大会前interview
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第6試合 ウェルター級王座 次期挑戦者決定トーナメント 決勝戦 5分3ラウンド
ランキング3位
岩見谷智義
(高田道場)
岩見谷智義 vs 野沢洋之 ランキング4位
野沢洋之
(スタンド)
10月26日ディファ有明大会で行なわれた一回戦では、自身のフィールドに持ち込み完封勝利を収めた両者。この一戦を制し王者への挑戦権を得るのは、粘り強いレスリングスタイルで相手の光を消す岩見谷か?それとも、回転の速い打撃を得意とする野沢か?
現在のコンディションはいかがですか?
野沢洋之:いつも通り順調です。先週で追い込みが終了したので、今は試合に向けて疲れを抜いています。

前回の試合からあまり間隔が空いていないですが、その辺りに関しては?
野沢洋之:僕は逆に、これぐらいの間隔のほうが緊張感が保てるので好きですね。

ブログを拝見させて頂いたのですが、かなりハードな毎日を送っていらっしゃるんですね。
野沢洋之:他の方がどうなのかは分からないですけど、僕は仕事をフルタイムでやった後、夜間の専門学校に通っていて、その傍らで練習をしているんです。練習出来る時間が短いので、いつも集中してやっていますよ。忙しい毎日ですけど、逆にそういう状況がプラスになっていると思います。

練習では、どのようなメニューをこなしているんですか?
野沢洋之:その時によって違うんですけど、平日は仕事に響かせるわけにもいかないので、実践的な練習はなかなか出来ないんですよ。なのでロードワーク、シャドー、筋トレをしたりと、フィジカルトレーニングをやっています。実践的な練習は週末にやっています。

前回の本田朝樹戦を振り返ってみて、いかがですか?
野沢洋之:本田選手と仲間の梁(正基)さんの試合を見て、何でも出来るアグレッシブな選手だという印象を持っていました。10月の試合ではガンガン出て来てくれたので、こっちもそれに応えたというか、噛み合った試合になったと思います。すごく強かったですね。

前回の試合では多くテイクダウンを取られていたので、ファイトスタイルを変えられたのかなと感じました。
野沢洋之:でも僕はラグビーをやっていたので、タックルに入るのは好きなんですよ。寝かせてからのパウンドっていうのも、自分の中では一つの形になっているんです。僕は寝ても立っても打撃で攻めるというスタイルなので、自分の中では変えたつもりはないですよ。

ウェルター級次期挑戦者決定トーナメント決勝戦を、目前に控えた現在の心境はいかがでしょうか?
野沢洋之:明鏡止水というか、あとはやるだけです。やれるだけのことはやってきたので、今までやってきたこと、仲間、自分自身を信じて集中して試合に望むだけですね。

対戦相手である岩見谷智義選手には、どのような印象をお持ちですか?
野沢洋之:レスリングというか組む力がすごく強くて、打撃もキレがあってトータル的に何でも出来る選手だという印象です。

どのような試合展開を予想されていますか?
野沢洋之:打撃だけじゃなく、寝技にもなるでしょうし…。でも僕は、なるべく寝ても立っても打撃で勝負したいですね。

決勝戦に挑むにあたって、何か特別な練習はされたんですか?
野沢洋之:特別な練習というのは、特にやりませんでしたね。いつも通り蒲田にある「CORE」というジムで、大城トレーナー、梁さん、佐々木(恭介)選手などと一緒に、一生懸命やっただけです。

野沢選手は試合前に必ずお寺の階段ダッシュをしているらしいですが、何か理由があるんですか?
野沢洋之:力道山の眠る池上本門寺で、試合前は必ず階段ダッシュをしているんです。家からも近いんですよ。ヒクソン(・グレイシー)戦を控えた高田(延彦)選手も、あそこで走ったりしていたそうなんで、何となくあの場所で追い込んでおかないと不安なんですよね。自分の中では、儀式…?参拝…?初詣…?的なものでしょうかね(笑)。

岩見谷選手に勝利した場合、今大会で行なわれるウェルター級タイトルマッチ“和田拓也 vs 鳥生将大"の勝者と対戦することになりますが、今回のタイトルマッチはどちらが勝利すると思いますか?
野沢洋之:2選手ともすごく強くて、スタイルも似ているので、難しいですね。どうなるかは分からないですけど…鳥生選手じゃないでしょうか。今、勢いがあって体もすごいですし。でも本当に分からないですね、難しいです。

では最後に、対戦相手である岩見谷選手に向けてメッセージをお願いします。
野沢洋之:僕も「パワーオブドリーム」という山本喧一選手の作ったU系色の強いジムで格闘技を始めたので、同じU系である高田道場の岩見谷選手とは、噛み合ったいい試合が出来ると思っています。お互いベストを尽くして、いい試合をしましょう!