では、そろそろまとめということで、最後に格闘家としてのお話を。石川選手は2000年7月の「ネオブラッド・トーナメント」でプロデビューしてから、先日の後楽園ホール大会(1/26)でのVS金井一朗(パンクラスism)戦まで、これまで18試合に出場してきてますが、関節技での一本負けというのはたった1試合(2002年6月・DEEP2001 VS上山龍紀戦)しかないんですよね。
石川英司:そうですね・・・。

もう、きっと思い出したくもないかも知れないですけど、ギブアップしたあの時はどういうお気持ちでした?
石川英司:いや〜何だろうな? やっぱり悔しいのと、まぁ・・・ホント思い出したくないですね、あれは。思い出すだけでこう(※目の前のグラスをテーブルから手で払い落とすように)バァーッとしたくなりますね。今でも。それはみんな同じだと思うんですけど。

やっぱり判定負けとは違いますか?
石川英司:いや、判定負けでも一緒なんですけど、でもまぁ、一本負けっていうのはムカツキますよね。ホント。負けた相手に会うとすごいイヤだし・・・。

3月にDEEPさんのリングで桜井“マッハ"速人選手(GUTSMAN・修斗道場)と対戦が決まっている上山龍紀選手(U-FILE CAMP.com)ですが、上山選手へのリベンジ戦というのは考えます?
石川英司:そうですね・・・チャンスがあればやりたいですけど、けどそこまでどうしてもっていうことではないですね。僕、いつもそうなんですけど、誰々と試合をしたいっていうのはないんですよね。まぁ、誰とでも試合をするって感じで。それで相手が決まったら『やってやる!』って。でもまぁ、次に上山選手と試合をすることになったら絶対勝ちますけどね。

一本で?
石川英司:ハイ。一本で。

何で一本をとります?
石川英司:いや、それは言えないです(笑)。

分かりました(笑)。では、先日のVS金井一朗戦に関してお聞きします。試合前にお話を聞いた時は2kg程度減量して試合に臨むとおっしゃってましたが、減量はキツくなかったですか?
石川英司:キツくないですね。高校時代はレスリングで8kgとか減量してたんで。

何日ぐらいで8kgも落とすんですか?
石川英司:10日とか2週間で。それはまぁ、何にも考えてない減量の仕方なんですけど。ただ食べないっていう(笑)。まぁ、昔やってましたから減量は大丈夫です。

VS金井戦は石川選手初のミドル級戦だったんですが、今後はどうしていきます? ミドル級とライトヘビー級の2刀流を続けていきますか?
石川英司:ハイ。2刀流で。とり合えずミドル級のランキングに入りたいですね。どっちにも入っていたいです。

ミドル級には同じGRABAKAの三崎和雄選手(3位)がいますが、ミドル級のランキング入りを狙う以上、やっぱり三崎選手よりか上にいきたいですよね?
石川英司:そりゃもちろんいきたいですけど、ホントに(三崎選手は)強いんで。ただ和雄さんと試合をすることもないでしょうし。ライトヘビー級の現チャンピオンは菊田さんじゃないですか。まぁ、ミドル級のチャンピオンはまだ和雄さんじゃないんで、狙うところはありますね。

では、昨年12月のミドル級のタイトルマッチ、國奥VSネイサン・マーコート戦と、その前の次期挑戦者決定戦、クリス・ライトルVS竹内 出戦。この2試合をどうご覧になりました?
石川英司:みんな強いな〜って(笑)。

ネイサン選手は以前GRABAKAの皆さんと練習してましたよね? もちろん石川選手とも手を合わせたことがあると思いますが、その時と比べて現在のネイサン選手はいかがですか?
石川英司:いや〜、強かったですね。強かったです。でも、あの時(一緒に練習していた時)よりも僕は強いぞっていうのもあります。

ライトヘビー級とミドル級。どっちのチャンスが先に巡ってきた方が石川選手的には良いんでしょうか?
石川英司:あ〜、どっちもイヤですけど(笑)。

タイトルには興味あります?
石川英司:今はあんまりないです。ただ横目でチラチラっていう感じで(笑)。でも全くないってことじゃないですけど。

ではベルトを巻きたいって気持ちがそれほど強いわけではない?
石川英司:ではない。まぁ、あるにこしたことはないんですけど、横目でチラチラ見て、誰もいなくなったらサッと入っていくみたいな(笑)。そんな感じです。ハイ。