大会前interview
■ 第4試合 バンタム級戦 5分2ラウンド | ||||
裕希斗 (U-FILE CAMP.com) |
vs |
川名蘭輝 (ロデオスタイル/チームZST) | ||
6月の後楽園大会では、本戦初出場の清水から僅か30秒でタップを奪い、プロの洗礼を浴びせた裕希斗。対する川名も、同大会で村山を相手に“腕関節十段"の異名通り腕十字で勝利を収めた。バンタム級の未来を占う、サブミッション対決に注目だ。 |
: 田村潔司選手のブログに書いてあったんですが、裕希斗選手は試合が決まった時だけU-FILE CAMPの田村選手クラス(木曜日)に参加するらしいですね…。
■ 裕希斗:アハハハ!そこからインタビュースタートですか!?…まぁ、その通りですよ(苦笑)。
: 普段は木曜日は練習されていないんですか?
■ 裕希斗:でも、そんなこともないんですよ!たまたま用事が重なって行けなかっただけなんです。本当です!いつも試合が決定したら、必ず「ありがとうございます」っていう感謝の気持ちを込めて田村さんにご挨拶してるんですけど、今回はそれもたまたますれ違ってしまって…。
: 裕希斗選手といえば多くのジムに出稽古に行かれていますが、今回の試合に向けては何ヶ所くらいのジムで練習されているんですか?
■ 裕希斗:3,4ヶ所のジムにちょこちょこ顔を出してますね。試合前はなるべく初めての人と練習したいんですよ。初めての人なら、どう攻めてくるか分からないじゃないですか。U-FILEの人とやると、お互いの動きが大体分かっちゃってるんで。もちろんその中でも練習になるんですけど、初めてやった人とでも自分の動きができるってことが大事だと思うんですよね。それなら緊張感もありますし、試合により近い形じゃないですか。
: なるほど。現在はどういう部分に重点をおいて練習しているんですか?
■ 裕希斗:浅野(倫久)選手と試合をした時までは、対策を考えてシミュレーションしながら練習をしてたんです。でもこの前の清水(俊裕)選手の時は、あまりにも時間がなかったので、対策は立てずに自分の持っているものを上手く引き出せるような練習をして試合に挑んだんですよ。そしたらビックリするくらいスムーズに動けたので、今回も相手がどうこうではなく、自分の持っているものをレベルアップさせる練習をしてますね。
: では前回の清水戦についてお伺いします。試合前には「相手のいい部分も引き出しながら戦いたい」と言っていましたが。
■ 裕希斗:本当に口だけですみませんでした(汗)。でも秒殺で勝てたというのは、パズルじゃないですけどたまたま一番最初にポコンってハマってしまっただけだと思ってます。結果を見れば、すごいなって思ってもらえると思うんですけど、別にそこまで差は開いてなかったと思いますし、差が開いていたから秒殺できたわけでもないと思うんで。だからこの結果は、両手を挙げて喜べるものではないですね。逆に気を引き締めなきゃいけないなと。
: 今回の対戦相手である川名蘭輝選手は、裕希斗選手と同じく6.1大会に出場していましたが、試合はご覧になりましたか?
■ 裕希斗:その大会は僕の試合以外にバンタム級の試合が2試合(村山トモキvs川名蘭輝、川原誠也vs柳澤雅樹)あって、絶対に今後対戦するなと思ったので、試合が終わっても控室に戻らずにそのまま見てました。でも2試合ともすぐに終わってしまったので、あまり参考にならなかったですけど。
: 川名選手の試合を見て、どういう印象を持ちましたか?
■ 裕希斗:全然情報を知らなかったんで、打撃系の選手だと思ってたんですよ。そしたら周りから寝技系の選手だよと言われて…(汗)。でも村山選手のローをキャッチして転してたんで、打撃を見る力はすごいなと感じました。僕もバリバリ打撃系ですけど、僕よりも打撃の上手い村山選手が簡単に転されてたんで、その辺りは気をつけなきゃなと思いましたね。
: どのような試合にしたいですか?
■ 裕希斗:とりあえず自分の動きをやりたいです。相手のやりたいことをやらせない主体にして、自分の持っているものを何割か出せればなと。その時点で判定では勝てると思うし、その中でKO・TKO・一本のチャンスを見極めて狙っていきたいと思ってます。でも川名選手は冷静に試合をやるイメージがあるので、そういうチャンスがあるのか分からないですけどね。
: 映像で相手の研究はされているんですか?
■ 裕希斗:いつもパンクラスさんから相手の映像を頂くんですけど、僕は相手の入場時の表情を見るぐらいで、相手の動きに関してはセコンドに丸投げしてます。作戦を考えるとどんどん枝分かれしてキリがないんで、そこは信頼してるセコンドにお願いしてますね。
: 相手の入場時の表情では、何を読み取ることが出来るんですか?
