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國奥麒樹真 國奥麒樹真 / vsネイサン・マーコート戦 ■ 國奥麒樹真:とりあえず勝ててよかったです。ベルトを取れて本当に良かったと思います。 : 作戦は考えていましたか? ■ 國奥麒樹真:作戦は特にありませんでした。自分がいままでやってきたことをすべて出し切るように、最後まであきらめないようにするだけでした。 : 一年ぶりの再戦ですが、以前と違うところはありましたか? ■ 國奥麒樹真:チャンピオンがちょっと守りに入ってたかなという気がしました。テイクダウンは取られたんですけど、上になってからとか、(以前は)ぼくに反撃させる隙をあたえる間もなく攻撃してきたと思うんですが、今回はそれがなかったような気がしました。 : 鈴木選手がセコンドから声を出していましたが? ■ 國奥麒樹真:バッチリ聞こえました。1つ1つ確認しながらできるぐらい耳にバッチリ入ってきました。心強いですね。 : 試合後は何か言葉はありましたか? ■ 國奥麒樹真:試合後ですか?「おめでとう」って。・・・船木さんも鈴木さんもみんなが取ったベルトを僕も巻けたということで、心の中はものすごくうれしいです。だから鈴木さんもきっとうれしいと思うんで、同じベルトを取ったということで。 : 対抗戦がありましたが、その結果が試合に影響しましたか? ■ 國奥麒樹真:それは僕の試合に関しては関係なかったと思います。自分のことだけで精一杯だったんで。 : リング上でビールを飲んだのは初めて? ■ 國奥麒樹真:そうですね。びっくりしましたけど。お祝い事ということで。・・・でもあそこの場所にぼくがいれてよかったです。高橋さんが勝って、ぼくが勝ってもちろんああいう形になったと思うんですが、2人がいれて良かったと思います。もっと言えば、全員が勝って全員でリングの上でやりたかったなという気持ちですね。 : 旗揚げ時のメンバーが2人揃ってベルトを巻いたことになりますね。 ■ 國奥麒樹真:そうですね。・・・そういうことですね。 : 次の大会から、新体重階級制がスタートしますが。 ■ 國奥麒樹真:(体重を)落としてくる選手がいたら、またそこで激戦になると思うし・・・それを迎え撃つという形になると思いますけど、まだ先のことはよくわからなくて、今どうこうっていうのは今なしにして。今日勝ててよかったなと。 近藤有己 近藤有己 / vs郷野聡寛戦 : 本当に2倍強くなったという感じがしました。 ■ 近藤有己:冷静に振り返ってみたらスタミナがついてました。1Rで相手はスタミナ切れていたんで、最後の方は。4回くらい投げられましたけど、あれが逆に郷野さんのスタミナを奪ったというか、倒されても自分は諦めずにいったら、向こうのスタミナが切れるって結果になりました。この辺が勝負の分かれ目じゃないですか。特にいい打撃が入ったわけでもなかったし。 : 徐々に消耗していってる感じがあった? ■ 近藤有己:ありましたね。 : きょうの作戦は? ■ 近藤有己:全くなしで、とにかく自分が不利な状態にならない、不利な状態になりそうになったら動く。きょうはそれができたんじゃないかと思います。本当は投げられたくなかったんですけど、投げられてから考えて動いたということです。 : 対抗戦2敗の後の勝利は? ■ 近藤有己:やっぱりうれしいです。(負けられないという気持ちは?)半々ですね。今回の試合でイメージしたのはどうやって勝つとか、どうやって負けるってことではなくて、負けたらどうなるんだろうとか、勝ったらどうなるんだろうとか、不安な部分でのシミュレーションみたいなことばかりで、きのう我に返ったら「おれ、試合のシミュレーション全然してないぞ」って。そういう意味でプレッシャーはありましたね。プレッシャーを上手く自分で作用させてるなって、精神的な部分での成長を感じて、きょう勝てたんでちょっとだけ確信に変わりました。 : いつもは出鼻でバーンって行きますが、きょうはスロースタートって感じでしたね。 ■ 近藤有己:始まってバーンって行くのがUFCの時に行きすぎて、自分は距離とって打ち合う練習もしているんで、それを出したいなと思っていて、それが前回のパウロ戦では出来なかった。きょうは郷野さんがタックル来なかったというのもあると思うんですが、パウロ戦ではそこで取られて逆につぶされてしまった。まだまだ思いっきりバーンって行く時もあると思います。 : これで菊田さんとのタイトル戦が見えてきましたが。 ■ 近藤有己:そうですね。もうそういうことになったら面白いんじゃないですか。正直、UFCに挑戦したいなっていうのがあります。パンクラスの中での闘いもそうですけれども、UFCで自分がやり残したことがたくさんありますので。ただ行っただけになっていたんで。個人的にはそっちを優先したいと思います。「アメリカのUFCに近藤有己ここにあり」みたいなモノを出したいっていうのがあります。(菊田戦は)会社に任せます。自分はパンクラスの選手ですから、求められる試合をしたい。 : 郷野選手の実力はどう感じましたか? ■ 近藤有己:(上を仰いで)ちょっと夢中だったんで、振りかえってみていいですか?(笑)パンチは結構自分の方が当てられたと思います。(郷野選手の)肩パンチは人に聞いたら、たいしたことないって聞いてたんですが、自分結構きましたね、効きますね。自分はこういう組み合う間があって、打ち合う間があるっていう試合は初めてですね。ただ決めどころ、捉えどころの間は今回自分で成立してたなと思いますね。 : 2Rめから行けると思いました? ■ 近藤有己:2R終わった時に、一瞬行けるかも知れないと思いました。守りに入ってしまいそうな自分との闘いでしたね。3Rを上手くこなして判定で拾おうっていう自分との闘いだったと思います。お客さんが喜んでくれてうれしかったです。郷野選手があれだけパンクラスのことを非難ていうか、馬鹿にした発言が多くて、それに対する悔しさを晴らしてくれたっていう部分で(お客さんが)喜ぶのは、今回が最後にしてほしいですね。自分たちの闘いは憎しみ合いじゃないので。 菊田早苗 菊田早苗 / vs渡辺大介戦 ■ 菊田早苗:あーびっくりした。 : 何にびっくりしました? ■ 菊田早苗:何が起きたのかわからなかった、最初。来ると思わなかった。絶対こないと思ってた。自分が打撃に行こうと思ってたんで、ああっと思ってたらコーンって来ちゃった。ああびっくりした。 : 軽く倒れた感じだったんですが、結構効いてましたか? ■ 菊田早苗:うーん、別にいまは足もふらついてないんで、瞬間でカーンって来ちゃったじゃないですか。なかなか立てなおすのもたいへんですね、1回食らっちゃうと。口の中もちょっと切れましたけど。ま、いろいろありましからね、やってれば。こんなことも。大丈夫です。打撃は当たっちゃうこともあるんで…。バーンとあたって最初びっくりして、倒れちゃうことってあるじゃないですか。そこからは立てなおせるんですけど、まさかああいう風に自分が下になると思わなかったから。 : 倒れた後は冷静に… ■ 菊田早苗:寝技でいっちゃえば別にどうってことないんで。 : きょうの渡辺選手は? ■ 菊田早苗:違ってましたね、完全に。痺れましたね。正直いってあそこまでは根性ないと思ってたんだけど、凄い。僕は思ったこと出来なかったんで、結果はすぐ終わっちゃったけど、反省です。ちょっと(佐々木選手の)セコンド行きます。 |