update:10.24
PANCRASE 2008 SHINING TOUR 10.26ディファ有明大会
マルロン・サンドロ選手インタビュー

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第2代フェザー級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3ラウンド
ランキング1位
マルロン・サンドロ
(ノヴァ・ウニオン)
マルロン・サンドロ vs 滝田 J太郎 ランキング3位
滝田 J太郎
(和術慧舟會 東京本部)
前田の返上により空位となったフェザー級王座を賭けて、マルロン×滝田が激突!DJ.taiki、志田幹というトップランカーをなぎ倒してきたマルロンと、4月に井上学から衝撃のKO勝利を収めた滝田。ついに手にした初戴冠のチャンスをものにするのはどちらだ?
マルロン選手といえば家族を大事にしている良きパパなので、その部分と絡めながらインタビューをさせて頂きます。
マルロン・サンドロ:かっこいいマルロンって書いて下さいね!

3月の独占インタビューの出だしと同じですね(笑)。まず王者決定戦を目前に控えた、今の心境を聞かせて下さい。
マルロン・サンドロ:やっぱり王者決定戦ということで、中途半端な気持ちで太平洋を渡ってきたわけじゃありません。本気でぶつかっていきます。

王者決定戦が決まった時の周りの反応は?
マルロン・サンドロ:周りには今までも支えてもらってきたんですけど、今回はそれ以上に大勢の方がサポートしてくれました。改めて大事にされているんだなと実感しましたね。

大一番ということで、練習以外で何か特別なことはされましたか?
マルロン・サンドロ:普段は奥さんも仕事をしているので、いつも通り子供と一緒に過ごしていましたよ。大一番だからといって生活リズムを崩すのはよくないので、普段通りの生活を送りながらも、いつもより多く教会に行って神様に「自分が生き残れますように」と祈っていました。

教会にはいつも1人で行っているんですか?
マルロン・サンドロ:大体そうですね。自分のやるべきことを済ませてから教会に行っています。

ブラジルを出発する時に、家族からはどのような言葉をかけてもらったんですか?
マルロン・サンドロ:奥さんには「諦めないで戦ってチャンピオンになって帰ってきて」と背中を押してもらいました。子供はまだ1歳7ヶ月で喋れないんですけど、ボクシンググローブをはめて殴ってくるんですよ(笑)。きっと「頑張ってきてね!」って言ってるんでしょうね。

前回一緒に来ていた師匠のアンドレ・ペデネイラスさん、ハクラン・ディアス選手からは何か言われましたか?
マルロン・サンドロ:師匠からはいつも必ず励ましの言葉をもらっていて、今回も同じように声をかけてもらいました。離れている時でも、電話かメールで必ず連絡をくれるんです。ハクランは自分の生徒ではあるけれど、一緒に練習をして励ましてもらっています。皆さん気づいていたか分からないんですけど、DJ.taiki戦後にグッドタイミングで師匠から電話がかかってきたので、リング上で喜びの電話報告をしていたんです。

リングインの時も電話をされていましたよね?
マルロン・サンドロ:あれも師匠に電話をしていました。そしたらレフェリーに「電話はダメだよ!」って注意されちゃいました(汗)。

では今回も、1番に報告するのはペデネイラスさん?
マルロン・サンドロ:そうですね。間違いなく電話しま…あっ!でも間違いなく向こうからかかってくるはずです(笑)。

本当に大事に思ってくれているんですね。
マルロン・サンドロ:今回は道場生の試合がアメリカであるので一緒には来られなかったんですけど、わざわざ空港まで送ってくれたんです。その時に「絶対電話するから」って言ってました。

いい師匠ですね。
マルロン・サンドロ:本当に素晴らしい師匠なんですけど、そういう態度を取らずに家族みたいに接してくれるんです。だからみんなで“デデパパ"って呼んでます!
※「デデ」とは、アンドレ・ペデネイラスさんのあだ名。

マルロン選手が格闘技を続けていく上で、家族とはどういう存在になっていますか?
マルロン・サンドロ:家族というのは、誰にとっても大きな柱ですよね。僕は奥さんにいつも包み込んでもらっているし、奥さんがいなければ練習にも集中出来ないので本当にありがたく思っています。仕事で疲れていてもマッサージをしてくれるし、忙しいのに頑張って子育てをしてくれているし。そんな素晴らしい奥さんに支えてもらっていて、本当に幸せです。

今回も黄色いTシャツと息子さんのTシャツを持ってきているんですか?
マルロン・サンドロ:もちろん!1番最初にバッグに詰めましたよ(笑)。子供の写真も持ってきています。チャンピオンになれたらリング上で掲げたいですね。

マルロン選手の理想のチャンピオン像を教えて下さい。
マルロン・サンドロ:やっぱりチャンピオンというのは周りから尊敬されるものですが、それが“チャンピオン"だからというだけでなく、自分自身が尊敬されるチャンピオンというのが理想ですね。

では最後に、ブラジルでマルロン選手の勝利を祈っている家族とノヴァ・ウニオンの皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
マルロン・サンドロ:友達やノヴァ・ウニオンの道場生には、いつも言っていることだけど、改めて「ありがとう」と。家族には「寂しいよ」の一言です。一戦一戦勝ち進んできたからこそ今回のようなチャンスが巡ってきたので、今まで戦ってきた選手のことも忘れることなく王者決定戦に挑みます。