： ウェルター級王座 次期挑戦者決定トーナメントが10月から行なわれていますが、1回戦のストラッサー起一戦を振り返ってみていかがですか?
■ 岩見谷智義：ダメな部分が全部出てしまった試合でした。もっとアグレッシブに攻めないとお客さんもつまらないですし、自分も納得しないので、スッキリしない試合になってしまいましたね。

： 具体的には?
■ 岩見谷智義：1ラウンド目に様子を見てしまったんですよね、お互いに。だからイエローももらっちゃいましたし。2ラウンド目から攻めようと思ったんですけど、体が動かなかったんですよ。とにかく1ラウンド目からガンガン攻めないとダメだと分かったので、次の決勝戦ではどんどん攻めていこうと思っています。

： 前回の試合から中一ヶ月での試合となりますが、コンディションはいかがでしょうか?
■ 岩見谷智義：まぁ、いつも通りですね。今は追い込み中なので疲れが溜まってますけど、今週からは徐々に試合に向けて抜いていこうと思っています。

： すぐに練習を再開されたんですか?
■ 岩見谷智義：はい。ノーダメージだったんで、試合の反省点を修正することから始めました。

： 反省点とはどういう部分ですか?
■ 岩見谷智義：打撃を出したかったんですが、手数が出なかったです。だから今は以前よりも打撃中心に練習をしています。

： ちなみに練習は、いつも高田道場さんで?
■ 岩見谷智義：基本的にはそうです。でも今は週2回ほど、阿部裕幸さんのAACCで合同練習をやらせてもらっています。

： 決勝戦は5分3ラウンドになりますが、その辺りに関してはいかがですか?
■ 岩見谷智義：普段からスパーリングで5分3,4ラウンドやっているので、スタミナ的には問題ないと思います。

： 試合では初の3ラウンドになりますが、不安等はないですか?
■ 岩見谷智義：自分からどんどん攻めることができれば、5分3ラウンドは何の問題もないと思っています。逆に消極的に守りに入ると、自分が疲れるだけで終わってしまうと思いますので。

： では決勝戦の対戦相手である野沢洋之選手の印象は?
■ 岩見谷智義：前回の本田(朝樹)選手との試合を間近で見て受けた印象は、スタミナがあって力が強いなと。ですので後手にまわっちゃうとペースを握られて終わっちゃうと思うので、とにかく自分から攻めること、これがキーポイントだと思っています。

： 先程打撃の練習に力を入れているとお話していましたが、ストライカーである野沢選手に対しても打撃で勝負する?
■ 岩見谷智義：そればっかりは、やってみないと分からないですね。でも噛み合うのなら打撃勝負をしたいと思っています。

： 決勝戦に挑むにあたって、心掛けていることはありますか?
■ 岩見谷智義：前回の反省もあるので、お客さんに楽しんでもらえるような前へ出ていく試合をすることです。そうでなければプロとしても失格でしょうし、攻めないことには自分の展開にも繋がらないので。判定ではなくKOか一本を狙いにいきます。

： 今大会ではウェルター級のタイトルマッチ(和田拓也 vs 鳥生将大)も行なわれますが、そのことについて思うことはありますか?
■ 岩見谷智義：8月に鳥生(将大)選手と対戦した時に、かなり力をつけてきたなと感じました。ですのでタイトルマッチ出場も当然だと思います。僕も負けてられないなという気持ちになりました。

： ではタイトルマッチの勝敗予想をお願いします。
■ 岩見谷智義：10月の試合では鳥生選手が押してたので、鳥生選手が勝つと。僕も決勝戦で勝つことができれば、現在鳥生選手とは1勝1敗なので、決着をつけたいですね。

： 最後に、対戦相手である野沢選手にむけてメッセージをお願いします。
■ 岩見谷智義：野沢選手はアグレッシブに攻めてくると思いますので、僕もそれに応えるように自分の持ち味を出し、盛り上がる試合をして勝って終えたいと思っています。