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: それでは今後の地方での展開についてお聞かせいただきたいのですが、東京、大阪、横浜以外での大会というのは考えていらっしゃいますか?
■ 考えていますよ。ただ、要するに新しい所での大会って言うのは、営業だったり場所の確保だったり、ウチのスタッフが色々と動き回らないといけないので、結構手間がかかっちゃうんですよ。なので、いつもいつも開催することは出来ないんですけど、少しづつ地方での開催も増やしていきたいと思ってます。
: 例えば、地方のパンクラス認可ジムが主催する公式大会って言うのは、可能性としてどうなんでしょうか?
■ この間も青森にウチの認可ジムが出来ましたよね。東北って言うのは格闘技が盛んなんですよ。相撲しかり、柔道しかり、レスリングしかりね。そこでやっぱり総合格闘技を広めていくには、その土地で興行をして、その土地の人たちに試合を観てもらわないといけないわけなんですよ。それでジムの代表の方は八戸なんですけど、まずはアマチュアの大会を八戸でやって、それを観てもらいましょうよと。そして例えばアマチュア大会の1週間後にプロの大会を開催するとかね。そういう風に大会を連動させていったら面白いよねっていう話を代表の方としています。
: そうですね。やっぱり地方のお客さんって言うのは試合を観るにしろ、試合をやるにしろ総合格闘技に餓えていると思うんですよね。
■ 僕もそう思いますね。プロレスの団体さんは沢山あって、結構地方でも興行をやってますからプロレスの試合は観る機会が多いと思うんですが、総合はなかなかやってないですからね。プロレスも盛んになっていった時って言うのは、団体が増えるにつれて地方の興行が増えていったわけですよ。地方のお客さんの目の前で試合をすることがファンの獲得にもつながって、ファンの子たちがプロレスラーに憧れてプロレスラーを目指したりしてきたわけです。それと同じですよね。やっぱり目の前で総合の試合を観てもらいと思います。P's LABでもキッズクラスの曜日を増やしたりとかしているわけです。子供たちがそれを生で観てくれて、格闘技選手に憧れたりとかして、総合格闘技の底辺が増えたら良いと思いますし、スポーツ競技としての幅も広がると思いますから、地方でも積極的にやっていきたいですね。
: 地方に関しては、まずはアマチュアから取り組んでいきたいと?
■ その辺はそれぞれの認可ジムの方がよく考えてくれているんですが、沖縄ではHYBRID WRESTLING武∞限が頑張ってくれていて、結構アマチュアの大会が開催されてますよね。鹿児島の認可ジムは熊本との県境に近い場所にあるので、南九州一帯で幅広く活動してくれています。栃木もね、北関東という括りで頑張ってくれています。
: ところでHYBRID WRESTLING武∞限さんの大会ですが、リングの上で行われているんですか?
■ いや、まだリングではないですね。これは書いてもらっていいと思うんだけど、武∞限の砂辺代表が「やっぱり、リングが欲しい」と(笑)。で、今色々と相談に乗っているところなんですけどね。今はレスリングマットだったりとか柔道場だったりとかで試合をやっていますね。ただリングにはこだわらずに、レスリングマットでも柔道場でもいいので、大会の開催数を増やしていきたいと思っています。でもやっぱり砂辺代表はリングが欲しいと(笑)
: もし沖縄にリングが置かれることにあれば、そのリング上でパンクラスの選手が闘う事が出来ますよね。アマチュアの全試合終了後にプロの試合を行うとか。
■ そうですね。そういう興行形態もアリですね。
: で、リングって幾らぐらいするもんなんですか?
■ う〜ん……言っていいのかな(笑)。そうですね、リングは組むだけじゃなくて、維持費とかもありますからね。やっぱり数百万はしますよね。あと、(制作する)会社によっても違うし(笑)。ちなみにこの下(P'sLAB東京)のリングは、○○選手にある人が「お前がチャンピオンになったらこのリングやるよ」って言ってたんだけど、ホントにチャンピオンになっちゃったもんだから、○○選手が貰っちゃったんですよ(笑)。
: え〜〜〜〜〜っ、それは本当ですか?
■ その人、試合の後に「うわぁ、えらいこと言っちゃったな」って(笑)。だから、P's LAB東京のリングは○○選手のなんですよ。○○、どっかに名前書いてるかもしれないな(笑)。
: それ書けないですよ(爆笑)。
■ いや、名前伏せてくれれば大丈夫(笑)。
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