update:2004.07.05
7月4日(日)新日本プロレス・後楽園ホール大会で、鈴木みのる選手が村上和成選手に完勝!
■ 第7試合 シングルマッチ30分1本勝負
○ 鈴木みのる(9分15秒、ドリルアホール・パイルドライバーからの体固め)村上和成 ×
: シングルで闘ってみて、村上選手にどのような印象を受けましたか?
■ 鈴木みのる:まともにシングルでやったのは初めてでしょ。コンディションが悪そう。まぁ、俺の方が良いってことだな。昨日より今日、今日より明日。強くなるための努力をして、今日も100%、明日も100%の力を出せるようにコンディションを整えて、こうやってやってきてるヤツと、テキトーにやってるヤツとの違いだな。
: コンディションというところでは、今度の『プロレスリング・ノア』の東京ドーム大会であり、今日発表された「G1」でありと・・・
■ 鈴木みのる:違うよ! 自分がプロレスラーであるから。自分がプロのレスラーであるがために、それをしなければならない。当たり前のこと。それを怠らずにしてきた。それだけ。
: 今日はその積み重ねの差がより顕著に出たと?
■ 鈴木みのる:だから良い緊張感を保ってたし。予想外だったのは、星野総裁しか手を出して来なかったこと。それ以上のことも、自分の中では来るだろうなっていう心の準備はしてたから。でもそれだけの緊張を俺に・・・村上って選手は何故か俺にそういう緊張を持たせる。やっぱり、殺傷能力を持った技をアイツも持ってるから。東京ドームで、アイツ、蝶野、村上組と対戦したでしょ。あれまでは・・・弱くはないけど、そんなに強いとは全く感じてなかったけど、あの後見てると、何かメキメキと力を付けてると言うか、そういうのは感じるよね。
: 休憩空けに今年の『G1』のAB両リーグの組み分けが発表されましたが、率直なところどういう印象ですか?
■ 鈴木みのる:いや、16人選手がいたら、15人と闘う。全員とシングルであたる可能性があって、それが偶然半分に分かれただけだから。15人全員に勝つという頭でやってるからね。それがたまたま半分ってだけでしょ。ただ、この組み合わせを考えた人っていうのは、俺が喜びそうな、俺が面白いと感じるマッチメークにはなったね。前から言ってたけど、シングルできっちり蝶野と闘いたい、それから天龍とシングルで対戦したい、それから(苦笑)、去年から全然あたってないけど、永田のアホとの対決もこの中でできる。良い感じて自分のテンションを上げてやっていきたいね。それぞれのヤツにそれぞれのテーマがある。だから、誰々を上手く乗り越えてとか、引き分けで何点とか、そんな星計算は俺は一切しないから。毎日勝つために試合をしてる。勝つための努力をしてる。それが9日間という日程で組まれる。それだけ。
: その努力の結果で見えてくるのが、やはり優勝だと?
■ 鈴木みのる:優勝は・・・別に優勝を目指しては試合はしません。その試合に勝つということを目標に試合はしますけど。毎試合、毎試合、その試合に勝つ。どうやったらコイツに勝てるんだ? どうやったら面白くなるんだ?どうやったら自分がドキドキするのかな?って考えながら毎日暮らしていって、最終的に俺が全部勝てば、そのまま俺が優勝だと思うし。だから優勝したいから『G1』に出るんじゃない。『G1』に出てるヤツらが面白そうだから。それはベルトと一緒。この後楽園の2千何百人というお客さんであろうと、両国の1万何千人というお客さんだろうと、ドームの何万人のお客さんであろうと、見せるものは一緒。ドームの時だけ頑張って、小さなところでは頑張らない。東京は頑張るけど、地方は頑張らない。俺はそういう気持ちで毎日を過ごしてないから。どこでも全力で。
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