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セミファイナル ミドル級戦 5分3ラウンド
第7代キング・オブ・パンクラシスト
竹内出
(SKアブソリュート)
竹内出 vs 金原弘光 金原弘光×
(U.K.R.)
3R 5:00、判定/3-0
判定:岡本浩稔(30-28)大藪吉郁(30-28)和田良覚(30-29)
イエローカード:金原弘光
■ 竹内出(83.8kg) セコンド:松本天心
■ 金原弘光(83.2kg) セコンド:石井大輔
レフェリー:廣戸聡一
厳しい試合だったと見えましたが。
竹内出:強かったですね。何回投げても立たれましたからね。投げれるのに立たれるってのは今までになかったかもしれません。寝技でコントロールできなかったですね。

ある程度予想できた部分はありましたか?
竹内出:ありましたね。いわゆるポジショニングっていう戦い方とちょっと違うスタイルっていうのは予想していましたけど、あそこまでコントロールされてくれないとは思わなかったですね。

それと作戦とか組み立てていたことは?
竹内出:投げたら抑えてそこから…って考えていたことはありましたが、亀状態で手を掴まれて。クラッチを話すと持っていかれるんで、クラッチを取っておかないといけないし、両手は塞がって殴れないし…やりにくかったですね。

どうしてくるかわからないっていうのはありましたか?
竹内出:いや、1Rでそれが得意なんだっていうのはわかったんで、それはわかりました。

うっかりとか?
竹内出:そうですね。コントロールして、その先にいこうと思っていたのに最後まで立っていましたね。

勝利への満足度とかは?
竹内出:金原さんに勝てたっていうのはありましたけど、その先にいきたかったですね。

金原選手の攻撃とか打撃については?
竹内出:蹴りは重たかったし、パンチは…特に貰ってないけど、ただ狙っていたのはわかったんで、僕が組むのを外して大きいのを狙っているのはわかったんで。僕的にはよく見えましたね。金原さんが狙っているけど踏み込んでこなかったんで。そんなにクリーンヒットはさせなかったです。

そこに脅威は感じなかった?
竹内出:そうですね。スタンドは大丈夫だと。

ロープから頭が出たりとか引っ掛けたりとかありましたけど。
竹内出:あれはしょうがないと思いました。

こういうタイプは今までにはなかった?
竹内出:相手が背中を見せてアームロックの体勢で頑張るっていうのは渋谷選手とか國奥選手とか、要するに…バックボーンが『UWF』とか、その辺が共通しているんじゃないのかな。僕らみたいなアマチュア格闘技をやっていた人間には、投げたら抑えるとか、投げられないとか。投げられたらポイントが入ったら負けるというのを経験しているので、それを考えてやりますけど。そしたら投げられたら立てばいいって発想がちょっと違うなっていうのは感じました。

今後近藤選手との対戦もいずれはあると思いますが、ちょっと近いものが…。
竹内出:あるかもしれないですね。対策を練ってやっていきます。

そういう意味ではいい経験になったのでは?
竹内出:そうですね、はい。

今後に関しては?
竹内出:まだ何も決まってないですね。本当はしっかり投げているんだからあそこからコントロールして、寝技ばっちり抑えるとかバックをキープするとか、やんなきゃダメだな、逃がしちゃダメだなってやりながら思いましたね。

嬉しいというよりは勉強になった?
竹内出:そうですね。

ガジエフ選手が上を目指したいと言っていましたが、上には竹内さんがいるので。
竹内出:ああ。

困った顔をしていて、組まれたら考えると言っていましたが、竹内さんはどのように考えますか?
竹内出:まあ、やんないんじゃないですかね。同じ所属だし。考えたこともなかったです。

同じ所属でよかったと思いますか?
竹内出:ロシア人には殴られたことはあるんで痛いのは知っているんで、イヤだなとは思いますけど(笑)。

今日の試合は何点くらいですか?
竹内出:どうですかね。勝ったっていうのは、金原さんに勝たなきゃって思って練習してきたんですけど、50点以下ですね。もうちょっとやりたいこともやりたかったし、もっとコントロールしなきゃって反省点も多かったですね。