■ 裕希斗:試合に挑む姿勢ですね。「ガルルルゥ!」って言いながら入ってくる人もいれば、表情一つ変えずに入ってくる人もいるじゃないですか。その時の表情と試合内容というのは、比例していると思うんですよ。だからそういう部分も大事にして見てますね。
: 対チームZST2戦目となりますが、その辺りに関しては?
■ 裕希斗:…僕はチームパンクラスでも何でもないので、何で僕なのかな?とは思いますけど(笑)。チームZSTの選手は、ただ単にZSTに出てた選手っていうだけなんで、その辺はあまり意識してないです。
: 理想のフィニッシュは考えていますか?
■ 裕希斗:僕はパンクラスさんでたくさん試合をさせて頂いていて、その中で2回勝ってるんですけど、2回ともすぐ終わってしまってるんです。だからもっと自分がドロドロ、グダグダになって全て出しきって勝つという試合がしたいですね。パンクラスゲートで齊藤(曜)選手とやった試合が印象に残ってて、僕がスリーパーを極められてて4分の3くらい目の前が真っ白になってたんですけど、何とか外して逆転TKO勝ちしたんですよ。その試合は本当にキツかったですけど、勝ちたい気持ちが前に出たおかげで結果に繋がったので、自分の中ではベストバウトともいえる試合だったんですよね。でもそれはアマチュア時代の試合ですから、プロとしてそういう試合をやりたいなと思ってます。
: バンタム級で戦いたい選手はいますか?
■ 裕希斗:本当はまた吉本(光志)さんと殴り合いがしたいんですけど、キックに戻ってしまいましたからね。でも僕より上の選手なら、誰とでも戦わせて頂きたいですね。例えば曹くんとか…。
: なぜ曹選手なんですか?
■ 裕希斗:曹くんはランカーだし、上にいくには必然的に当たる選手なので意識はしてるんです。それに曹くんとの試合は、去年僕が腰を痛めたせいで流れてしまって申し訳ない気持ちもあるんで。でも曹くんとの試合は動けば面白いと思うんですけど、相性はよくないのかなとも思います(苦笑)。
: では最後に、試合を見に来るお客さんに向けてメッセージをお願いします。
■ 裕希斗:格闘技が分かる人でも分からない人でも楽しめる試合をします。それと、いつも心掛けていることなんですけど、僕の試合を見て皆さんにちょっとでも元気になってもらえたらなと思ってます。細木数子には、今年は大殺界の一番悪い年と言われていますが、それを吹き飛ばして三十路の星になってやります!頑張ります!!
■ 裕希斗:アハハハ!そこからインタビュースタートですか!?…まぁ、その通りですよ(苦笑)。
: 普段は木曜日は練習されていないんですか?
■ 裕希斗:でも、そんなこともないんですよ!たまたま用事が重なって行けなかっただけなんです。本当です!いつも試合が決定したら、必ず「ありがとうございます」っていう感謝の気持ちを込めて田村さんにご挨拶してるんですけど、今回はそれもたまたますれ違ってしまって…。
: 裕希斗選手といえば多くのジムに出稽古に行かれていますが、今回の試合に向けては何ヶ所くらいのジムで練習されているんですか?
■ 裕希斗:3,4ヶ所のジムにちょこちょこ顔を出してますね。試合前はなるべく初めての人と練習したいんですよ。初めての人なら、どう攻めてくるか分からないじゃないですか。U-FILEの人とやると、お互いの動きが大体分かっちゃってるんで。もちろんその中でも練習になるんですけど、初めてやった人とでも自分の動きができるってことが大事だと思うんですよね。それなら緊張感もありますし、試合により近い形じゃないですか。
: なるほど。現在はどういう部分に重点をおいて練習しているんですか?
■ 裕希斗:浅野(倫久)選手と試合をした時までは、対策を考えてシミュレーションしながら練習をしてたんです。でもこの前の清水(俊裕)選手の時は、あまりにも時間がなかったので、対策は立てずに自分の持っているものを上手く引き出せるような練習をして試合に挑んだんですよ。そしたらビックリするくらいスムーズに動けたので、今回も相手がどうこうではなく、自分の持っているものをレベルアップさせる練習をしてますね。
: では前回の清水戦についてお伺いします。試合前には「相手のいい部分も引き出しながら戦いたい」と言っていましたが。
■ 裕希斗:本当に口だけですみませんでした(汗)。でも秒殺で勝てたというのは、パズルじゃないですけどたまたま一番最初にポコンってハマってしまっただけだと思ってます。結果を見れば、すごいなって思ってもらえると思うんですけど、別にそこまで差は開いてなかったと思いますし、差が開いていたから秒殺できたわけでもないと思うんで。だからこの結果は、両手を挙げて喜べるものではないですね。逆に気を引き締めなきゃいけないなと。
: 今回の対戦相手である川名蘭輝選手は、裕希斗選手と同じく6.1大会に出場していましたが、試合はご覧になりましたか?
