第2試合 (5分2R) ヘビ-級トーナメント1回戦
×ティム・レイシック(1R 1分34秒、KO)マルセロ・タイガー○

今回はレシック選手は少々身体を絞って来た形で、少しシャ−プなっていました。相変わらずのバランスの良さが目立ち、離れても強いパンチが打てるし、冷静にタックルに行くし、足技もきちんとでき、バランスを崩さず、スピ−ドもあり、本当に安定した選手です。

それに対して初参加のマルセロ・タイガ−選手は前進するタックルで押し込んで来る力があり、それに併せての膝蹴りが自分のペ−スを作る上で良い形の選手でした。印象は押し込んで膝蹴りを突破口にして行くという感じです。腰、背筋力の上半身が強い選手なのでパンチも重かったようですし、然程、切れるタイプのパンチではないし、きちんとストレ−ト打てるタイプではないのですが、我流ながらもフック系のパンチが大変重かった様に見受けられました。序盤1分少々の所でレイシック選手がパンチの威力に物を言わせる事と、試合になれて来て組み合いの上手さ等から主導権を握ったかに見えたのですが、タイガ−選手のコ−ナ際から膝蹴りからパンチの連動の中で、レシック選手がキャンバスに倒れて行ったと、そこで梅木レフリ−がストップが入りタイガ−選手のKO勝ちという形になりました。まだまだ余力を残していたレイシック選手だけに、その後の展開を見たかったのですが、どちらにしろ、あのレイシック選手を倒したという事であるから、やはりタイガ−選手のポテンシャルの高さを見せ付けられた試合でした。

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