10分1本勝負・第2世代 対 第3世代の闘いという様な形での試合でしたが、この中でずばりこの大会を支えた男2人・美濃輪選手、稲垣選手です。この2名がこの日の一番際だった男だと思いました。
美濃輪選手は長谷川選手からギブアップを取ったというそういう単純な事での問題ではなくて、ト-タルな闘い方としてスタンディングで打撃を使って自分の間合いにしてタックルでしっかりと主導権をとって、投げるもしくは崩すという展開の中で試合を決めていったというところですね。これを古い言い方で言えば離れて良し、組んで良し、投げて良し、そして技で良しというような3拍子も4拍子もそろった選手という言い方に成ると思います。その美濃輪選手の今回の闘い方の将来というか、展望として1999年から2000年にかけてのパンクラシストの闘い方の一つエッセンスがはっきりと浮き出たそんなファイトだったと思います。ですから決してそういう試合の展開をした美濃輪選手も誉めるべきだし、そういう事がきちんと出来るのも相手に恵まれたからと言う事で長谷川選手も良くやったと思います。この第2試合10分1本勝負はビデオでもう1度見たい試合の一つだと思います。そんな2分43秒でした。