。相手がいるんですけど、結局僕が真ん中に当てられないと勝てませんよ、と。これが動くわけですけど、要するにここを狙って、ここに当てられたら勝てる、と。それだけの集中力があるか、と。そういうことですよね。

あんまり相手のビデオを見てはいないと?
川村亮:ビデオ見てないですね。

それはビデオがないから?
川村亮:ないですね。あれば見ますよ。ないんで、どうしようもないじゃないですか。

こういう選手が相手で、不安とかはないですか?
川村亮:不安はないですね。だって、僕がブルに入れればいいだけの話じゃないですか。ただそれだけですよ。だから、ビデオを見てこうしたらブルに入りやすいんじゃないかな、って思うときもあるし。もしもそれがなかったのであれば、僕が無理やりにでもブルに入れればいいだけの話で。

相手のブルはどこなんですかね?
川村亮:相手の弱点ですか?…そうですね、まったく見たことないですからね。だからさっきも言ったとおり、ここ(的の真ん中)ですよね。ここを射抜いてやれば、どんな相手でも倒せるんじゃないか、と。顎に当たった、急所に当たった、とかじゃなくて。いい意味でも悪い意味でもみんなのハートを射抜きます。

大石さんもみんなのハートを射抜きたいと…。
大石幸史:僕は今日はオフの日で。見てもらえばわかるとおり。練習をもちろん披露したかったんですけど、普段やってないことを見せるのも嘘臭いんで。普段、この時間は練習をしているんですけど、練習でミットを持ってくれる人を呼ぼうかと思ったんですけど、ちょっと時間が合わず。それだったら今日は思い切って休むという練習をして、まあ…試合に備えようと。そういうことです。

逆転の発想ですね。
大石幸史:別にオチャラケているわけではないです。真剣です。

井上選手に対してはどのような印象を?
大石幸史:パンチの強い、根性のある選手だと思いますね。

レスリングがベースで、打撃を中心に戦ってくるのは大石選手と似ている部分もあると思いますが、そういう部分は意識されますか?
大石幸史:いや、そこでどうのこう乗っていう考えは別にないですね。

ご自分の中では、今度の井上戦についてはどういう攻防がターニングポイントになると思いますか?
大石幸史:どういう攻防になるかはリングの上で戦わないとわからないと思いますけど、自分の気持ちしだいですよね。

井上選手は打撃で行きたい、隙があれば投げたいというコメントもありましたが、その辺の応戦については?
大石幸史:それについて応戦するつもりはないですね。自分からやっていきたい。自分で試合を作りたいですね。

勝者にはチャンピオンへの挑戦権があると思いますが、いつもと違うプレッシャーはありますか?
大石幸史:別にないですね。自分のほうがランキングが下だし、井上選手もすごいいい選手だし、その先のことなんか考えていられないですね。

改めて川村選手にお聞きしたいのですが、シュート・ボクセ相手に川村選手自身が1勝1分け。結束の強いシュート・ボクセのことですから、一矢報いてやろうじゃないですけど、そうとうめり込んでくると思いますが。
川村亮:まあ、引き分けた時点で『川村亮vsシュート・ボクセ全面対抗戦』は終わりかなと思ったんですけど、なんとかこうしてできたんで。結局、僕が挑戦っていうか、ブラジルの巨大な勢力っていうか、そこに挑戦しているわけですから。僕が結果を出せないと終わりなんで。それに対して、相手がこうくるからじゃなくって、なんて言うんですかね…相手がどうこようが自分のやりたいことをやる。みんなが楽しいと思ってくれることをやれば、自ずと結果が出てくると思います。

一人全面対抗戦はいつから意識をするようになったんですか?
川村亮:最初は、シュート・ボクセのアカーシオ選手とやって、その次にカストロ選手とやって。あ、これはシュート・ボクセとやり続けるしかないな、と思いましたね。向こうがどう思っているかは知らないですけど(笑)。

極端な話、向こうのメンバー全員をブッ倒したいくらいの気持ちですか?
川村亮:多分、面白い…ファンがそう望んでくれることだと思うので、できることなれば…。なんで、一人ずつでもいいし…うん。

一人ずつ…
川村亮:(遮るように)あ、やっぱいいです。一人ずつで(笑)。言おうとしましたけど、それは止めておきます。ハイ。

じゃあ、いずれヴァンダレイ・シウバとか、マウリシオ・ショーグンだとか?
川村亮:ああ、凄い名前が出ましたね。まあ、いいんじゃないですかね。やってくれるんであれば。

まあ、ヴァンダレイ・シウバの心を射抜くくらいのファイトをしていく、みたいな。
川村亮:そうですね。結局その意味を込めて、みんなの心を射抜く。テーマみたいなものじゃないですか?今回の。ダーツもやったことですし。

ちなみに、ダーツを練習でやり始めたのはいつごろですか?
川村亮:練習っていうか、ずっと遊びでやっていたんですよ。で、遊びでやってても、集中しているときとそうでないときの差が激しいんですね。だから、遊んでいるときも集中して入れていくっていう。