PANCRASE 2009 CHANGING TOUR 6月7日(日) ディファ有明大会
セミファイナル 初代フライ級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3ラウンド | ||||
ランキング1位
○砂辺光久
(フリー) |
vs |
ランキング2位
江泉卓哉×
(総合格闘技道場武門會)
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1R 4:35、KO/スタンドのパンチによる | ||||
砂辺光久(56.9kg) セコンド:石井大輔
江泉卓哉(56.7kg) セコンド:
レフェリー:松宮智生※砂辺が初代フライ級キング・オブ・パンクラシストに |
- ついに巻いたベルトの感触はいかがですか?
- 砂辺光久:相手を倒した瞬間は喜びで、ベルトを巻いた時はすごく重みを感じました。アマチュアの頃の試合も含めて、16年間の自分のベストバウトがこのベルトを引き寄せてくれたかなって思います。
- パンチでのKO勝利は初めてですよね?
- 砂辺光久:そうですね。相手もパンチで来ると思ってたんで、カウンターで合わせる練習をしてきました。練習通りです。今回セコンドについてくれた石井(大輔)さんもパンクラスの選手ですし、一緒に入場してくれた美濃輪(育久)選手もそう、裏では柳澤(龍志)さんや窪田(幸生)さん、(KEI)山宮さん、パンクラスに関わってきた選手と握手をしてパワーを頂いてリングに上がりました。それがこの結果に繋がったと思います。
- そこまでの展開もほぼ圧倒できたと思うのですが、その辺りに関しては?
- 砂辺光久:今までやってきた人間の次元が違うと思ってます。前田吉朗にしても志田(幹)さんにしても吉本(光志)選手にしても、自分は今までトップの人間とやってきたんで、新人王レベルでは負けないだろうって思ってて、それが確信になったって感じです。どっかの選手がタイトル挑戦をアピールしてましたけど、その選手もぶっ倒しますよ。
- 今日は思っていた通りの試合が出来た?
- 砂辺光久:そうですね。寝ても立っても相手を勝る、全ての局面で自分が勝つっていうことを目標にしていて、それが出来たかなって思いますね。今回の結果は江泉選手が引き寄せたとも思ってます。それは江泉選手が弱いとかそういうことじゃなくて、江泉選手も自分を倒しにきたから自分も倒しにいった結果、ぶつかってこういう結果になったっていうことだと思います。一歩間違えれば自分が同じように倒れていたかもしれないし。
- 今日の入場曲は?
- 砂辺光久:鈴木(みのる)さんに「中村あゆみさんの曲使っていいですか?」って聞いて、今回の曲を使用しました。尾崎豊の曲を中村さんがカバーしている曲なんですけど、試合が決まった時からコンビニでやたらと耳にしてて「なんかコレは俺に言ってんなぁ」と思ってこの曲にしました。歌詞で「僕が僕である為に勝ち続けなきゃいけない」っていう部分があるんですけど、そこはやっぱり泣いちゃいましたね。自分は今まで苦しい思いをしてきたんですけど、これからは勝ってベルトの重みを上げることに専念するというか、このベルトの価値と共に自分の価値も上げていきたいと思ってます。
- リング上からずっと前田選手の顔が見えていたんですか?
- 砂辺光久:ずっと笑ってて腹立ちましたね(笑)。彼に5分くらいアップに付き合ってもらったんですけど、なんか懐かしい感覚とやっぱり強えなって感覚がありました。こういう人間と俺は戦ってきたんだなって思うと、「うん、イケる」って思えましたね。トップレベルの選手達と肌を合わせることが出来てよかったなって思います。
- 公開練習を一緒に行なった尾崎魔弓さんはいらっしゃっていたんですか?
- 砂辺光久:来てましたね。試合前に来てくれて「お前、本当に勝てんのかよ?負けたら許さねぇぞ」って言われて「ちゃんと勝ちます」って伝えました。勝ったことは喜んでくれたんですけど、「オザキック使ってなかったな」って嫌味を言われちゃいました(笑)。鈴木さんにしても尾崎さんにしても、チクチク刺して来る人が多いんですけど、その人達に後押しされながら頑張っていきます(笑)。