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: では、話をまた伊藤選手個人のことに戻しますが、伊藤選手は、昨年11月・横浜大会のVS和田拓也戦から半年近く試合出場の機会がありませんでした。その半年近くの中で考えたこと、例えば今後のプランなど、お話しできる範囲で結構ですので聞かせていただけますか?
■ 伊藤崇文:一番身近なことでいいですか? 自分のやりたいこととか。
: もう、今後のことで何かお話しできることであれば。
■ 伊藤崇文:じゃぁ、今年1年、やりたいこと。三島(☆ド根性ノ助)選手を倒すこと。まぁ、いつになったって
いいんですけど、オレの頭の中では10周年よりそっちが先なんで。でも自分の好きな団体なんで、選んで希望して入った団体なんで、華を添える意味でも10周年大会には出場したいし。当然身近な目標で言うと(ウェルター級の)ベルトが欲しいですけど、でもこのまま先にベルトを獲っても、三島選手を倒さないままだったら・・・何か僕の中でチャンピオンじゃないから。ウェルター級にいる、他のヤツはどう思ってるかわからないですけど、じゃぁ、特にismにいる後輩に対して悪いと。パンクラスのウェルター級がどこの会場にいってもメインになれば良いと思ってるから。ウェルター級があるからパンクラスが面白い。で、オレがいてるから、ウェルター級を観たいって思わせたいし。だから、まず、三島選手に勝つ。手段は何でもいいです。でないとオレ自身が納得しないから。(鈴木選手の)「10周年を仕切る」という発言に対して郷野選手がいろいろ言ったけど、オレの中ではそっちの方で頭がいっぱいだから。正直ピンとこなかったのはそのためですね。会社のことなのにって周りが言うかも知れないですけど、いや、そんなことよりオレのことやからって感じですね。(三島選手を)倒してからベルトを巻いた方がカッコ良いでしょ。もし、今チャンピオンになったとしても、文句なしのチャンピオンじゃないんですよね。文句ある人が一人でもいたら、文句なしのチャンピオンじゃないから。だから、今年、一番近々ですね。
: その三島選手との再戦に向けた第1歩が昨年11月のVS和田戦だとしたら、5月18日・横浜大会でのVS花澤大介(総合格闘技道場コブラ会)戦は2歩目になると思われたのですが、練習中のケガで残念ながら欠場ということになってしまいました。VS花澤戦を楽しみにしていたファンの皆さんへ何かメッセージをいただくとはできますか?
■ 伊藤崇文:はい。え〜楽しみにしててくれた人が多いと思うんですけど、楽しみにしてなかった人も、まぁ、(試合に)出なかったんで何を言ってもしょうがないんですけど・・・間違いなくこの試合で(自分に)惹きつけられるだろうっていう一戦だったんで、VS三島戦に繋がる試合をまた観たいって思わせるだけの試合になると自分でも思ってたし、そうなる自信もあったから、欠場っていうのがハッキリした時、結構落ち込んだんですけど、ここで落ち込んでても仕方ないんで・・・。ずっと(現在でも)同じテンションを保ってるんで、是非また次の機会に観に来て下さい。必ず(VS三島戦に)繋げます。それだけです。
: ありがとうございます。 では、その三島選手に関してお聞きしますが、4月には『U-style』さんのリングに上がりました。そのへんに関してはどうですか?
■ 伊藤崇文:オレが(三島選手と)やりたいのはヴァーリトゥードのルールです。だから別に(三島選手が)プロレスルールの試合をやっても構わない。オレには関係ないことなんで。
: 渋谷選手が出場した『DEEP』さんの大会(3月4日・後楽園ホール)に三島選手も出場してましたけど、あの時の三島選手の試合はご覧になりました?
■ 伊藤崇文:観ました。まぁ、それ以上の感想はないですね。
: では、もう1つの目標、ウェルター級のベルトに関してですが、やはり奪うなら現王者の國奥(麒樹真)選手からですか?
■ 伊藤崇文:そうです。パンクラスで2冠王(ウェルター級とミドル級)になってる人ですから。トーナメント(初代ウェルター級王者決定トーナメント)でも、はっきり言って負けてます。國奥さんには。獲るならあんなチャンピオンを倒して獲りたいです。だから國奥さんには早くUFCに行って勝ってきてほしいですよね。オレ、その時は三島選手に勝ってるから。
: UFCで勝利をあげたチャンピオンの國奥選手と、三島選手に勝利した挑戦者の伊藤選手。その2人のタイトルマッチ。
■ 伊藤崇文:うん。ヒップホップVSロケンロー(笑)。
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