： 試合を振り返ってみていかがですか?
■ 大石幸史：ちょっと今日はね、なんか試合前からいつもと違う…なんて言うんですかね。疲労感ていうか、前回の試合を蹴られてからずっと練習も続けてて、気持ち的に途中切れそうになった感じがあったんですよ。だから今日リングに上がる心境がいつもと違ってて、全然緊張感がなく、ただ疲労感だけが先に出て、大丈夫かな?って感じだったんです。だから今日出来る精一杯の試合です、あれが。最低かも知れないですけど、今日は勝ちだけでしたね。最初からあれを狙ってたわけじゃないんですけど、今日出来るのはあれだけです。

： やっぱり前回のタイトルマッチが流れたことが、かなり大きかった?
■ 大石幸史：試合を蹴られて一週間後くらいに今回の試合が決まったんですけど、休むこともなく、気持ちを発散させることもなく、そのまま流れてて、長い夏がやっと終わったなっていう感じですね。流れてから、とにかく1試合しないとこの気持ちは晴れなかったんでしょうね。今はとりあえず終わってホッとしてます。

： 小谷選手と試合が決まった時は、どういう気持ちでしたか?
■ 大石幸史：小谷選手のような強い選手をボンっと当てられたからこそ、ギリギリ気持ちを保ってやれたっていう感じです。

： 戦ってみた印象は?
■ 大石幸史：上も下もしつこかったですね。ついていってとにかく絶対勝ってやるぞって、気持ちの中はそれだけでした。パンチ当てたろとか、極めたろとか、殴ったろとかじゃなくて、食らいついてどっかで俺が上にいったろとしか考えてなかったです。

： ではここで気持ちを切り替えて、次に進むと。
■ 大石幸史：そうですね。これでちょっとは気持ちをリセット出来るんじゃないかなと思うんで。その後はまた考えようと思います。