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PANCRASE 2008 SHINING TOUR 10.1後楽園ホール大会
KEI山宮選手公開練習

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■日時:9月18日(木)14:30~
■場所:GRABAKA
■参加選手:KEI山宮
第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3ラウンド
ランキング1位
KEI山宮
(GRABAKA)
KEI山宮 vs 川村亮 ランキング2位
川村亮
(パンクラスism)
近藤の階級変更により空位となったライトヘビー級王座を賭けて、山宮×川村の対戦が決定。07年12月のワンマッチでは、山宮が左フックでダウンを奪い勝利を収めている。15周年記念興行で因縁の“ism vs GRABAKA"を制し王者の称号を手にするのは、戦極で強豪外国人選手を相手に経験を積み、リベンジに燃える川村か?それとも、王座返り咲きを狙う山宮か?
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先程のプロレス技は、今回の試合用ですか?
KEI山宮:試合では難しいと思います(笑)。最近はパンクラスに参戦させて頂いていて公開練習を試合前にやらせて頂いているんですけど、引き出しが少ないんで大分ネタ切れで…いつものプロレス技の公開練習になってしまいました。

ということは、試合では使用しない?
KEI山宮:まぁ…使えれば使いたいですけどね。でもエルボードロップは反則ですから。セントーンはパスガードするふりしてやっちゃってもいいのかなっていう気はしますけど。

現在のコンディションはいかがですか?
KEI山宮:試合まで約10日前なんで、今が疲れのピークですね。でももう少し追い込みますよ。

体重のほうは?
KEI山宮:体重は…足りないですね。

足りない?
KEI山宮:はい。3kgほど足りないです。

不安はありますか?
KEI山宮:川村選手はライトヘビー級が93kgに変わった時点で、すぐに肉体改造をしたと思うんですよ。だからこの前のカード発表会見で会った時にデカイなと感じました。パワー差はあるでしょうね。それに僕は空気の読めないKY・坂本(常務)さんからの依頼で、前回の試合はミドル級まで落としてますから。まさかこういう仕打ちを受けるとは思ってなかったです…。

これから3kg増やすんですか?
KEI山宮:いや、増やさないですね。今回は無差別級のつもりでいきます。

練習で特に重点を置いている部分は?
KEI山宮:重点を置いているというか、川村選手にしてみたら今回はリベンジ戦になるわけじゃないですか。僕もリベンジ戦の経験はありますので、川村選手が今回の試合を迎えるにあたって、こういう心理状態で挑んでくるだろうなっていうのが何となく想像つくんですよ。それと前回の試合を踏まえて、予想できるパターンが2通りほどあるんで、それを想定しながら練習をしてます。

その2通りは、高確率で当たりそうですか?
KEI山宮:どうなんでしょうね。彼の戦極での2試合を見て判断した感じだと、恐らくこう来るだろうなって予想できるものがあったんですよね。

一番警戒している部分は?
KEI山宮:やっぱりパンチですね。大砲みたいなパンチはかなり危険ですから。

大砲のようなパンチ対策は?
KEI山宮:ないこともないですけど、心配性なんで今は言えないです。

今回の試合で勝利した場合、今後もライトヘビー級で試合をしていくんですか?
KEI山宮:93kgが自分の適正階級だとは思わないんで、どうなんでしょうね。今回は川村選手だから受けたという部分が大きいです。でも、もし今回の試合で勝利したとしても、返上は考えてないですよ。

川村選手だから受けたというのは、どういう気持ちで?
KEI山宮:やっぱりパンクラスismの選手だし、パンクラスに対する気持ちが見える、パンクラスに対する思いを公言している選手だからですね。

後輩のような選手に挑戦を受けるというのは、どういう心境ですか?
KEI山宮:パンクラスとしては後輩かもしれないですけど…そういうことは考えてないですね。危険な強敵としか考えてないです。あのパンチを思いっきりもらったら、死ぬかもしれないですからね。

どういう試合をイメージしていますか?
KEI山宮:打撃戦になるんじゃないかと思いますけど。

川村選手がガンガン攻めてきたら、ヒラリと交わしちゃおうという気持ちはありますか?
KEI山宮:あの…この前の坂本さんの言葉を変えたような質問ですね(笑)。まぁ、体格差がありますからね。打ち合える場面があれば打ち合いますし、今は違うなと思えば打ち合わないだろうし。自分の考えてる通りにやりますよ。

ベルトをとったら、その先は何を目指しますか?
KEI山宮:う~ん…難しい質問ですね。何ですかね…上を目指してガツガツやってる選手って多いじゃないですか。でも僕はそういう気持ちでもないですし、ベルトをとる為だけにこの試合を受けたわけじゃないんですよ。さっきも言ったように川村亮っていう選手だから試合を受けたんで、それに付加価値でベルトがついてきたという感じですね、今は。

大きい舞台に興味はありますか?
KEI山宮:もちろん魅力的な舞台ですから興味はありますけど…あんまりその辺に関しては、ガツガツしたくないですね。

一時期“K-1トライアウト"に参戦されていたじゃないですか。その後、キックボクシングの試合は考えていないんですか?
KEI山宮:機会があればキックルールでもやりたいと思いますよ。練習仲間にキックボクサーがたくさんいますし、そういう選手の応援で会場に行くと気持ちも高ぶりますからね。でも今一番試合のお話をくれるのはパンクラスなんで。

では最後に、カード発表会見時の坂本常務のコメントを受けて、言いたいことがあればお願いします。
KEI山宮:川村選手との戦いがメインなんで、あんまり坂本さんのことを言うのは川村選手に失礼なんで言いたくないんですけど、やたらと挑発されるので「リングに上がってこい!」と言いたいですね。まぁ、プロレスが分からない人には全く分からない話ですけど(笑)。