■日時：4月9日(水)17:00〜
■場所：KIBAマーシャルアーツクラブ
■参加者：昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)、ランボー松風(KIBAマーシャルアーツクラブ代表)

： 練習を見させて頂く限りだと、とても好調そうですね。
■ 昇侍：そうですね。チャンピオンになる前までは仕事をしながら格闘技をやってたんで、練習が1日1時間しか出来ない日もあったんですよ。でも今はジムもオープンして練習環境が整っているので、すごく調子がいいです。

： 現在は格闘技一本なんですか？
■ 昇侍：そうです。ジムをランボー松風代表と作ったんで、インストラクターが今の仕事ですね。これ一本なのでハングリー精神がすごくあります。ファイトマネーが自分の収入源になってくるので、今まで以上にハングリー精神を持ってますね。

： 新ジムの看板選手ですが、その辺りに関しては？
■ 昇侍：ジムが出来て1ヶ月ぐらいなんですけど、会員さんも増えてきてすごく順調なんです。僕の指導を信じて練習してくれてる会員さんばかりで、すごく嬉しいですね。なので僕が試合で勝利すれば「この人に教えてもらえれば間違いない」っていう確信を今以上に持ってもらえると思うんですよね。そういう意味ではジムが出来てからの初めての試合なんで、いい意味でテンションが上がってます。見せてやりたいっていう気持ちになってますね。

： 今回の対戦相手である大石幸史選手は難敵だと思いますが。
■ 昇侍：見下してるという意味ではないんですが、負けられないというか勝たないでどうするというか。ここで転けたら何の為にチャンピオンになったのか分からなくなるんで、絶対勝ちます。チャンピオンとして相応しい試合をしようと思ってます。

： 1番警戒している部分はどこですか？
■ 昇侍：あまり相手がどうこうという部分は意識してないですね。自分の持ち味というか、自分の試合が出来れば絶対勝てるんで。相手を研究する事より、己を知ってそれを出していく事のほうが大事だと思うんで、特に意識はしてないです。

： 昇侍選手の持ち味というのは、やはりKOですか？
■ 昇侍：KOですね。僕の中ではKO以外は勝ちじゃないんで。

： 一本ではなくKO？
■ 昇侍：そうですね。僕はストライカーを売りにしてここまでやってきたんで、これからもずっと貫いていこうと思ってます。もちろん関節技の練習もしてるんで、あんまり出したくはないんですけど、タイミングが合えば出す事があるかも知れないですね。

： あんまり出したくないというのは？
■ 昇侍：僕の試合を見に来てくれてるお客さんは、豪快なKOを楽しみにしてると思うんですよ。なので僕が一本取っても「意外だな」ぐらいにしか思ってくれないんじゃないですかね。「やっぱり今日も昇侍やってくれたな」って思ってもらえるようなKOをして、お客さんを裏切らない試合をしたいですね。

： 先程の練習では打撃の威力が増していましたね。
■ 昇侍：はい。どんな角度からでも一撃でKO出来るトレーニングに重点をおいて練習してるんで。

： 練習のスタイル等で参考にした選手・ジムはあるんですか？
■ 昇侍：PRIDEでシュートボクセが全盛期だった頃に格闘技を始めたんですけど、あの時から「アグレッシブな選手になりたい」という思いがずっと心の中にありますね。そういう思いを自分なりに突き詰めていった結果が、今の僕のスタイルになってます。それがKIBAマーシャルアーツクラブのスタイルです。

： 今後KIBAマーシャルアーツクラブからプロ選手も出て来ると思うんですが、やはりそういうスタイルの選手になるんでしょうか？
■ 昇侍：そうですね。「KO以外は勝ちじゃない」という部分に重点をおいて指導してます。僕の第2号第3号と呼ばれる選手になるように、指導していきたいと思ってますね。

： 今回はノンタイトル戦ですが、その辺りに関しては？
■ 昇侍：自分の中ではチャンピオンという意識をいつも持っていて、負けたらベルトを持つ資格はないと思ってるんですよ。なのでノンタイトルだから気分が乗ってないとか、そういうのは全くないです。

： 念願のチャンピオンになって、上も見えてきたと思うんですが。
■ 昇侍：「パンクラス最強は世界最強」という事を声を大にして言えるように、機会があれば他団体で強さを証明したいという気持ちはあります。でも今の格闘技界はすごく動いてるんで、その辺の流れに合わせて色々考えていこうと思ってます。もちろんビッグな選手と試合をしてみたいという気持ちもありますね。

： ビッグな選手とも十分にやれる？
■ 昇侍：もちろんやれます。パンクラス最強は世界最強なんで。