第5試合 ミドル級戦(5分3R)
○ネイサン・マーコート(1R 0分29秒、TKO)三崎和雄×

今回の後楽園大会最短の29秒で終ってしまったのですが、三崎選手の前へ出て来る勝ち気の試合の取り組み方は大変好感が持てました。逆にこれでマーコート選手と良い試合をして、國奥選手に挑戦状を叩きつけていという若武者の勢いひしひしと感じられる立ち合いでしたが、コロラド・スターズのネイサン・マーコートの上手さと言うんでしょうか、技術的な高さ。三崎選手のスタンドレスリングに対してきっちりとそれを封殺して、そこから半ば強引と思える所から投げていきました。それに慌てて三崎選手は不運にも手を付いて右肘脱臼という形で試合が終ってしまいましたが、投げもまた大きな武器であるという所を垣間見させてもらいました。打撃良し、組んで良しといのはそういう所だと思います。一番初めの取っ掛かりが上手く行かないとその後の寝技というのは沈滞してしまいます。その様な所を学んでもらいたいと思います。流石にチャンピオンだっただけにGRABAKAの勢いも完全に完封してしまった、というところだと思います。これに因ってマーコート、國奥の再々戦を見たいなと思います。今度はこの勢いからするとマーコート選手やや有利ではというところです。

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