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新日本プロレスG1 CLYMAX2005:2005.08.08 横浜文化体育館
update:2005.08.11

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新日本プロレスG1 CLYMAX2005:2005.08.08 横浜文化体育館
第8試合 G1 CLYMAX公式リーグ戦・Aブロック 30分1本勝負
× 鈴木みのる(10分17秒、逆十字固めを返してのエビ固め)藤波辰爾 ○

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鈴木選手試合後のコメント
俺の言いたいことはリングの上で表現したぞ。なんだあれは?何がグレードワンだ!さっさと帰ってゲートボールでもやっとけ!あとよ、(相手は)まだ先輩だと思ってる。ハハハ。この業界、よくあることだから。相手もいい歳したおっさんなのにさ、俺はまだ先輩だから負けるはずが無いってどっかで思ってて、最後はジジィのごまかしでクルクルだ。よくあるパターンだよ。試合で負けたのは俺だよ、仕方ない。

俺もちょっとは期待してたよ。俺がデビューした年、1988年。その年ここで、同じ会場、同じ日の8月8日にアントニオ猪木と藤波辰爾っていう60分フルタイムの試合。あれを横で、俺はまだハナ垂れ小僧だったけど、それを横で見て涙が出るほど感動したし、これがプロレスだって思ったし。だけどそのかけらも感じなかった。時間が経ってるんだから当たり前だけど、あのときの藤波と今の俺の歳は同じ歳だ。あれから17年か。

ただ、いくつになったて、感じさせることはできるんだよ。俺はたくさんのそういう人たちと戦ってきた。腕が折れても戦っているオヤジも見てるよ。両目が開かないのに立ち上がってくるオヤジも見たよ。ばっくりまぶたの上が切れて、血だらけになっても向かってくるオヤジも見てるよ。現在の俺らの歳の一線級の中に入って、同じように馬鹿みたいにチョップを打ち合うオヤジもいるよ。情けないよ、情けない。俺がやる前に新日本のやつらがあいつを潰せよ。だから変わらねえんだよ。変えろよ。いつまでもこんなんじゃ面白くないよ。G1だからって魔力はないよ。それはみんなが見ていて気付くでしょ。G1だからってブランドに力はないんだよ。違うんだよ、これから作っていけばいいじゃねえか。このアホアホレスラーどもがよ。そいつらが頑張れば頑張るほど、俺は遊び場が増えるんだから。ちょっと頑張ってくれよ、今日みたいな勝ち方じゃなくてさ。という負け惜しみかな。

取材協力:格闘魂
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