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PANCRASE 2009 CHANGING TOUR 4月5日(日) ディファ有明大会
  • update:4.06
  • PANCRASE 2009 CHANGING TOUR 4.05ディファ有明大会
  • 一夜明け会見

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日時:4月6日(月)17:00〜
場所:要町・フランス料理店“オテル・ドゥ・キタオカ"
〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-26-16 CHIBAビル1F
坂本靖:4月5日ディファ有明大会は、非常に熱のある良い大会になったと思っています。第1部ではネオブラッド・トーナメント全11試合を行ない、準決勝枠を争って各階級の4選手がコマを進めました。第2部に関しては、1試合ずつ簡単に総括させて頂きます。
第1試合 松井英夫×大澤茂樹
大澤選手は待望のデビュー戦で判定勝利を収めました。残念ながら一本・KOとはなりませんでしたが、デビュー戦でしっかり結果を出してくれました。
第2試合 齋藤裕俊×赤井太志朗
両選手は前回戦ってドローでしたが、今回の再戦では赤井選手がきっちり決めてくれた試合です。ランキング入りの可能性もある内容の試合でした。フェザー級王者のマルロン・サンドロ選手が戦極のグランプリで活躍している間に、パンクラスでは次期挑戦者を決定させていきますので、挑戦者争いという部分にも注目して見て頂ければと思います。
第3試合 五十里祐一×AB
AB選手が1分53秒で一本勝ちです。AB選手はおそらくランキング入りになると思います。ライト級はかなり選手層も厚くて大変な階級ですが、まだ24歳のAB選手がこれからどこまで上がっていけるか、非常に楽しみです。
第4試合 廣瀬勲×廣野剛康、第5試合 江泉卓哉×裕希斗
フライ級での試合を2試合行ないまして、江泉選手は試合後マイクで「ランキング1位の砂辺選手とやりたい」とアピールをしていました。ランキングでは2位が江泉選手で3位が廣瀬選手なんですけど、直接対決ではランキング下の廣瀬選手が勝っているということもあって、どういう形でチャンピオンを決めるのかという部分がなかなか悩ましいところです。その辺は今後関係各位と相談しながら、フライ級のチャンピオンを夏までには決めたいと思っています。
第6試合 鳥生将大×粱正基
この試合は残念ながらノーコンテストとなりました。鳥生選手が復帰したら再戦を組みたいなと思っています。
第7試合 金井一朗×佐藤豪則
佐藤選手が判定ながらも金井選手に勝利した試合です。後ほど佐藤選手に色々質問して頂ければと思います。
セミファイナル 大石幸史×真騎士
非常に見応えのある試合でした。真騎士選手は前回の試合に比べると、リードジャブ等を出していてボクシングテクニックが多彩で、すごく成長しているなと思いました。大石選手も2R目に左のボディを入れて真騎士選手の動きを止めた辺りは、さすがランキング1位の選手だなと思いました。次は3Rで見たいと思わせるような試合内容でした。
メインイベント 和田拓也×岩見谷智義
(和田選手の)ローキックやボディへのパンチが上手くポイントポイントで決まっていて、きっちりウェルター級のベルトを防衛して、次に繋げていった試合だったと思います。
チェンジングツアー第2回目となった大会でしたが、とても満足のいく興行でした。昨日の試合で勝った選手の次戦に期待したいと思います。ありがとうございました。

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大澤茂樹:昨日はデビュー戦ということで、緊張はなかったんですけどすごく力が入ってしまいました。インパクトある試合をしたいと思ってたんですけど、どうしても力が抜けなくてパンチも大振りになってしまったので、これからは力を抜けるように修正してどんどん試合に出ていきたいです。
佐藤豪則:対戦相手がランキング2位の選手で、これに勝ったら上が見えてくるという大事な試合だったので気合いが入っていたんですけど、試合直前にヒジとヒザを怪我してしまってコンディションが良くありませんでした。でも柴田(勝頼)さんがDREAMで勝ったっていう情報が入って、それでまた気合いが入って何とか乗り越えられたという試合でした。
和田拓也:昨日は防衛できて良かったことは良かったんですけど、まだまだ課題が残る試合だったので、次の試合までにもう一度そういう部分を作り直して頑張りたいと思います。
佐藤選手にお伺いします。連勝同士という状況でランキング2位の選手に勝ったことについては、どのように考えていますか?
佐藤豪則:ベルトを狙える位置につけると思うので、僕は選べる立場ではないですけど、勝ち星を増やして早くタイトルマッチが出来るように頑張りたいと思います。
ここのところ勝利が続いていますが、練習方法等変えられたんでしょうか?
佐藤豪則:柴田さんや船木(誠勝)さん、ユン(・ドンシク)さん、チョン・ブギョンさんなどの強い選手と内容の濃い練習が出来ているのが大きいと思います。そういう方達とスパーリングをするのがすごく楽しいので、やり過ぎてアクシデントで怪我をしてしまったんですけど(苦笑)。
和田選手にお伺いします。初防衛戦の前は「あまり防衛という部分は意識していない」とお話されていましたが、実際に防衛戦を迎えてみていかがでしたか?
和田拓也:守ったら勝てないなと思ったので、このベルトをもう一回取るという気持ちで挑みました。
何回ぐらい防衛したいですか?
和田拓也:何度防衛っていうのはちょっと分からないんですけど、ウェルター級絶対王者的なチャンピオンを目指して、また更にその上も目指してやっていきたいと思います。
次の挑戦者の希望はありますか?
和田拓也:今のランキングに入ってる選手とは大体やってるので、その辺りは考えてないです。
大澤選手にお伺いします。道場の先輩方には勝利の報告はされましたか?
大澤茂樹:報告というか、中村(和裕)選手と小見川(道大)選手にセコンドをお願いして、いいアドバイスをもらいながら挑めました。試合が終わった後も、自分の中では納得できない試合だったんですけど、先輩方に「おめでとう」って言葉をかけてもらえて、すごく嬉しかったです。
納得できないというのは?
大澤茂樹:思った通りの試合運びができなかったのは初めてだったので、もっともっと練習を積んでKO勝ち出来るような選手になっていきたいなと思います。
次の試合はいつぐらいにやりたいですか?
大澤茂樹:ダメージが全然ないので、出させてもらえる試合があればすぐにでも出たいとな思ってます。
坂本取締役にお伺いします。昨日鳥生選手が救急車で運ばれましたが、その後は?
坂本靖:脳や骨には異常はないとのことでしたので、入院はせずに自宅に帰っています。ただ、鼻骨骨折はしています。それは昨日の試合でというよりも、今までの蓄積でなってしまったものだということでした。