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PANCRASE 2008 SHINING TOUR 6.01後楽園ホール大会
一夜明け会見

6.1後楽園ホール
坂本靖常務取締役:昨日に続いて本日もお集り頂き、ありがとうございます。試合結果としては皆さんもご存知の通り、第一試合からセミファイナルまで一本勝ち・KO勝ちの続く、非常に流れの早い興行でした。第一・ニ試合はZSTさんとの交流戦という意味合いもある試合で、ZSTを主戦場としている2選手が上がってくれました。

■第三試合 坂口征夫選手×倉持昌和選手
前回の一夜明け会見でもお話したんですが、坂口選手は初参戦の試合と比べると水を吸うスポンジのように進歩しているなと思いました。気持ち+技術がファンに伝わりやすく出ていて非常に面白い試合でした。

■第四試合 川原誠也選手×柳澤雅樹選手
川原選手にとってはパンクラス2戦目の試合となりました。対戦相手の柳澤選手は身長も高くて手足の長い選手なので、結構苦戦するかなと思ったんですが、一発の右のパンチでKO勝利を挙げました。川原選手はパンクラス以外でも5戦しているんですが、5勝で負けなしなんですよね。なのでそろそろランキング戦も視野に入れてもいいのかなと思っています。

■第五試合 平山貴一選手×ラファエル・ドス・アンジョス選手
パンクラスに初めてグレイシー・フュージョンの選手が上がってくれました。平山選手に「どういう作戦で挑むつもりだった?」と聞いたら、「試合映像等がないので1R目は様子を見ようと思ったんですが、予想以上にアンジョス選手の技術も力も強い上手いで圧倒されてしまいました」と話していました。他団体の選手が「アンジョス選手はベルトを狙えますね」と言っていました。それくらいアンジョス選手の評価は高かったですね。

■第六試合 伊藤崇文選手×小路伸亮選手
小路選手は非常にレスリングの強い選手ですが、その小路選手が倒れたという部分で伊藤選手の意識・気持ちが強さが見えました。ですが2R目に入ると伊藤選手は雑になってしまい、小路選手のサッカーボールキックが入ってレフェリーストップとなってしまいました。パンクラスのライト級は層が厚い階級ですが、小路選手はランキング戦やタイトルマッチが近いだろうなと思える試合内容でした。

■セミファイナル 竹内出選手×ジュニオール選手
竹内選手はパンクラスで19戦していて初の一本勝ちでした。試合後の見た事がないくらいの満面の笑顔が、非常に印象に残っています。

■メインイベント KEI山宮選手×金原弘光選手
山宮選手は非常に安定感が出てきているなと思いました。メインは判定でしたが、お客さんも集中力を切らせる事なくじっくり見れた試合内容だったなと思います。
以上を大会の総括とさせて頂きます。
坂口征夫:今日はこういう場に呼んで頂き、非常に恐縮しています。昨日は単純に嬉しかったです。試合後にはうちの弟(坂口憲二)もリングに上がって2人で大喜びして、チームみんなでも大喜びしていました。終わった後に松田(恵理也)・本田(朝樹)と話をして欠点が幾つかあったんで、それを今後の課題にしてやっていこうと思いました。とりあえず昨日は総合格闘技で初勝利を挙げたっていう喜びでいっぱいでした。

ラファエル・ドス・アンジョス:昨日の試合は全てが自分の予想通りでした。早く終わらせたかったので、考えていた通りに試合が出来て今も嬉しく思っています。今までの試合で一番早かったのが2分40秒だったんですが、今回は1分25秒で勝利出来ました。本当に嬉しいという気持ちでいっぱいです。

竹内出選手:昨日は情報がほとんどない選手相手に、まず勝ててよかったと思います。情報がないと言っても総合のキャリアは僕のほうが全然長いし、パンクラスのミドル級でやるからには負けるわけにはいかないと思ってたんで、そこは自信を持って挑みました。結果1Rで勝てて本当によかったと思ってます。