■ 裕希斗:その大会は僕の試合以外にバンタム級の試合が2試合(村山トモキvs川名蘭輝、川原誠也vs柳澤雅樹)あって、絶対に今後対戦するなと思ったので、試合が終わっても控室に戻らずにそのまま見てました。でも2試合ともすぐに終わってしまったので、あまり参考にならなかったですけど。
: 川名選手の試合を見て、どういう印象を持ちましたか?
■ 裕希斗:全然情報を知らなかったんで、打撃系の選手だと思ってたんですよ。そしたら周りから寝技系の選手だよと言われて…(汗)。でも村山選手のローをキャッチして転してたんで、打撃を見る力はすごいなと感じました。僕もバリバリ打撃系ですけど、僕よりも打撃の上手い村山選手が簡単に転されてたんで、その辺りは気をつけなきゃなと思いましたね。
: どのような試合にしたいですか?
■ 裕希斗:とりあえず自分の動きをやりたいです。相手のやりたいことをやらせない主体にして、自分の持っているものを何割か出せればなと。その時点で判定では勝てると思うし、その中でKO・TKO・一本のチャンスを見極めて狙っていきたいと思ってます。でも川名選手は冷静に試合をやるイメージがあるので、そういうチャンスがあるのか分からないですけどね。
: 映像で相手の研究はされているんですか?
■ 裕希斗:いつもパンクラスさんから相手の映像を頂くんですけど、僕は相手の入場時の表情を見るぐらいで、相手の動きに関してはセコンドに丸投げしてます。作戦を考えるとどんどん枝分かれしてキリがないんで、そこは信頼してるセコンドにお願いしてますね。
: 相手の入場時の表情では、何を読み取ることが出来るんですか?
■ 裕希斗:試合に挑む姿勢ですね。「ガルルルゥ!」って言いながら入ってくる人もいれば、表情一つ変えずに入ってくる人もいるじゃないですか。その時の表情と試合内容というのは、比例していると思うんですよ。だからそういう部分も大事にして見てますね。
: 対チームZST2戦目となりますが、その辺りに関しては?
■ 裕希斗:…僕はチームパンクラスでも何でもないので、何で僕なのかな?とは思いますけど(笑)。チームZSTの選手は、ただ単にZSTに出てた選手っていうだけなんで、その辺はあまり意識してないです。
: 理想のフィニッシュは考えていますか?
■ 裕希斗:僕はパンクラスさんでたくさん試合をさせて頂いていて、その中で2回勝ってるんですけど、2回ともすぐ終わってしまってるんです。だからもっと自分がドロドロ、グダグダになって全て出しきって勝つという試合がしたいですね。パンクラスゲートで齊藤(曜)選手とやった試合が印象に残ってて、僕がスリーパーを極められてて4分の3くらい目の前が真っ白になってたんですけど、何とか外して逆転TKO勝ちしたんですよ。その試合は本当にキツかったですけど、勝ちたい気持ちが前に出たおかげで結果に繋がったので、自分の中ではベストバウトともいえる試合だったんですよね。でもそれはアマチュア時代の試合ですから、プロとしてそういう試合をやりたいなと思ってます。
: バンタム級で戦いたい選手はいますか?
■ 裕希斗:本当はまた吉本(光志)さんと殴り合いがしたいんですけど、キックに戻ってしまいましたからね。でも僕より上の選手なら、誰とでも戦わせて頂きたいですね。例えば曹くんとか…。
: なぜ曹選手なんですか?
■ 裕希斗:曹くんはランカーだし、上にいくには必然的に当たる選手なので意識はしてるんです。それに曹くんとの試合は、去年僕が腰を痛めたせいで流れてしまって申し訳ない気持ちもあるんで。でも曹くんとの試合は動けば面白いと思うんですけど、相性はよくないのかなとも思います(苦笑)。
: では最後に、試合を見に来るお客さんに向けてメッセージをお願いします。
■ 裕希斗:格闘技が分かる人でも分からない人でも楽しめる試合をします。それと、いつも心掛けていることなんですけど、僕の試合を見て皆さんにちょっとでも元気になってもらえたらなと思ってます。細木数子には、今年は大殺界の一番悪い年と言われていますが、それを吹き飛ばして三十路の星になってやります!頑張ります!!