第2試合 ミドル級 (5分3R)
×三崎和雄(3R 5分00秒、判定)クリス・ライトル○

久しぶりの試合という事でライトル選手に試合前に聞いたのですが、控え室では随分落ち着いていまして、彼の目の先には、この日行われたミドル級のタイトルマッチの挑戦権というのが十分あっての来日という事もあるし、その中で今年の若手の台頭ナンバー1だろうというNBTの優勝者である三崎選手をどう退けてミドル級挑戦権を得ていくのか、という所に注目していました。それに対して三崎選手、私はこの選手の何が良いかというと、必死さです。必死さの中に物凄い高い集中力を持って闘っているという事、基本に忠実であるという事です。良いお手本の先輩を何人も目の当たりにして、素直にそれを純粋に受け継ごうとしている、その部分の素直さというのが合間って今年の後半から台風の目になりつつあった闘いがファンの感心を引いたポイントだったと思います。

試合の方は3Rフルタイムの判定3-0でライトル選手の勝利でした。ラウンドの進んだ後半少し経験値の差が出てきてるなという感じで、細かい良いパンチを少しづつ三崎選手がもらって行くイメージでした。試合を上手く自分の形にのせていくというところでは後1〜2試合位評価を高める様な試合をしてタイトルマッチに繋げて行きたいなと思います。三崎選手は後半少し押されたというところの詰めの甘さを来年の前半の目標にして三崎旋風を3年掛かりで自分をスターダムに押し上げて行くような、そんな来年1年に繋げてもらいたいなと思います。

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