大会前interview
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メインイベント ライト級戦 5分2ラウンド
花澤大介13
(総合格闘技道場コブラ会)
花澤大介13 vs 花井岳文 花井岳文
(Twist)
サブミッションを得意とする両者による、一瞬の隙が試合を決める緊迫のライト級戦!
現在のコンディションはいかがですか?
花澤大介13:大きな怪我もしてないので、体調はすごくいいです。ただちょっと疲れが溜まってるかなって感じですね。

今までミドル・ウェルター・ライトと階級を変更してきていますが、それはどういった理由で?
花澤大介13:自分は身長が170cmしかないんで、体重を増やせって言われたら90kgぐらいまで増やせるんですけど、それではとてもじゃないけど戦えないんで(笑)。特に今回ライト級にしようと思ったのは、去年の夏にストラッサー起一とアメリカにホームステイしたんですね。その時に向こうのウェルター級の選手は182,183cmぐらいあって体型もガッチリしてるんで、ちょっと自分の骨格的には厳しいなって思ったんですよ。年も年だし、体を大きくしていこうという野望もないんで(笑)。だから体重落として頑張っていこうと思ったんです。

前回の試合の計量時に「減量がキツかった」と言っていましたよね?
花澤大介13:減量が1番キツかったですね。もう3回ぐらい「試合出るの辞めようかな」って思いました(笑)。

そんなにキツかったんですね…ライト級での試合はいかがでしたか?
花澤大介13:ずっとウェルター級でやってたし、日本人相手には体力・パワーで負ける事はなかったんで、当然ライト級にすれば有利になるかなって思ってたんですけど、ライト級にはライト級の強さがあるなという事を勉強出来ましたね。パワーは自分のほうが上かもしれないですけど、それがそのまま強さに繋がるという訳ではないと感じました。それと体重を計量時は70kgでパスしたんですけど、試合当日は80kg以上にまで体重を増やしてしまったんですよ(笑)。

外国人選手並みですね!
花澤大介13:そうなんですよ。ちょっと調子に乗りすぎました(笑)。今後もライト級でやっていくつもりなんで、これからはもうちょっと緩やかに増量しようと思ってます。

前回の高橋渉選手との試合ですが、どのような作戦で挑んだ試合だったんですか?
花澤大介13:自分的にはパワー勝ち出来る自信があったんで、どういう形においてもパワーを全面に出して戦おうと思ってたんですよ。でも自分も体重を落とした事によって予想以上にパワーも落ちてたし、高橋選手もすごく心が強かったので、自分だけが空回りしてる感じがしました。作戦ミスのせいであんな結果になってしまったと思ってます。

先程アメリカに行かれていたと言っていましたが、なぜアメリカに?
花澤大介13:ちょうど去年は、ちょっと日本での試合の間隔が空いてたこともあって、マネージャーからアメリカのフリースタイルアカデミーに何ヶ月か滞在して、練習しながら、地元の大会に何試合かまとめて出てみないかという武者修行的な提案があったんです。もともと、2005年にMFC(bodog FIGHTの前身団体)に参戦して、リッチ・クレメンティ、エディ・アルバレスなんかと闘わせてもらったことがあるんですけど、その経験が非常にインパクトがあって。もう一回アメリカに行って闘ってきたいという気持ちもあったんで、「ぜひ行かせてください」と。

アメリカでの試合で、得たものは何ですか?
花澤大介13:適度に適当にやっていかないとダメだなと(笑)。自分は真面目な生き方はしてないんですけど(笑)、格闘技に関しては「これもせな、あれもせな」っていう気持ちがいつもあって、自分を苦しめてしまうタイプなんですよ。でもアメリカはそういうのが全部適当な感じで、それこそ試合の順番も最初は10試合目だったのにいきなり2試合目でやれとか言われて(笑)。真面目にやってたらとてもじゃないけどやっていけないなって感じで、よく「Take it easy」って言われましたね(笑)

今回はメインに登場ですね。
花澤大介13:あぁ…どうなんですかねぇ。大丈夫かなって思いますけどね(笑)。

メインでの試合経験は?
花澤大介13:パンクラスでは一度伊藤(崇文)選手との試合でメインをやらせてもらったことがありますね。あとさっきも言ったMFCで、今はDREAMで活躍しているエディ・アルバレスとやった時にもメインでした。

メインという事で、試合に挑む気持ちに変化はありますか?
花澤大介13:当日になると緊張するのかなって思いますけど、今の所は特にないですね。まぁメインなんで、ちょっと…あの…「タップしにくいな」っていうのはあります(笑)。

対戦相手の花井岳文選手の印象は?
花澤大介13:トータル的なレベルが高いかどうかは別として、極めの部分に関してはすごくレベルの高い選手だと思うんで、怪我させられたくないなって思ってます。

そういう選手に対して、どういう作戦で試合に挑もうと考えていますか?
花澤大介13:自分も基本的にはグラップリングでやってきてるんで、花井選手とはタイプは違いますけど自分の出来る事を一生懸命やって、足掴まれて危なくなったらすぐにタップするっていう感じでやろうと思ってます(笑)。

…わかりました(笑)。ではメインイベンターとして試合を見に来るお客さんに向けてメッセージをお願いします。
花澤大介13:見に来る人からするとメインイベントに不満があると思うんですけど、僕なりにずっと努力もしてますので、怪我をしない範囲で面白い試合が出来るように頑張ろうと思いますので、よかったらきて下さい!

余談ですが"花澤大介13"の"13"の意味は?
花澤大介13:ゴルゴ13からです。でも僕は仕事の成功率があまりにも低すぎるんで(笑)、何度も名前を変えたほうがいいかなと思ってるんですけどね。少しでも近づきたいと思って"花澤大介13"というリングネームでやってます。

巷では有名な話ですが、07.9.30(日)梅田ステラホール大会で、パンチィー山内選手のセコンドについた時に間違えて"パンツ"と言ってしまったとか…。
花澤大介13:よく言われますねぇ。でもあの…あれはぁ…ストラッサー起一の仕業です。僕じゃないと思います!

そうなんですか!?
花澤大介13:はい。…いや………僕なんですけどね。出来れば起一のせいにしといて下さい(笑)。声が大きいだけに目立ってしまいましたね。

やっぱり花澤選手なんですね(笑)。あれは"パンチィー"を間違えたんですか?
花澤大介13:そうじゃなくて、パンチィーの事を普段から"パンツ"って呼んでるんですね。それで試合中に「パンツ、顔にパンチ打ち込め」って言った時に、"パンツ"と"パンチ"の違いについていけずに「顔にパンツ打ち込め」と言ってしまったんです(汗)。

わかりました(笑)。ありがとうございました!