KEI山宮選手:昨日は金原さんと試合が出来て、とても嬉しかったです。昔だったら団体も違ったので「決して交わる事はないだろうな」と思っていた選手と変な縁で試合が出来たので、連戦で減量もあって正直しんどかったんですけどすごく嬉しかったです。
質疑応答
坂本常務にお伺いします。今後のミドル級王座戦線というのは、どのようにお考えですか?
坂本靖常務取締役:9,10,11月のどこかで"15周年記念興行"をやろうと考えています。その興行では中身の濃いタイトルマッチを中心とした内容を考えているんで、僕の左右にいるこの2選手がそのリングで試合をする可能性も十分ありますね。

その言葉受けて、山宮選手・竹内選手はどう思いましたか?
KEI山宮:昨日初めてミドル級で試合をしたんですが、初めて減量をしたので「体重を落とす事はこんなにしんどいんだ」と初めて知りまして…。でも試合の時は疲れもなかったし、思ったより軽く動けたし、スタミナも切れなかったんで、やろうと思えば出来るなと思いました。でも竹内選手と試合っていうのは正直分かんないですけど…全然関係のない話なんですけど、昔から「WWEのTAJIRI選手と竹内選手と掣圏会館の瓜田(幸造)選手によく似てるね」って言われるので、親しみがあるんでケンカ越しに出来るのかなって…何とも言えないです(笑)。
竹内出:山宮選手がこの先もミドル級でやっていくなら、可能性はあると思います。でも決まってるわけではないんで、あんまり深く考えてないですね。

坂口選手にお伺いします。昨日の勝利は坂口征二代表には報告されましたか?
坂口征夫:なんか最近東スポさんが自分と親父の間に入って、坂口劇場みたくなってますね(笑)。今日の東スポさんに書かれているように、自分からは連絡しませんでした。でも親父は携帯を持ってるんですけど、自分がかける時しか電源を入れないんですよ(笑)。そのくせ連絡がないって怒るんで、この間はちょっと逆ギレしてしまったんですけど…。昨日は7時くらいに親父から連絡がありまして「あぁ、よかったね」みたいな感じであっさり終わりました(笑)。一応報告はして円満に今回は終わってますので、特に親父との確執はないです。

次の試合に関しては、どのようにお考えですか?
坂口征夫:すいません、連戦で…今はいっぱいいっぱいの状態です。でもオファーを頂けるなら、考えたいと思います。

試合のダメージは?
坂口征夫:ダメージはないです。元気です。

アンジョス選手にお伺いします。今後の目標を教えて下さい。
ラファエル・ドス・アンジョス:昨日も言いましたが、自分は残る為に日本に来ました。勝って残って次も来て残って、それでタイトルを狙いたいと思っています。タイトルを取るという事が最終目標なので、次に組まれたカードの相手が誰であろうと自分は受けて立ちます。

KEI山宮選手にお伺いします。今後はミドル級でやっていくんですか?
KEI山宮:それは坂本さんのオファー次第というか…減量はしんどかったんですが、落ちる事が分かったし、減量方法も色んな選手に聞いて色んなやり方を参考にして勉強になりましたんで。まぁ唯一ミノワマンの減量方法だけは参考にならなかったんですけど(笑)。ミドル級ではやろうと思えば出来ますけど、減量がある時は出来れば早めにオファーを頂きたいですね。

ミノワマンの減量方法とは?
KEI山宮:色んな選手に聞いた所、普通一ヶ月前から落としていくそうなんですよ。でも彼の場合はなぜか二ヶ月前から減量を始めて、一ヶ月前になると結構体重が落ちてるらしいんですよ。でも当然その頃にはお腹が減ってるので、カレーとかラーメンとか食べちゃうらしく体重が元に戻るそうで、そこからまた減量をするそうです(笑)。だったら一ヶ月前からやればって思うんですけど、それを真面目な顔で言うもんですから、こっちも何て答えていいか分からなかったです(苦笑)。